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歴史/宇宙とアゼロスの成り立ち

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宇宙とアゼロスの成り立ち

タイタンと宇宙

宇宙がどのようにして出来たのか誰も知らない。あのタイタンですら。
惑星魂(World-soul)タイタンは金属の肌と山のような巨体を持った神のような存在で、宇宙に秩序をもたらす事を目的としている。タイタンはパンテオン(the Pantheon)というタイタンのエリート集団により治められていた。
タイタンたちは混沌とした生まれたばかりの宇宙に何百万の惑星を創造した。そしてその惑星がタイタンの介入無く秩序を保つように種族を創造し、役割を与えた。
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パンテオンのリーダー的なおじいちゃんAman'Thul

偉大なる戦士の堕落─焦熱の軍団の誕生

パンテオンは捻れし冥界から生まれ、破壊の限りを尽くす悪魔に悩まされていた。そしてパンテオンは悪魔を倒し宇宙を守る役割をタイタン最強の戦士サーゲラス(Sargeras)に与えた。サーゲラスは何百何千年もの長い間悪魔と戦い続けた。ずっと戦い続けた。
ある日、いくつかの悪魔がフェルとは違う力を使っていることが分かった。それがヴォイドの力である。悪魔よりも悪意があり、強大で脅威となりうる者の存在を疑いはじめていた。
疑念を持ちながらも戦い続けたサーゲラス。殺したはずの悪魔が復活していることを発見した。自分が戦っている悪魔は捻れし冥界にいる悪魔の言わば影に過ぎず、悪魔が本当に死ぬことができるのは捻れし冥界だけだと知った。そして倒した悪魔を収容する惑星、マルダム(Mardum)を作った。
パンテオンは減るどころか増える悪魔に疑念を抱き、悪魔との戦いの助けとなるようアグラマー(Aggramar)を遣わせた。アグラマーはサーゲラスの戦いの助けとなり、アグラマーはサーゲラスの信頼できる仲間となった。アグラマーの加勢により悪魔との戦いに少しは余裕ができ、捻れし冥界について学ぶことができた。
サーゲラスとアグラマーはより効率的に悪魔と戦うため別々に行動することにした。その間サーゲラスはヴォイドロード(the Void Lords hsの《ヴォイドロード/Voidlord》とは別の)存在と計画について知った。ヴォイドロードは凶悪な旧神を生み出し、宇宙に放っていた。旧神は惑星魂を蝕み、その惑星魂から生まれるタイタンはダークタイタンになりパンテオンと敵対する恐れがあった。サーゲラスはその発見に憤慨し、最悪の事態になる前に蝕まれた惑星魂から生まれた新生のタイタンを殺した。
そしてパンテオンに報告したが、他のタイタンたちは殺す他に方法があったはず、とサーゲラスを非難した。サーゲラスは自分の行動の正当性を訴えたが、他のタイタンが考えを変えることはなかった。サーゲラスは他のタイタンたちが自分と同じ見方をすることができないと知り、失踪した。タイタンの勇者がもう帰って来ることはなかった。
サーゲラスは一人で瞑想した。恐怖、疑念、疲労、絶望、疑念、絶望、恐怖、疑念、絶望...........そしてヴォイドロードから宇宙を救うには根本的に欠陥があるタイタンの創造を無に帰すことが解決策という結論に至った。サーゲラスはマルダムを打ち砕き、収容されていた悪魔を解放した。ほとんどの悪魔たちは邪悪な存在となったサーゲラスに従った。サーゲラスの頭には角が生え、怒りの炎を噴き出し、背中には一対+ の羽。タイタンの勇者の見る影もなくなってしまった。
そして焦熱の軍団が誕生した。
アグラマーはサーゲラスの裏切りと焦熱の軍団に気付き、パンテオンに報告した。駆けつけたタイタンたちと焦熱の軍団はニヒラム(Nihilam)という惑星の近くで睨み合っていた。タイタンたちは「アゼロスというヴォイドロードに対抗しうる強力なタイタンがいる」と説得を試みたが効果は無かった。アグラマーもサーゲラスを説得しようと昔2人で戦った栄光の話を聞かせた。しかしサーゲラスは自分なりのやり方で事を決した。アグラマーを殺したのである。パンテオンはこのサーゲラスの無慈悲な行動に憤慨しサーゲラスに全面攻撃を行ったが、堕ちたサーゲラスのフェルの力により敗北した。
サーゲラスの正義のために焦熱の軍団は多くの惑星を破壊し、多くの命を奪うことになるだろう。
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サーゲラスのbefore after

