詳しいルール
ハースストーンのルールは簡単なものばかりですが、複雑な動き方をするカード同士の処理となると、カードを出したらどうなるのか迷ってしまうこともあります。この詳しいルールでは複雑な処理の中身がどうなっているのかを解説します。
- ゲームの基本的な仕組みについては、「初心者向けルール」「アビリティ」などを参照してください。
- 特定のバグを探している場合は、https://github.com/HearthSim/hs-bugs/issues (英語サイト)を参照してください。
はじめに
ここに書かれている情報は調査によって得られたもので、ハースストーン公式によって発表されたものではありません。アップデートによって内部処理が変更されたりその他予期しない理由によって処理が変更されることも十分に考えられます。あらかじめご了承下さい。
参考資料
呪文の解決
呪文の解決の順序は以下のとおりです。
- 使用フェイズ。(マナ・ワーム/Mana Wyrm、クエスト中の冒険者/Questing Adventurerの能力が解決される)
- 呪文効果発動フェイズ。(その呪文のテキストに書かれている効果を発動する)
- 呪文後フェイズ。(熱狂する火霊術師/Wild Pyromancerやフレイムウェイカー/Flamewakerの能力が解決される)
ケーススタディ
- 使用フェイズ。なにもなし。
- 呪文効果発動フェイズ。蜘蛛に2点のダメージを与える。
- すると、蜘蛛は破壊されて2体の子グモを生み出す。
- ナイフ・ジャグラーのトリガーが発動する。ジャグラーのナイフによって2点のダメージが発生する。
- 注意:ナイフによって火霊術師が死んでしまうと、処理はここで終わる。
- 呪文後フェイズ。火霊術師によって全体に1点のダメージ。子グモは死ぬ。
ミニオン召喚の解決
ミニオン召喚時の解決の順序は以下のとおりです。
- 使用フェイズ。(クエスト中の冒険者/Questing Adventurer、死体花シェラジン/Sherazin Corpse Flower)
- 召喚フェイズ。(飢えたハゲタカ/Starving Buzzard、マーロックのタイドコーラー/Murloc Tidecaller)
- 雄叫びフェイズ。(召喚したミニオンが雄叫びを持っていれば解決される)
- 秘策起動フェイズ。(相手の秘策がミニオン召喚をトリガーにするなら発動し解決される)
- 召喚後フェイズ。(《ナイフ・ジャグラー/Knife Juggler》、ソード・オブ・ジャスティス/Sword of Justice)
ケーススタディ
- 使用フェイズ。なにもなし。
- 召喚フェイズ。なにもなし。
- 雄叫びフェイズ。雄叫びの効果で不安定なグール/Unstable Ghoulに2点のダメージ。グールは破壊される。
- グールの断末魔で全体に1ダメージ。
- 左のグールがダメージによって破壊され、断末魔発動。さらに全体に1ダメージ。
- 真ん中の《マッドサイエンティスト/Mad Scientist》が合計2ダメージによって破壊され、断末魔発動。
- 注意:この秘策が鏡の住民/Mirror Entityだった場合、次の秘策起動フェイズで鏡の住民/Mirror Entityが発動する。
- 秘策起動フェイズ。相手が鏡の住民/Mirror Entityをセットしていれば、それが解決される。(ダメージを2負った状態のストームパイクのコマンドー/Stormpike Commandoが召喚される。)
- 召喚後フェイズ。なにもなし。
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