地名
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惑星 †
アゼロス/Azeroth †
ウォークラフトの舞台となる惑星。かつては一つの巨大な大陸だけであったが、一万年前の天変地異(The Great Sundering)により、4つの大陸と大小無数の島々に分けられた。西のカリムドール、東の諸王国、北のノースレンド、南のパンダリアである。大海の中心にはメイルシュトロームが渦巻いている。
太古の昔には旧神が支配する混沌の世界であった。後に別世界より降臨したタイタン神族によって旧神が封印された。その後、タイタン神たちによって現在のような自然環境を有した世界へと作り直された。世界創生の後、タイタン神はこの世界を守護するために自分の眷属たちを残し、別の世界へと去っていった。
タイタン神族によって鉱物から創られた生命たちが、後の時代に旧神による「肉の呪い」を受けて血肉を持った身体と自由意思をもつようになった。彼らがヒューマン、ドワーフ、ノーム、トログたち亜人種族のそれぞれの祖先とされる。
また、自然の守護者として生み出されたマローン/Malorneたち神獣たちの眷属や血族が、後にトーレン、パンダレン、ハーピーたち獣人の祖先となった。
アルガス/Argus †
エレダー種族の故郷の惑星。かつては理想郷のような世界だったが、およそ25000年前に焦熱の軍団の手にかかり混沌としたデーモンの世界に変貌した。
当時、アルガス世界はエレダー種族のヴェレン、アーキモンド、キルジェイデンの3人の長によって治められていた。焦熱の軍団の長であるダークタイタン・サーゲラスは、エレダー種族の才質とアルガス世界の環境を欲し、彼らを焦熱の軍団に引き入れた。アーキモンド、キルジェイデンはその誘いにのり、他の多くのエレダー種族とともに焦熱の軍団のデーモン(区別してマナアリとも呼ばれる)となった。
焦熱の軍団の誘いを拒んだ預言者ヴェレン/Prophet Velenと一部のエレダーたちは、神聖なる存在であるナールの導きに従い、他の世界へと逃亡した。以後、ヴェレンたちは自分たち種族をドラナイと名乗るようになった。
ドラエナー/Draenor †
ドラナイが移住した惑星であり、オークやオーガの故郷でもある。かつてはドラナイ、オーク、オーガ、アラコアたちが共存し一定の秩序を保っていた世界であったが、ドラナイを追い続けた焦熱の軍団によって壊滅した。
焦熱の軍団のデーモンたちはオーク種族を自分たちの軍勢の手駒となるように堕落させ、ドラナイを虐殺させた。その後、別世界であるアゼロスを侵略させるために、悪魔に憑かれた魔道士メディヴ/Medivhがこのドラエナー世界とアゼロス世界とをつなぐダークポータルを開く。この世界からオークの軍勢がアゼロスに侵略してきたことから長きに渡る戦乱が始まる。ウォークラフト2の時代では逆にアゼロス世界からカドガー/Khadgar率いる遠征軍に攻められ、ダークポータルの乱用により世界の大部分が崩壊した。
ウォークラフト3の時代ではデーモンに支配されていたが、アゼロス世界からやってきたイリダン・ストームレイジ/Illidan Stormrage(ヒーロー)とその仲間たちによりデーモンは駆逐された。だが、その後はイリダンが暴君として君臨するようになった。さらに後のWoWの時代にアゼロス世界の冒険者によってイリダンが倒され解放された。
WoWでは崩壊したドラエナー世界をアウトランド(Outland)、崩壊前のパラレル世界をドラエナーと呼び区別している。
捻れし冥界/Twisting Nether †
地名 †
東方諸王国/Eastern Kingdoms †
概要 †
東の大陸。ヒューマン、エルフ(ブラッドエルフ)、ドワーフ、ノームなどの人型種族による諸王国が築かれていた。ウォークラフト1の時代に別世界より侵略してきたオークの軍勢との大戦により、東の大陸全土が戦火に包まれることになった。さらに後にアンデッドの侵略により北部のローデロン王国は滅亡し、アンデッドの領土となった。
その領土を大別すると、南のストームウインド王国(ヒューマン)、中央部のカズモダン王国(ドワーフ)、北部のローデロン王国(滅亡によりアンデッドの領土)、最北部のケルサラス王国(ブラッドエルフ)に分けられる。
ストームウィンド/Stormwind †
グリフォン年2番目の拡張「風集うストームウィンド」の舞台にもなった場所。