追放されし者たち─ドラナイとエレダー

アルガスエレダー、後のドラナイの故郷であった。エレダーはアーキモンド(Archimonde)、キルジェイデン(Kil'jaeden)、そしてお馴染みヴェレンにより治められる、知的で高貴な種族だった。焦熱の軍団になるまでは。
ニヒラムの戦いでサーゲラスは焦熱の軍団の問題に気付いた。悪魔たちは戦略的な戦いをすることができず、その力を最大限に活かしきれていなかったのである。サーゲラスは知的で悪魔を指揮できる者を探していた。そしてアルガスで求めていた条件を満たす種族を発見した。サーゲラスはアーキモンド、キルジェイデン、ヴェレンに宇宙の種族の統一とエレダーをより高次の種族にするという名目で焦熱の軍団に入ることを持ち掛けた。アーキモンドとキルジェイデンは焦熱の軍団に入り、エレダーたちも悪魔となった。しかしヴェレンだけはサーゲラスの陰謀を見抜いていた。ヴェレンは神聖なナールの導きに従い、少数のエレダーを連れ宇宙船でアルガスを脱出した。そしてドラナイ(追放されし者)と名乗った。
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この宇宙船で迷うことなく彷徨ってました。

アゼロスの成り立ち

時間を少し戻してニヒラムの戦いの前。サーゲラスの裏切りなど知らないタイタンたちは惑星を形作り、秩序をもたらしていた。そしていつかその住民によりアゼロスと名付けられるであろう惑星を発見した。アゼロスにはタイタンに敵対的なエレメンタルたちがいた。そのエレメンタルは旧神を崇め、エレメンタルロードの4体炎の王ラグナロス風の王アラキア潮流の狩手ネプチュロン、大地の母シェラゼン(Therazane)が率いていた。タイタンはエレメンタルと旧神を倒し、エレメンタルロード達を精霊界へ、旧神達を地下の奥深くへ封印した。エレメンタルがいなくなり平穏になったアゼロスにタイタンたちはドワーフ(このときは土や石や鉱物でできていた)、ノーム(メカのような姿)、巨人の祖先を創造した。そして一つの大きな大陸、カリムドール(Kalimdor 現在の西の大陸カリムドールとは別)を創り、自然豊かに、生命が栄えるように久遠の聖泉(Well of Eternity)を大陸の中心に創った。

トリビア

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暴れ回るエレメンタルロード

世界の守護者の誕生

アゼロスには原始的なドラゴン(現在はプロトドラゴンと呼ばれている)が生息していた。彼らは群れを率いるリーダーを中心とした社会的な生活を送っていた。しかし始祖竜ガラクロンド(Galakrond)が共食いによって異様な力を付け、群れの均衡は崩れる事になる。ガラクロンドに食われたプロトドラゴンはアンデッドドラゴンとなり、ガラクロンドの手下になった。ガラクロンドの支配から抜け出すべく、プロトドラゴンの群れは連合軍を結成する。そして幾度かの対決の後、ウォッチャー(タイタンが生み出した世界の監視者)の援護を受けた5体のプロトドラゴンはガラクロンドの喉に大岩をねじ込み、窒息死させて勝利を得る。
ウォッチャーはアゼロスを守る覚悟を決めたこの5体に永遠の命と世界を守る力を与え、世界の守護者(ドラゴン・アスペクト)に任命した。
それぞれ《アレクストラーザ/Alexstrasza》には全ての生命を守る力を、《イセラ/Ysera》エメラルドドリームを守る力を、《マリゴス/Malygos》には呪文や魔法の莫大な知識と力を、《ノズドルム/Nozdormu》には未来過去を監視するための力を、ネルサリオン(後の《デスウィング/Deathwing》)には大地と地底を守る力を与えた。またアレクストラーザにドラゴンクイーン(Dragonqueen)として全てのドラゴンを束ねる役割を与えた。
第二のガラクロンドが現れないよう、共食いによってドラゴンが力を得ると言う知識はアスペクト達によって闇の中に葬られている。
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ガラクロンドとの決闘