人間のストームウィンド王国の首都。ウォークラフト1の時代にオークとの攻防戦で敗れ、一度は滅亡したが再び再興された。
WoW開始時代には国王であるヴァリアン・リンが行方不明となっており、ボルヴァー・フォードラゴンが摂政として幼少の王子アンドゥイン・リンを補佐していた。だが、貴族の娘に化けて宮廷に入り込んだオニクシアによって王国を意のままに操られていた。エドウィン・ヴァンクリーフ率いるデファイアス団の蜂起などで国内は混乱していた。その混乱をついてオニクシアの兄であるネファリアン配下のブラックロック族のオークたちが侵略するという計画が進行していた。だが、冒険者たちによってその侵略は阻止されデファイアス団やオニクシア、ネファリアンは討伐されストームウインド王国は滅亡をまぬがれた。
エルウィンの森/Elwynn Forest †
人間で始めたプレイヤーが最初に降り立つ地域。東の大陸の中央部に位置するストームウインド王国の領土。
北部にはノースシャイアの修道院があり、そこから南下すると《ゴールドシャイアの歩兵/Goldshire Footman》たちが守備をするゴールドシャイア村がある。
西部の海沿いには首都ストームウィンドがある。森から外れた丘には《ホガー/Hogger》率いるノールの群れがたむろしている。
地図:Elwynn Forest
ウェストフォール/Westfall †
ストームウインド王国の西部に位置する辺境の農場地帯。ストームウインド王国が辺境から守備兵を引いたため、治安が悪くデファイアスの盗賊団が跳梁する。
農場では《刈入れゴーレム/Harvest Golem》が暴走している。《大いなるマーク・アイ/Old Murk-Eye》率いるマーロックの群れが海岸沿いに跋扈し、灯台を襲撃した。恐るべき塵の悪魔/Dust Devilが徘徊している。
鉱山の街ムーンブルックはデファイアス団に乗っとられ、廃鉱山地下にはデファイアスの本拠地として《エドウィン・ヴァンクリーフ》や《グリーンスキン船長/Captain Greenskin》が潜んでいた。
地図:Westfall
ダスクウッド/Duskwood †
ストームウインド王国南部の森。メディヴ/Medivhの死の呪いにより、魑魅魍魎が跋扈する魔の森と化した。昼間でも日が差さず、夜のように薄暗い。《ダークシャイアの管理官/Steward of Darkshire》などがいるダークシャイアの村がある。
地図:Duskwood
デッドウィンドの谷/Deadwind Pass †
ダスクウッドの東に位置するカラザンがある渓谷地帯。枯れ木に首吊り死体がぶら下がり、不吉な立て札が冒険者を怯えさせる。
カラザン/Karazhan †
ワン・ナイト・イン・カラザンの舞台のダンジョン。
もともとメディヴの居城だったが今は廃墟となり、メディヴの死の呪いにより永遠にこの城に囚われた住人たちが亡霊となって生前と同じ生活を繰り返させられている。ダラランの魔術組織ヴァイオレット・アイにより封印されていた。
ストラングルソーンの谷/Stranglethorn Vale †
東の大陸の南方に広がるジャングル地帯。
ストラングルソーン トラ/Stranglethorn Tigerやジャングル・パンサー/Jungle Panther、シルバーバックの長/Silverback Patriarchなど数多くの野生動物が生息する。これら野生動物を狩るヒーメット・ネッシングウェアリー/Hemet Nesingwaryたちハンターがキャンプを張っていった。
古代の昔に栄えたトロルの帝国グルーバシの都市遺跡がある。彼らグルバシ族のトロルは蛇の邪神「ハッカー」を崇めていた。
ジャングルの南端の湾沿いにはブーティベイの港町があり、周囲の海にはブラッドセイルの海賊たちが跋扈する。
沖合いにあるジャゲロ島ではキング・ムクラ/King Muklaが愛を求めてうろつきまわっている。
この地のゴリラの生態を調査するためにゴリラロボA-3/Gorillabot A-3が使われた。
探検同盟攻略の「廃墟の都市」はこの地にあるナーガの都市。
アイアンフォージ/Ironforge †
ドワーフのカズ=モダン王国の首都。雪深いカズ=モダン山脈の地下都市。現在はノームも間借りしている。
探検同盟の本拠地である「探検家の殿堂」もこの都市にある。
地図:Dun Morogh
ノームレガン/Gnomeregan †
ノームの首都。大戦の時代、トログの大規模な襲撃を受けてこの都市が危機に瀕した時、統治者であったゲルビン・メカトルク/Gelbin Mekkatorqueの側近のメカジニア・サーマプラッグ/Mekgineer Thermapluggが独断で放射線爆弾をこの都市に発射した。それ以後、ノームレガンは暴走した機械とトログと汚染されたノーム(レプラノーム/Leper Gnome)が徘徊するダンジョンとなった。狂えるメカジニア・サーマプラッグは汚染されたノームレガンの王として君臨するようになった。後に奪還作戦が行われて、全てでは無いがほとんどの領域を奪還する事に成功した。
暴走した機械:アラームロボ/Alarm-o-Bot、クモ戦車/Spider Tank、アーケン・ヌリファイアーX-21/Arcane Nullifier X-21
ウルダマン/Uldaman †
タイタンの都市遺跡。リーグ・オブ・エクスプローラーアドベンチャーの舞台。その深部には生命の起源を記した記録が眠っていた。
ブラックロック山/Blackrock Mountain †
ブラックロック・マウンテンの舞台。東の大陸の中央部に位置する大山脈の地下に築かれたダンジョン群。様々な勢力がひしめいている。
アルタラック山脈/Alterac Mountains †
グリフォン年最後の拡張「烈戦のアルタラック」となった場所。
東の大陸北部に位置する雪深い山岳地帯。
アルタラックの谷ではドワーフのストームパイクの遠征軍とオークのフロストウルフ族が貴重な鉱石奪取のため争い続けている。(ストームパイクのコマンドー/Stormpike Commando、フロストウルフの将軍/Frostwolf Warlord)
チルウインド・ポイントにはイエティが生息する。(チルウィンドのイェティ/Chillwind Yeti)
山奥にはレイヴンホルトの暗殺者/Ravenholdt Assassinたちの本拠地レイヴンホルトの屋敷がある。
アラシ高地/Arathi Highlands †
東の大陸北部の高原地帯。スロール率いるオークたちはヒューマンへの反乱で自由を得たのち、この地に隠れ住んでいた。そのため今でもオークの集落が残る(アラシの武器職人/Arathi Weaponsmith)
また、ヒューマンの最初の統一国家であるアラシ帝国の発祥の地でもある。のちに帝国は諸王国に分裂し、アラシの系統は南方へ移りストームウインド王国となった。
ギルニーアス市/Gilneas City †
ウォーゲンの首都。ギルニーアス王国は元々は人間の国であったが、獣人ウォーゲンになる呪いが蔓延して国中が混乱した。その後、シルヴァナス率いるアンデッドの軍勢に侵略され滅亡した。
妖の森ウィッチウッドの舞台であり、魔女ハガサによって周辺の森が歪められ、拡大した姿で登場する。
トル・バラド/Tol Barad †
ギルニアスの西の海に浮かぶ島。島の中央部にある「バラディン要塞/Baradin Hold」には多種の魔法生物やデーモンが封印されている。
ローデロン王国/Kingdom of Lordaeron †
大陸北部にあったヒューマンの王国。アンデッドの侵略により滅亡した。滅亡後はアンデッドの「スコージ」と「フォーセイクン」の領土となった。アンデッドの瘴気に満ちた地であるため「疫病の地(Plaguelands)」と呼ばれるようになった。
国内中部に位置するダロウメア湖に浮かぶ島にはケア・ダロウ(Caer Darrow)と呼ばれる古い城塞があり、第二次大戦~第三次大戦にかけて領主のバロフ卿とケルスザードらによってここに死霊術学校スクロマンスが開校された。
アンダーシティ/Undercity †
東の大陸の北方に位置するアンデッドの首都。シルヴァナス>シルヴァナスが治める。
名前の通り、滅亡したローデロン王国の城跡の地下に築かれた。《涜れしもの/Abomination》達が警護にあたっている。
シルバームーン/Silvermoon †
ブラッドエルフのクェルサラス王国の首都。東の大陸の北端に位置する。優美な魔法都市であったが、第三次大戦(ウォークラフト3時代)にアーサス率いるアンデッドの軍勢に攻められ半壊した傷痕がなお残る。シルバームーンの守護兵/Silvermoon Guardianやスペルブレイカー/Spellbreakerが守る。
クェルサラス王国の王位後継者であったケルサス王子は、焦熱の軍団に魂を売り世界を滅亡させようとしたため討伐され、サンストライダー王家も途絶えた。その後は、クェルサラス王国はレディ・リアドリン/Lady Liadrinをはじめ有力者による合議制統治となった。