原始世界の戦争

久遠の聖泉は生命の進化のサイクルを加速し、すぐに知性を持った種族が現れた。原始のアゼロスで最初に栄えた種族はトロルだった。トロルは多くの部族を形成し、特に勢力が強いものが、ザンダラリ(Zandalari)、ドラッカリ、アマニ、グルバシ([[1/5>]]2/32/7のあれ)で、帝国を築いていた。トロルたちは部族に関わらず、ロア(Loa)と呼ばれる野神を崇拝した。最も勢力の強いザンデラリは神聖な山脈ザンダラ(Zandalar)に帝国を建てた。
ある日、ザンダラで休眠中のキティックス(Kith'ix)というクラクシがトロルにより発見された。トロルたちはキティックスをロアだと思い、再生の儀式を行った。それにより目覚めたキティックスはその場にいたトロルを殺し、旧神の封印以来地中で休眠していたクラクシと共に地下にアキリ帝国(aqiri empire )を築き、旧神の復活のためトロルの文明を滅ぼそうとした。アキリはトロルの土地を襲い始めた。
本来排他的で同じ部族でしか仲間意識を持たないはずのトロルはこれに対し、ザンデラリ、ドラッカリ、アマニ、グルバシでズルの帝国(Empire of Zul)という連合を組み、アキリに対抗した。トロルの司祭たちは野神の加護を得ることに成功した。これによりトロルはアキリの侵攻を食い止め、アキリに全面戦争を仕掛ける事にした。ザンデラリの指揮によりトロルは戦略的に動いた。ドラッカリは改造されたトルヴィアのオブシディアン・デストロイヤー/Obsidian Destroyerに守られた北部のアキリの植民地に攻め込んだ。アーンキラジ要塞の軍勢とグルバシの戦いでグルバシは激しい攻撃をした。アマニはリーダーキティックスと戦っていた。キティックスを討ち取ったアマニはその後もトロルの中で一目置かれることになった。戦争の後勝利したトロルは多数の国や村を作り上げ、支配地域は大陸全土に及んだ。敗北したアキリは、北部のネルビアン、南西部のキラジ、南部のマンティッドを含む多数の国や群れに分裂した。
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ザンデラリの首都。

肉の呪い

タイタンによりウルドゥアー(Ulduar)に封印されていた旧神ヨグ=サロンはタイタンの創造した種族を堕落させやすくするため呪いをかけた。それが肉の呪い(Curse of Flesh)である。
肉の呪いは鉱物でできた体を血肉に変え、タイタンの命令に従うロボットのような種族に自由意思を持たせた。そして呪いは次の世代まで続いた。
肉の呪いはタイタンの創造した地底を形作る石の種族アースン(Earthen)はドワーフに、アースンを創るときの失敗作ストーントログはトログに、屈強な鉄の種族アイアンヴライクルはヴライクルにまた後のヒューマンに、ミミロンが創った機械種族メカノームはノームに、後のパンダリアを形作るモグは怒りや欲望を感じるように、石のケンタウルスのようなトルヴィアは猫科のケンタウルスのような種族に変化させた。巨人だけはあまり効果が及ばず、今まで通り命令を全うしている。
皮肉なことに後の時代に旧神を討伐したのは呪いにより自由意思を持った種族であった。
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肉の呪いが戻ったトルヴィアと肉の呪いにかかったトルヴィア