クェルサラス王国は国境をアマニの部族の領土と接しているため(元々は彼らアマニ族のトロルの土地だった)、何千年に渡って彼らアマニ族のトロルと争い続けている。
シルバームーンの北の島には、彼らの聖地「太陽の泉」がある。
ダララン/Dalaran †
魔法都市国家。浮遊する都市。王はおらず魔術師の評議会キリン・トアによって統治される。ジェイナやカドガー/Khadgar、ケルスザード/Kel'Thuzadたち魔術師はかつてこの都市で修行した。
ウォークラフト3時代にアンデッドスコージの軍勢の侵攻で滅んだが、後に復興した。大魔術師アントニダス/Archmage Antonidasがリーダーであったが、アンデッドの侵攻時に戦死。のちにローニン/Rhoninがリーダーとなった。そのローニンもガロッシュ・ヘルスクリーム/Garrosh Hellscreamがアライアンスに喧嘩を売る過程で殺害。現在はジェイナ・プラウドムーア/Jaina Proudmooreが議長を務めている。
空中を移動する都市であり、その場所は時代によって変わる。
カリムドー/Kalimdor †
概要 †
西の大陸。ウォークラフト1,2時代の大戦の戦場ではなく、ウォークラフト3が初出。北部にある世界樹を中心にした大森林にナイトエルフたちが隠れ住んでいた。南部の大平原ではトーレンやクイルボア、セントールたち獣人種族が勢力争いをしていた。ウォークラフト3時代にスロール率いるホードが民族移動してきたことにより、この勢力図が大きく変わることになった。地理的環境で大きく分けると、北部に大森林、中央部に平原、南部に砂漠が広がる。
ダーナサス/Darnassus †
西の大陸のさらに西の海にあるナイトエルフの首都。現在はウォーゲンもここに避難している。ウォークラフト3の後に《ファンドラル・スタッグヘルム/Fandral Staghelm》らによって創造された世界樹。戦の古代樹/Ancient of Warや知識の古代樹/Ancient of Loreによって守られる。
世界観上ナイトエルフ=東洋的文化のコンセプトがあるため、ダーナサスの食べ物には(カードバックの説明にあるように)「Darnassus Kimchi Pie(ダーナサスキムチパイ)」や「Steamed Mandu(蒸し饅頭)」を売っている。
エクソダー/Exodar †
ドラナイの首都。元々はドラナイの移民を乗せた宇宙船。
オーグリマー/Orgrimmar †
オークの首都。西の大陸の荒野デュロターにある。名前の由来はオークの大英雄オーグリム・ドゥームハンマーから。ウォークラフト3時代に、東の大陸から移住したスロール率いるオークたちによって建国された。
ガロッシュ・ヘルスクリーム/Garrosh Hellscreamが反乱を起こしたときに主戦場となった。(Siege of Orgrimmar)
サンダーブラフ/Thunder Bluff †
トーレンの首都。マルゴレ大平原の中心部に隆起した崖の上にある。
ダークスピア島/Darkspear Isle †
デュロター沖合に浮かぶトロルの島。ダークスピア族の本拠地。対岸には先代酋長の名前を冠したセンジン村がある。
バレンズ/Barrens †
グリフォン年最初の拡張「荒ぶる大地の強者たち」の舞台となった場所。
大陸中央に位置する大荒野。野生生物の宝庫であり、ブラッドフェン・ラプター、腐肉食いのハイエナ、暴走コドー、サバンナ・ハイメインが生息する。点在するオアシスにはオアシス・オオアゴガメ/Oasis Snapjawが生息する。
街道が交差する場所には、交易の集落「クロスロード/Crossroads」がある。ピチピチレザーのホグリーダー/Leatherclad Hogleaderたちクイルボアがキャラバンや集落を襲撃する。南部にはクイルボアの巣窟のレイザーフェンがあり、レイザーフェン・ハンター/Razorfen Hunterをはじめとしたホードの戦士たちがクイルボアと戦っている。
海沿いにはガズロウ/Gazloweが治めるゴブリンの港町「ラチェット/Ratchet」がある。
地下に広がる「慟哭の洞窟/Wailing Caverns」では「エメラルド・ドリーム」との交信中に誤って悪夢にとらわれたナラレックスがおり、悪夢の影響で汚染された弟子達牙のドルイド/Druid of the Fangやミュターヌスが潜んでいる。
地図:Barrens
ムーングレイド/Moonglade †
ドルイドたちの聖地、修行場。大陸北部にある。
ハイヤル山/Mount Hyjal †
ナイトエルフの聖地。大陸北部にある。かつて世界樹があった場所。
イリダン・ストームレイジ/Illidan Stormrageはこの山の地下深くの牢獄に一万年間封じられていた。
ウォークラフト3時代に、アーキモンド率いる焦熱の軍団に侵略された。メディヴ/Medivhに導かれたイリダンとティランダ率いるナイトエルフたち、スロール/Thrall率いるホード、ジェイナ・プラウドムーア/Jaina Proudmoore率いるアライアンスの軍勢が団結して戦った。結果、世界樹の犠牲によって焦熱の軍団を消滅させ、勝利した。(ハイヤル山の戦い)
アシェンベイル/Ashenvale †
大陸北部に広がる大森林。ナイトエルフやセナリウスの子たちが隠れ住んでいた。
ウォークラフト3時代に西の大陸に移住したオークたちが、基地建設のためにこの森の樹を大規模伐採した。そのことにより、この森の住人たちの怒りを買った。結果、森の守護神セナリウス/Cenariusとオークのウォーソング族の長であるグロマッシュ・ヘルスクリーム/Grommash Hellscreamとの間に戦が起こり、セナリウスはグロマッシュに討ち取られた。
ビルジウォーター港/Bilgewater Harbor †
ゴブリンの都市。
ケザン/Kezan †
ゴブリンの故郷。南海に浮かぶ島。ゴブリンの都市開発により繁栄していたが、天災により沈没した。
ガジェッツァン/Gadgetzan †
仁義なきガジェッツァンのテーマのゴブリンの港町。ゴブリンの商売組織スチームウィードル組合の本拠地。
中立の街であるため、どの陣営の種族でもこの街を利用できた。そのため、昔のWoWでは敵対勢力のプレイヤーたちが集まり治安が凄まじく悪かった。中立のガジェッツァンの競売人/Gadgetzan Auctioneerを利用して敵対陣営の種族でしか手に入らない物品を売り買いする密輸のような取引ができた。
かつてはタナリス砂漠の真ん中に位置していたが、デスウイングによる地殻変動(大破壊/Cataclysm)で海岸線がすぐ近くまで来てしまった。ノッゲンフォッガー市長/Mayor Noggenfoggerの秘伝のレシピによる「飲むと小さくなったり骸骨になったりするノッゲンフォッガーのエリクサー」で有名。海岸線がすぐ近くまで来てしまった影響で《南海の甲板員/Southsea Deckhand》などの南海の海賊に悩まされている。
ウルドゥム/Uldum †
大陸南方に位置する砂漠の地域。突撃!探検同盟のテーマとなった舞台。
トルヴィアやふらつくこびと達/Wobbling Runtsが生息する。野生生物として砂漠のラクダ/Desert Camelや宝飾のスカラベ/Jeweled Scarabも生息する。
トルヴィア種族はエジプトライクな文明を持ち、この地には彼らの王国がある。
上空には風の精霊界「スカイウォール/Skywall」があり、風の王アラキア/Al'Akir the Windlordとその眷属西風のジニー/Djinni of Zephyrsたちによって侵略されている。彼らの都市の一つであるオルシスの住民はデスウィングへの忠誠を拒んだため、風の王アラキアの起こした大砂嵐によってオルシスごと砂中に沈められた。風の王アラキアに協力することを誓った部族とそれに反抗する部族とでトルヴィアの王国内で内乱が起きた。
「Ul-」の名前がつく通り、この地にはピラミッドライクなタイタン神族の遺跡が数多く残る。探検同盟アドベンチャーの舞台となったオルシスの寺院もこの地にある。それらの遺跡を守るために古代の番人/Ancient Watcherやアヌビサス・センチネル/Anubisath Sentinelが多数配置されている。
地図:Uldum
ナイアロサ/Ny'alotha, The waking city †
ン=ゾスが夢見るままに思い描いた妄想都市。アゼロスと重なり合うように展開された一種の別次元であり、現実を浸食しつつある幻である。
女王「アズシャラ」らン=ゾスに魅入られた存在があまた登場しており、最終ダンジョン「目覚めた都ナイアロサ」では前座としてイルギノス/Il'gynothが登場する。
ウンゴロ・クレーター/Un'Goro Crater †
大魔境ウンゴロの舞台。周囲を砂漠で囲まれ他の地域から隔絶されたクレーター内にある。他の地域では見られない生態系をした動植物が多数生息する。ウンゴロとはキラジの言葉で「神の地」を意味する。中央部にファイアプルームの大火山がある。