百王の時代とパンダレン革命

本来モグは後のパンダリアの地形を形作るタイタンに従順な石の種族だった。しかし肉の呪いにより死や病に脅かされるようになった。自由意思を持ったことで欲望、怒り、恐怖、プライドが生まれた。モグたちは統率がとれなくなり、やがて力を持ったモグ同士で戦いが起こるようになった。そして、「百王の時代」は始まった。
その時代、将軍の子として生まれたレイ シェン(Lei Shen)は幼い頃から力やハングリー精神を養い、成長してからその戦略眼を発揮した。レイシェンはタイタンキーパーを捜した。何年もの捜索の末タイタンキーパーにして「嵐の主」ラー(Ra)を見つけ出した。そしてレイシェンはラーから嵐の力を奪った。
雷帝。そう呼ばれたレイシェンの力に敵う者は居なかった。その軍は全てを踏みにじり、奪い取った。敵を一つ一つ潰し、味方に引き込めるものは配下にした。レイシェンはモグを統一し強大な帝国を作った。帝国はパンダリアの他の種族を支配し、奴隷にした。
その後何世代にも及ぶモグの繁栄と支配が続いた。しかしそれは突然崩れる事となる。そのときのモグの皇帝は他のモグより独裁的で奴隷が自分の気分を害する事をすればその子供をモンスターの餌にするという罰を行っていた。パンダレンのカン(Kang)もその被害者の一人だった。カンの息子はこの罰により死んでしまった。息子を失ったことで強い悲しみとモグへの怒りを感じた。そしてカンは気付いた。多くの奴隷を持っていることはモグの強みであり弱みである、と。実際モグの帝国は奴隷労働に依存し過ぎていた。
カンはモグへの反乱を計画していた。それには大きな力が必要である。しかし奴隷が武器を持つことは厳しく取り締まられ、不可能に近かった。そのためカンは「己」を武器にした。ダンスと言ってモグをごまかし、隠れて鍛練していた。その技を体得したカンは他の奴隷にも教えた。これがパンダレンに今日まで伝わるモンクの始まりである。
パンダレンの間にモンクが広まり始めた頃、モンクはパンダリア北部の山クン・ライ(Kun-Lai Summit)の頂上に小さなモンクの修道院を建てた。そのときレイシェンの時代に投獄されていた白虎の野神ズシェン(Xuen)を発見した。ズシェンはモンクに多くの教えを説いた。そして革命の準備が整った。
パンダリア革命の第一歩はモグが生き物を創るときに利用していたアーティファクトナクラシャのエンジン(Engine of Nalak'sha)をモグから奪い取った。その勝利はモンクの士気を高めるとともに、猿のようなホーゼン、賢い魚人のジンユー、グルーム(Grummle)、トーレンと同じ祖先を持つユンゴル(Yaungol)などのパンダレン以外の種族が反乱に加わった。
帝国は連絡網の大部分を担っていたグルームが居なくなり、帝国は混乱していた。ユンゴルは帝国に攻撃を仕掛け、大きな損害を与えた。ホーゼンはモグの要塞に忍び込み、要塞を無力化した。水の霊と話し、未来予知ができるジンユーはいつどこで攻撃し、退却するかを的確に指示した。
そして反乱軍はモグ帝国に全面戦争を仕掛けた。奴隷が居なくなったことによる混乱と反乱軍の攻撃により弱まったモグは反乱軍に敗北した。モグの皇帝は殺害され、他のモグは降伏し、逃亡する者もいた。
その後自由を得た種族たちの繁栄の時代が始まった。パンダレンは国を作った。しかしモグとは違い、正義、知恵、慈悲に基づいて治められた。パンダレンはパンダリア同士はもちろん、異種族間での平和にも尽力した。
パンダリアは平和であった。
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怪物連れる、嵐と稲妻
奴はレイシェン、雷帝レイシェン...─探話士チョー

星の子たち─ナイトエルフと久遠の聖泉

大陸の大部分を征服したトロル。多くの部族が存在し、その中にはダークトロルと呼ばれる部族がいた。ダークトロルは昼光を嫌い夜行性の部族で、その習慣は肌の色を青から灰色に変えた。他の部族の争いには無関心で交流もほとんどの無かった。アマニやグルバシとは違い自然とのつながりを求めた。
ダークトロールは[[ドライアド>種族#Cenarius' Children]]やフェアリードラゴン/Faerie Dragonと出会いながら大陸を移動し、ついに大陸中央部の久遠の聖泉に辿り着いた。ダークトロルたちは泉のほとりに村を作った。泉の力は何世代にも渡ってトロルたちを変化させた。背は高くなり、肌は灰色から紫へ。知的で高度な種族、即ち [[ナイトエルフ>種族#Night elf]] となった。彼らはトロルの伝統を捨て、月の女神エルーンを崇拝し始めた。ナイトエルフたちは昼間はエルーンが泉の底に眠っていると信じている。エルーンとの交信や泉の周りの奇妙な人工物を調べるうちにカリムドールという大陸の名などの知識を得た。そして自らたちを「星の子」の意、カルドレイ(kaldorei)と名乗った。
好奇心旺盛なナイトエルフたちは泉について調査を始めた。社会が成長するにつれ、大陸を探検するようになった。セナリウスらハイジャル山(Mount Hyjal)の野神に出会い、自然について教わった。セナリウスは好奇心旺盛なナイトエルフを気に入り、彼らが自然と調和し自然の世話人になることを願った。
ナイトエルフの女王アズシャラ(Azshara)と忠誠を誓った貴族ハイボーン(Highborne)は泉を研究していた。そして泉の力を操る魔法を発見し、さらなる研究と調査を行った。
ナイトエルフたちの国は文化的にも領土的にも拡大の一途を辿った。それはトロルの2大帝国アマニとグルバシを超える規模となった。魔法を操るナイトエルフはトロルの帝国を脅かした。未知の力に勝つことはできず、たった数年のうちにアマニとグルバシの領土もバラバラになった。
一方アズシャラ女王とハイボーンの魔法は大きな創造あるいは破壊を起こすことができた。セナリウスとナイトエルフの知恵者はその力の乱用は災害を巻き起こすだけだと警告した。実際に女王とハイボーンによる魔法の乱用は捻れし冥界の悪魔に感知されていた。
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wowでのセナリウス。

最後の皇帝

パンダレンの国の皇帝シャオハオ(Shaohao)の時代。ある日シャオハオはある偉大なジンユーの水話士に不吉な預言を聞いた。魔術師の国が泉から悪魔を呼び出し、緑の隕石が降り注ぎ、世界の分断が起こる、つまり古代戦争についての預言であった。
それを聞いたシャオハオは翡翠の神蛇ユロン(Yu'lon)がいる山に登り、教えを求めた。ユロンは魂を浄化し大地と一体になれ、と言った。シャオハオはその答えに戸惑ったが、その山にそれ以上の答えはなかった。
山を下り、友でホーゼンのモンキーキング(The Monkey King)に相談した。モンキーキングは竹でできた奇妙な疑念の仮面(Mask of Doubt)を着けるように言った。シャオハオが仮面を着けるとシャオハオの中の疑念の感情が実体化した。それが疑念のシャー(Sha of Doubt)である。シャーは負の感情が実体化した悪霊で、タイタンがアゼロスを創っていた時代にアマンツル(Aman'Thul)によって殺された[[ヤシャラージュ>放たれし激昂ヤシャラージュ/Y'Shaarj, Rage Unbound ]]の残留思念とも言うべきもの。シャオハオは自らの疑念から生まれたシャーを倒した。そしてシャオハオはユロンの言葉の意味を悟り、すべき事を知った。魂の浄化、つまり自分の負の感情、疑念、絶望(Despair)、憤怒(Anger)、恐怖(Fear)、憎悪(Hatred)、暴力(Violence)のシャーを倒し、封印する旅が始まった。翡翠の神蛇ユロン、白虎ズシェン、赤の鶴チ=ジ、黒の牡牛ニウザの寺院を訪れ、モンキーキングの助けも借り自分の中から負の感情を追い出した。
負の感情を追い出したシャオハオ。皇帝として国を守り続けた。その目には一切の疑惑も絶望も無かった。ある日、空が緑の炎に燃えているのを見た。戦火はそこまで迫っていたのだ。シャオハオパンダリアと一体となり、魔法の霧で覆い、守った。その後平和になったパンダリアに皇帝は必要無くなったため、シャオハオが最後の皇帝となった。シャオハオはパンダリアを、そしてパンダレンを「誇り」に思っていた。
霧が晴れるまでの数千年間皇帝の意思はパンダリアを護り続けた。あるいは他のものなのか。
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シャオハオとモンキーキング