この地は生命の創造主タイタン種族による生物進化の実験場として作られたことが明かされる。タイタンの番人がこの地の生物の進化に干渉しその過程を観察する「形成主のテラス(Shaper's Terrace)」がある。
シリサス/Silithus †
世界の果ての砂漠。タナリスやウンゴロの更に奥地にある。
蟲人種族キラジの王国「アーンキラジ」があり双皇帝ヴェク=ロア/Twin Emperor Vek'lorが治めている。この砂漠全域をフフラン王女/Princess Huhuranをはじめとしたシリシッドと呼ばれる蟲たちが跋扈している。彼ら蟲たちと対峙するナイトエルフとドラゴンの拠点がある。
「アーンキラジの寺院(Temple of Ahn'Qiraj)」の最深部にはクトゥーン/C'Thunが封印されている。そのため、旧神を崇める「黄昏の鎚の教団」たちもこの地に集結している。
地図:Silithus
セラモア/Theramore †
人間の都市。港町。西の大陸におけるアライアンスの軍事拠点でもあった。しかし、ガロッシュにマナ爆弾を落とされ遺跡となった。
パンダリア/Pandaria †
概要 †
南の大陸。パンダレンやモグ、ヴァーメン、ジンユー、ホーゼンが生息する。古代パンダレン帝国の最後の皇帝シャオ=ハオの生み出した霧が大陸全土を覆っていたことにより、長い年月の間、他の大陸と隔絶されていた。WoWの時代になってその霧が晴れたことにより、アライアンスとホードの両勢力との交流が活発になった。
大陸の地下深くには放たれし激昂ヤシャラージュ/Y'Shaarj, Rage Unboundの心臓が封印されている。太古の昔にタイタン神によって殺されたヤシャラージュは、死してなお怨念としてパンダリアの生物に負の影響を与え続けている。
地図:Pandaria
双月の殿堂/Shrine of Two Moons †
パンダレンの殿堂。
ワンダリングアイランド/The Wandering Isle †
パンダレンのプレイヤーのスタート場所。巨大なウミガメ「Shen-zin Su」の甲羅の上にあり、若いパンダレンたちが武術やモンクの教えを学んでいる。島の大半が緑豊かな森や草原。東側には湖や池が多くあり、入ると鶴やカエルになる池もある。
ジェイドフォレスト/The Jade Forest †
東部の熱帯森林地帯。多様な植物が見られ、中国をモチーフとしたパンダリアらしい竹林も。石の塔が立っており、いくつかの塔にはパンダレンの建物が建っている。アライアンスとホードが海戦の末漂着する。パンダレンの初代皇帝が建てた「翡翠の神蛇の寺院」(Temple of the Jade )がある。
フォーウィンドの谷/Valley of the Four Winds †
大陸中央部。北部はパンダレンの畑や水田、南部には長い川と崖がある。カードバックにもなっているハーフヒルがあり、この谷の商業の中心地になっている。
クラサリングワイルド/Krasarang Wilds †
南部の海岸。滅亡したモグの王朝の遺跡が数多く残り、パンダリアの歴史の秘密を隠し持っている。またモグの本拠地でもある。
ヴィルドステア/Veiled Stair †
クン・ライサミットと永遠に花咲ける谷を山道と洞窟で結んでいる。約2万5000年前モグの王朝の時代、パンダレンの奴隷たちによって作られた。
クン・ライサミット/Kun-Lai Summit †
パンダリア北部の地域。山岳の地域は険しい地形で雪が降る。海岸地域は標高が低く温かい。パンダリアを脅威から守るパンダレンの精兵集団シャドーパンの隠れ家と、白虎の一族(White Tiger Clan)がある。ザンダラリ族のトロル(Zandalari Troll)に近くの島や海岸の多くを占領されている。
タウンロングステップ/Townlong Steppes †
ドレッドウィースト/Dread Wastes †
永遠に花咲ける谷/Vale of Eternal Blossoms †
ザンダラー/Zandalar †
パンダリアの北東に位置する島。トロルたちが「ロア」と呼ぶ神々が住む、聖なる山地。
かつて世界が一つの大陸だった遥か古代の頃にトロルの黄金時代を築いた部族連合「ズル帝国」の首都「ズルダザー」が存在した場所で、現在はラスタカン王とその娘が治めるトロルの帝国「ザンダラリ」がある。