抵抗─古代戦争前編

アズシャラ女王らの魔法の余波を感じとったサーゲラス。それによりサーゲラスはアゼロスを見つけてしまった。しかし遠くにあるアゼロスに行くためにポータルをアゼロス側から開く必要があった。そのためサーゲラスはハイボーンのサヴィアス(Xavius)と交信した。アズシャラやハイボーンたちはサヴィアスは神の声を聞いたと信じ、やがてサーゲラスを崇めるようになった。そしてサーゲラスら焦熱の軍団がアゼロスに来られるよう久遠の聖泉の力を利用し泉をポータルに変えてしまった。
サーゲラスはまずアゼロスに猟犬使いハッカー(Hakkar the Houndmaster)と恐ろしい悪魔の犬フェルハウンド(こんなやつ)を送り込んだ。フェルハウンドはハイボーン以外の魔法使いをその触手で襲い、マナを吸い肉を貪った。それ見てアズシャラらはサーゲラスと焦熱の軍団の力を再確認した。
その後焦熱の軍団の主要部隊が送られた。戦闘好きで無謀だが愚かではなく指揮に忠実な悪魔の兵士フェルガードや狡猾で両手武器を使うエレダーラスガードによる虐殺と破壊、一対の羽を持つドゥームガードと羽と胴体にもう一つの顔を持つテロガードによる空からの戦いの監視と焦熱の悪鬼の召喚で戦況はさらに悪化した。ゆっくりとでも確実にエルフの国を侵略していった。
それに対して勇敢で熟練のエルフの将軍カルサロス(Lord Kur'talos Ravencrest)はハイボーンでないナイトエルフを抵抗軍カルドレイ・レジスタンス(Kaldorei Resistance)に集めた。その中には3人の若いナイトエルフがいた。ドルイドの素質を持つマルフュリオン・ストームレイジ、その弟で無謀な魔法使いイリダン・ストームレイジ、エルーンのプリーステスティランダ・ウィスパーウィンドである。3人は三角関係だったが、ティランダの心は外側から力を求めるイリダンより己を鍛練し力を得るマルフュリオンに傾いていた。ティランダとマルフュリオンの間に芽生える恋にイリダンは憤慨していた。
マルフュリオンたちは他種族の協力が必要だと訴えたがカルサロスは認めなかった。しかし他種族の協力が必要なことはすぐに浮き彫りとなった
ポータルからより強力な指揮官と部隊、分析と戦術の天才アーキモンドとそれに指揮された残忍で野蛮なマノロスたちピットロードが送り込まれた。
マルフュリオンはエメラルドドリームからポータルに干渉しようとした。その途中魔法によりエメラルドドリームの中のものを見ることができるサヴィアスと戦い、殺した。
アズシャラは抵抗を終わらせるためカルサロスを暗殺させた。カルサロスの後継者デスデル(Desdel Stareye)カルサロスに代わりレジスタンスのリーダーを務めた。デスデルはまったくの無能であったが、他種族に協力を求めることを許可した。主に大地と山のトーレンがレジスタンスに参加した。その後にはファーボルクやドワーフの祖先も参加している。デスデルは戦術面でも役立たずで、少しの仕事をした後、マイエヴの弟ジャロード・シャドウソング(Jarod Shadowsong)が引き継いだ。
泉の力に依存したイリダンは魔法中毒に苦しんでいたがティランダにより自分自身を抑制できていた。一方セナリウスの援助によりサヴィアスとの戦いから回復マルフュリオン。ドラゴンに協力を求めた。その結果レッドドラゴンのコリアストラズ(Korialstrasz)の助けを得た。その途中ハッカーに遭遇したが、倒し捻れし冥界に帰すことができた。
ジャロードがトーレンたちと悪魔に抵抗していた時、野神が森から現れ、戦いに加勢した。熊の神ウルソック(Ursoc) とウルソル(Ursol)、鳥の神アヴィアナなどが悪魔に殺されてしまった。その喪失に激怒したセナリウスは無謀ともいえるほど悪魔と戦った。セナリウスは殺されかけたが、その父[マローン>マローン/Malorne]]によって助けられた。マローンは悪魔を皆殺しにする仕事を行い、そしてアーキモンドと戦った。強大な力を持つアーキモンドにマローンでも敵わず殺されてしまった。
高貴な白いムースエチェロ(Eche'ro)が悪魔との戦いで重症を負った時トーレンのリーダーハーン(Huln highmountain)が助けた。この出来事によりセナリウスはトーレンを祝福し、エチェロの角(Horns of Eche'ro)を与えた。
殺されたサヴィアスはサーゲラスに有用性を認められサテュロス(satyr)というヤギのような悪魔に変身させて蘇らせられた。
ドラゴンが到着し、レジスタンスに加わった。ドラゴンの戦力は規格外で自体は好転すると思われた。しかしネルサリオンがドラゴンアスペクトの力を注入されていたドラゴンソウルを自分と旧神のために解き放った。ネルサリオンは今や旧神の配下となっていたのだ。ネルサリオンは大地の守護者故に大地と密接に結び付き大地を重く感じ、大地が傷付くたび耐えがたい痛みを味わうようになった。そして永遠の命を得たためこの苦痛は終わらないことに気付いた。そんな精神がひどく弱った状態のネルサリオンが地下に封印された旧神に無意識に接近してしまえば精神を蝕まれるのは当然ともいうべき結果である。
マルフュリオンはこの戦いを終わらせるため魔法の源であり悪魔を呼ぶポータルである久遠の聖泉を破壊することを提案した。ティランダはセナリウスとその仲間に泉を襲ってもらうよう頼んだ。
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セナリウスとマノロス

イリダンの裏切り─古代戦争後編

泉が破壊されると魔法が使えなくなると知ったイリダン。マルフュリオンの計画を阻止するためハイボーンに加わり警告した。しかしイリダンにはイリダンなりの「計画」があった。
その間ティランダはサヴィアスに捕らえられていた。マルフュリオンとナイトエルフの若い射手はサテュロスと戦い、殺したが、ティランダを取り戻すことはできなかった。
ネルサリオンはドラゴンソウルの強大な力により体が引き裂かれたため、巨大なプレートを作らせ体に固定した。そしてデスウィングと名乗り始めた。マルフュリオンはデスウィングからドラゴンソウルを盗み出したが、ポータルをされに強力にし、サーゲラスが通れるようにするためアズシャラ軍のイリダン率いる兵士に奪われてしまった。
マルフュリオンたちはポータルを破壊するため泉のあるエルフの首都に突入した。その途中イリダンと会った。マルフュリオンはイリダンの裏切りに憤慨したが、すぐにイリダンの「計画」を知り協力した。また、さらわれたティランダを助けた。マルフュリオンとティランダは「計画」のためピットロードの王マノロスの注意を引いた。一方イリダンはハイボーンの宮殿に忍び込み、5人の奇妙なナイトエルフと出会った。実は未来から来た冒険者(プレイヤー)で冒険者たちはアズシャラ女王を倒そうとしたが、傷一つ与えられなかった。
ついに「計画」が実行されようとしていた。マルフュリオン、イリダン、ティランダ、冒険者らは悪魔やアズシャラの護衛を倒した。マノロスは冒険者たちを倒そうとしたがイリダンが魔法を使用し、「重要な」数十秒間を持ちこたえた。呪文の詠唱が終わった。ポータルは逆転し、アゼロスの悪魔が1体残らず捻れし冥界に戻っていった。これがイリダンの「計画」である。ドラゴンソウルはノズドルムにより誰にも見つからず悪用されない場所に隠された。ドラゴンソウルはその後ある英雄に力を授け世界を救うまで眠りつづけるだろう。
大きな力に泉は悲鳴を上げていた。
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デスウィング