近年、デスウィングの大破壊による地盤沈下の影響を受けて国内情勢は荒れに荒れている。
ノースレンド/Northrend †
概要 †
北の大陸。
アンデッドスコージの本拠地アイスクラウンがあり、大陸の大半の生命はアンデッドとなった。(と言われていたが実際のWoWではそうでもなかった)
地図:Northrend
ドラゴンブライト/Dragonblight †
大雪原地帯。ドラゴンたちの聖地である「ワームレストの神殿(Wyrmrest Temple)」がある。遥か昔のタイタンの時代、共食い進化の果てに生まれた究極のプロトドラゴン「ガラクロンド」を討伐するために、五匹のプロトドラゴンがタイタンの祝福を得てドラゴンアスペクト(五大竜)に覚醒した地であり、今でもその名残としてガラクロンドの巨大な白骨死体が残されている。
中央部には「ドラゴン・ウェイスト(Dragon Wastes)」と呼ばれる宏大な氷雪地が広がり、ドラゴンたちが墓場としてここへ死にに戻る。リッチキングたちスコージは、この地に眠るドラゴンの骨をアンデッドとして蘇らせてチルモー/Chillmawやシンドラゴサ/Sindragosaに代表されるフロストワームを作り出した。
ショラザー盆地/Sholazar Basin †
ノースレンド西部にあるジャングル地帯。エンペラー・コブラ/Emperor Cobraやキングクラッシュ/King Krush、ビタータイド・ヒドラ/Bittertide Hydraが生息する。
その環境はウンゴロ・クレーターとなんらかの形でリンクしている。
アージェント・トーナメントの会場/Argent Tournament Grounds †
グランド・トーナメントの元となったWoWのアージェント・トーナメントの会場。ノースレンドの北部、アイスクラウンに築かれた。
リッチキング討伐に臨む精鋭を選抜するための闘技大会会場。
コールダラ/Coldarra †
マリゴス/Malygos率いるブルードラゴンの本拠地。ノースレンド大陸にある島。
ナクスラーマス/Naxxramas †
アンデッドスコージの空中要塞。ナクスラーマスの呪いの舞台。
ウルデュアー/Ulduar †
大陸の北端にあるタイタン神族の都市遺跡。最深部に希望の終焉ヨグ=サロン/Yogg-Saron, Hope's Endが封印されている。
ヨグ=サロンに操られたタイタン神族に守られており、ミミロン・ヘッド/Mimiron's Headやフレイム・リバイアサン/Flame Leviathanもここに出現する。
アウトランド/Outland †
フェニックス年の最初の拡張、「灰に舞う降魔の狩人」の舞台。
ドラエナー世界。大部分が崩壊している。アゼロス世界とはダークポータルで繋がっている。
地図:Outland
ヘルファイア半島/Hellfire Peninsula †
名前の通り炎が吹き荒れる焦土。焦熱の軍団のデーモンによって侵略されている。焦熱の軍団の砦にはフェルキャノン/Fel Cannonが多数配備され、デーモンの破壊兵器フェル・リーヴァー/Fel Reaverが半島全域を練り歩き蹂躙している。ホードの前線の砦スロールマーがある(スロールマーの遠見師/Thrallmar Farseer)。
地図:Hellfire Peninsula
シャットラス・シティ/Shattrath City †
アウトランドの聖地。元々はドラナイの都市だったが、アウトランドの他種族が住む中立の都市になっている。神聖な存在であるナールが治める。
都市の片側をドラナイの僧兵団アルダーの平和の番人/Aldor Peacekeeperが守り、片側をブラッドエルフの騎士団スクライヤーが守る。
ブレイドエッジ山/Blade's Edge Mountains †
刃のように鋭いトゲで覆われた山地。
グルゥル/Gruulの本拠地があり、彼はこの山に潜んでいたブラックドラゴンたちを虐殺して回った。
「トッシュリーの基地(Toshley's Station)」ではトッシュリー/Toshleyたちが現地の蟲とスターシップ・トルーパーごっこをしている。
地図:Blade's Edge Mountains
ネザーストーム/Netherstorm †
アウトランドの果てにある歪んだ島々。捻じれし冥界/Twisting Netherの上に浮かぶ。
ゴブリンの集落「エリア52(Area 52)」があり、その外れには爆発事故で狂ったドクター・ブーム/Dr. Boomがいる。