分断

地は鳴り、空は曇る。崩壊する栄華と惨劇を見守ったエルフの首都。ドラゴンソウルの大きな力により不安定になった泉はその大きなエネルギーで爆発を起こした。大地は裂け、大きな穴となった。そしてその傷を海が埋めた。その結果大陸の大半は消え去った。残ったのは東の大
陸東方諸王国(Eastern Kingdoms)、西の大陸カリムドール(最初の大陸とは別)、北の大陸ノースレンド、東の大陸パンダリアといくつかの島だけだった。そして泉があった場所にはメイルシュトロームと呼ばれる巨大な渦ができた。
アズシャラとハイボーンの中でもエリートたちはアズシャラの魔法により近くだけかろうじて崩壊を免れたが、疲労とともに呪文は意味を成さなくなった。とうとうアズシャラの周りも崩壊した。そして旧神ン=ゾスのささやきに屈し契約した。そして水生種族ナーガへと姿を変えた。メイルシュトロームの下にアズシャラは海底都市ナージャターを作った。
メイルシュトロームはアゼロスの中心で今日も「カリムドール」の悲劇を物語っている。
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メイルシュトローム

イリダンの贈り物─第二の聖泉

あの災害のあと生き残った少数のナイトエルフはエルーンの加護により生き残ったマルフュリオン、ティランダ、セナリウスに導かれ、残った陸地を目指した。世界を見ていくうちにあの勝利には大きな代償が伴った事を知った。アズシャラたちの他にもハイボーンが生き延びていた。ナイトエルフはハイボーンを信用していなかったが、魔法が無いため悪に染まることは無いだろうと合流した。
エルフたちが上陸したとき神聖な山ハイジャルが水没していないことに気付いた。ハイジャル山を登ったエルフたちは戦慄した。魔法に汚染された湖を見つけたのである。
マルフュリオンたちがハイジャル山に登るより少し前、ハイジャル山に到達していたイリダン。山頂にある湖に汲んできた泉の水を注いだ。そして第二の久遠の聖泉が生まれた。イリダンはそれに歓喜しこれが次の世代への贈り物となると確信した。そのためマルフュリオンがイリダンに問い詰めたとき衝撃を受けた。マルフュリオンは魔法は危険で本質的に悪であり、その乱用は災いしか呼ばないとイリダン言った。しかしイリダンは魔法を捨てる事を拒んだ。
イリダンを野放しにするのは危険だと知ったマルフュリオンは、イリダンを投獄した。そして若きウォーデン(warden)マイエヴと数名のプリーステスに見張らせた。
マルフュリオンは新たな泉を破壊するとまた災害が起こると考えた。そのため泉を残したが、魔法を一切使わないと誓った。そして失われてしまった自然を復興させるため、セナリウスからドルイドの術を学んだ。
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マイエヴと投獄されたイリダン

天の冠─ナイトエルフとドラゴンの契約

長年にわたりナイトエルフは国の復興に努めていた。あるとき、ハイジャル山にアレクトラーザ、イセラ、ノズドルムが来た。そのときにマルフュリオンはドラゴンたちに新しい泉について相談した。ドラゴンたちは驚き、その泉がある限り焦熱の軍団がまた攻めてくる可能性があると言った。そのためナイトエルフとドラゴンは泉を安全に保つ契約を結んだ。
アレクトラーザはドングリを泉に置いた。ドングリは泉の力によりどんどん成長し、天に届くような木となった。その世界樹はナイトエルフと自然の絆の象徴となった。ナイトエルフは世界樹に彼らの言葉で「天の冠」という意味のノルドラシル(Nordrassil)と名付けた。
ノズドルムは世界樹がある限り、エルフたちを病気や老化から守った。
イセラは世界樹とエメラルドドリームを結び付けた。それにより泉の魔法の力が抑制された。またナイトエルフのドルイドが世界樹を通しエメラルドドリームに出入りできるようになった。契約の一環としてドルイドたちは何世紀も眠らなけれはならなかった。多くの時間が奪われることを嘆いたが、それより契約を優先した。
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世界樹ノルドラシル

太陽の国─ハイエルフの追放

ドルイドに治められ、緑豊かな森アシェンベールにあるナイトエルフたちの新しい国は栄え、発展し続けていた。ファーボルクやクイルボアといった泉の爆発以降数が減少していた種族も姿を現すようになった。ナイトエルフはこれまでにない平和な時代を謳歌していた。
しかし元ハイボーンは魔法中毒に苦しみ、泉の力を求めるようになっていた。彼らのリーダー、ダスラマー(Dath'Remar)は魔法の使用を認めないドルイドたちは臆病者だと批判した。マルフュリオンたちドルイドはその主張を却下し、魔法の使用した者は死刑に処する、と警告した。それに対しダスラマーたちは自らの主張を通すためアシェンベールに魔法を放った。
慈悲深いドルイドたちは同胞を処刑できず、ダスラマーたち元ハイボーンを追放した。元ハイボーンも頭の固いドルイドと離れることが出来て清々していた。彼らは船に乗り、広い海を航海した。荒れ狂うメイルシュトロームを越え、東の大陸にたどり着いた。そしてそこに魔法都市を建国した。太陽を受け入れ、夜行性の習慣、月の女神エルーンへの信仰などナイトエルフの文化を捨てた。すると肌の紫は消え、背は低く、そしてなにより病や死に怯える必要のない不死の体が失われてしまった。そして彼らはハイエルフと名乗り始めた。
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ハイエルフのメイジ

長き夢と番兵

ナイトエルフのドルイドたちは「眠り」に就き、エメラルドドリームからアゼロスを見守る時が近づいていることを悟った。彼らは家族や愛する人がいるアゼロスを後にした。
ナイトエルフの男性は全員ドルイドだったため、残されたのは女性だけだった。エルーンのハイ・プリーステスだったティランダはナイトエルフの実質的なリーダーとなった。残された女たちだけでカリムドールと森を守るため高度な訓練を受けた戦士を集めた。アシェンベールの森を守る彼女たちはセンチネル(Sentinels)と呼ばれるようになった。
セナリウスや木立の番人として知られるその息子はナイトエルフを見守り、必要があればセンチネルに協力し森を平和に保っていた。
ドルイドが眠っている間、ティランダは1人でナイトエルフを導き、森を守ることに不安を感じていた。再び焦熱の軍団が攻めてくるのではないか、その時自分は森を守れるのか、そんな不安を募らせていた。
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センチネル

魔法都市ケルサラス

ダスラマー率いるハイエルフは長い航海の末東の大陸にたどり着いた。彼らは未知の大陸を旅した。しかしその体は不死ではなくなっていた。何人ものハイエルフが病気で、飢えで、厳しい寒さで命を落とした。その厳しい旅の途中、カリムドールにはいなかった種族と遭遇した。森で狩りをする原始的なヒューマンである。しかし真の脅威は原始的な種族ではなくアマニ帝国のフォレスト・トロルだった。ハイエルフはトロルを野蛮な種族だとみなし、トロルもハイエルフを侵略者だとして戦いを始めた。
長く過酷な旅の末にカリムドールを思い起こさせる土地を見つけた。大陸の北の森林にケルサラスを建国した。そしてダスラマーは隠し持っていた久遠の聖泉の水をそこにあった湖に注いだ。するとたちまち湖は魔法の力を持つようになった。そして太陽の泉と名付けられた。ケルサラスをナイトエルフよりも進んだ国にすると誓った。
しかしケルサラスが建国されたところはアマニの土地で、すぐにトロルはハイエルフを攻撃し始めた。新しい土地を諦めたくないハイエルフは魔法を使い、10倍もの数のトロルを打ち負かした。
魔法の使用がまた焦熱の軍団に感知されるのを恐れ、ケルサラスに障壁を作った。焦熱の軍団を恐れることもなく、頭の固いドルイドに咎められることもないハイエルフたちは思う存分魔法を研究し、技を磨きその好奇心を満たした。
一方アマニ帝国はエルフに負け大きな損害を負ったものの、完全に無くなった訳ではなかった。アマニは確実に力を取り戻していった。トロルの軍隊はアズシャラ時代から続くエルフへの憎しみを解放するときを待っていた。
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ダスラマーと太陽の泉

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