草木も生えない不毛の地だが、イセリアル種族の作った「エコドーム(Eco-dome)」内では動植物が生息する環境が作られている。その中にはティランタス/Tyrantusなどの恐竜もいる。
上空には世界の脅威となる危険なデーモンや魔法生物を封印した空中監獄「アルカトラズ(The Arcatraz)」があり、ミルハウス・マナストーム/Millhouse Manastormはなぜかそこに投獄されていた。
地図:Netherstorm
シャドウムーンの谷/Shadowmoon Valley †
瘴気で満たされた不毛の地。この地にある「黒の寺院」を本拠としてイリダンがアウトランドを支配していた。
その他 †
ダークムーン島/Darkmoon Island †
フェニックス年最後の拡張ダークムーン・フェアへの招待状の舞台となる、世界のどこかにあるという島。
明確なシナリオの無い娯楽施設で、ダンクタンクやノール叩き・重さ当て等のミニゲームや「ダーク・ムーンカード」と呼ばれる特殊なアイテム・バフなどを提供している。データ上は初期から存在していたが、本格的に登場したのは「Cataclysm」(2010年12月)から。
島の周囲には幽霊や怪物がうろつき、とある洞窟内部には数十人がかりでないと勝てないレベルのうさぎさんさんもいる。
団長はサイラスというノームで、千年以上前から団長を務めているという噂がある。
黄色い眼のマークが類似しているため、プレイヤー間では旧神とのつながりが長年考察されており、ダークムーン・フェアへの招待状はそのネタを拾った形となる。
時の洞窟/Caverns of Time †
ノズドルム/Nozdormu率いるブロンズドラゴンの本拠地。タナリス砂漠の地下に広がる大洞穴。時空を超越した空間になっている。
久遠の聖泉/Well of Eternity †
一万年前までアゼロス世界の中心部に存在した生命の根源の渦。古代のナイトエルフたちはこの泉から無限の魔力を引き出して魔法文明を築いたが、その魔力行為の余波により異界からデーモンの焦熱の軍団が喚び出され、アゼロス世界が滅亡する危機に陥った。マローン/Malorneをはじめとした亜神たちの犠牲によりデーモンたちは押し返されたが、その戦いの衝撃により大陸が崩壊し、久遠の聖泉もまた世界から失われた。久遠の聖泉があった世界の中心部には今ではメイルシュトロームが渦巻いている。
炎の大地/Firelands †
火のエレメンタルの精霊界。ファイア・エレメンタル/Fire Elementalやコアハウンド/Core Hound、フレイムウェイカー/Flamewakerといった火の種族の故郷。
ファンドラル・スタッグヘルム/Fandral Staghelm率いる炎のドルイド/Druid of the Flameたちもこの地で炎の王ラグナロス/Ragnaros the Firelordに仕えていた。
ディープホルム/Deepholm †
地のエレメンタルの精霊界。地下世界。アーシネイター・トログザー/Troggzor the Earthinatorやオズラック/Ozrukが生息する。
奈落の肚/Abyssal Maw †
水のエレメンタルの精霊界。深海の底にその入口がある。
エメラルド・ドリーム/Emerald Dream †
夢の世界。イセラ/Yseraと共にドルイド達が管理している。
シャドウランズ/Shadowlands †
ヒドラ年2番目の拡張「ナスリア城殺人事件」の舞台となる死者の魂が向かう世界。
「ナスリア城」が立地する領域であり、死者の魂が向かう世界。「捻じれし冥界」とは別物で、タイタンとも悪魔とも異なる存在永遠のもの達(Eternal Ones)によって管理されている。本来はやってきた魂は生前の行いに応じて選別されシャドウランズ内の的確な場所に割り振られるはずだったのだが、焦熱の軍団のアゼロス侵攻に前後してこの死の機構が破壊され、救いがたい魂のみが永遠に拷問を受ける場所「あぎと(Maw)」に全ての魂が移送されるという深刻な不具合が発生している。ここにいる生物は死者かその変異した存在、死の魔法から生まれた生物(フェアリーなど)、「永遠のもの」とその眷属である。こうした死に由来する存在は、通常の次元で殺してもここで再生できるが、ここで死ぬと完全な滅びを迎える(悪魔にとっての捻じれし冥界と同様)。
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