歴史

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※ここで使用している年はメディヴがダークポータルが開いたとき(Warcraftの最初)を0年としている。

宇宙とアゼロスの成り立ち

 → 宇宙とアゼロスの成り立ち
~-6800年。焦熱の軍団の始まりからハイエルフの都市ケルサラスの建国まで。

新たな世界

 →新たな世界
(編集中) -6800年~-75年。ファンドラルによる世界樹創造からストームウィンドとノールの戦争まで。

タイタンと宇宙

宇宙がどのようにして出来たのか誰も知らない。あのタイタンですら。
惑星魂(World-soul)タイタンは金属の肌と山のような巨体を持った神のような存在で、宇宙に秩序をもたらす事を目的としている。タイタンはパンテオン(the Pantheon)というタイタンのエリート集団により治められていた。
タイタンたちは混沌とした生まれたばかりの宇宙に何百万の惑星を創造した。そしてその惑星がタイタンの介入無く秩序を保つように種族を創造し、役割を与えた。
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パンテオンのリーダー的なおじいちゃんAman'Thul

偉大なる戦士の堕落─焦熱の軍団の誕生

パンテオンは捻れし冥界から生まれ、破壊の限りを尽くす悪魔に悩まされていた。そしてパンテオンは悪魔を倒し宇宙を守る役割をタイタン最強の戦士サーゲラス(Sargeras)に与えた。サーゲラスは何百何千年もの長い間悪魔と戦い続けた。ずっと戦い続けた。
ある日、いくつかの悪魔がフェルとは違う力を使っていることが分かった。それがヴォイドの力である。悪魔よりも悪意があり、強大で脅威となりうる者の存在を疑いはじめていた。
疑念を持ちながらも戦い続けたサーゲラス。殺したはずの悪魔が復活していることを発見した。自分が戦っている悪魔は捻れし冥界にいる悪魔の言わば影に過ぎず、悪魔が本当に死ぬことができるのは捻れし冥界だけだと知った。そして倒した悪魔を収容する惑星、マルダム(Mardum)を作った。
パンテオンは減るどころか増える悪魔に疑念を抱き、悪魔との戦いの助けとなるようアグラマー(Aggramar)を遣わせた。アグラマーはサーゲラスの戦いの助けとなり、アグラマーはサーゲラスの信頼できる仲間となった。アグラマーの加勢により悪魔との戦いに少しは余裕ができ、捻れし冥界について学ぶことができた。
サーゲラスとアグラマーはより効率的に悪魔と戦うため別々に行動することにした。その間サーゲラスはヴォイドロード(the Void Lords hsの《ヴォイドロード/Voidlord》とは別の)存在と計画について知った。ヴォイドロードは凶悪な旧神を生み出し、宇宙に放っていた。旧神は惑星魂を蝕み、その惑星魂から生まれるタイタンはダークタイタンになりパンテオンと敵対する恐れがあった。サーゲラスはその発見に憤慨し、最悪の事態になる前に蝕まれた惑星魂から生まれた新生のタイタンを殺した。
そしてパンテオンに報告したが、他のタイタンたちは殺す他に方法があったはず、とサーゲラスを非難した。サーゲラスは自分の行動の正当性を訴えたが、他のタイタンが考えを変えることはなかった。サーゲラスは他のタイタンたちが自分と同じ見方をすることができないと知り、失踪した。タイタンの勇者がもう帰って来ることはなかった。
サーゲラスは一人で瞑想した。恐怖、疑念、疲労、絶望、疑念、絶望、恐怖、疑念、絶望...........そしてヴォイドロードから宇宙を救うには根本的に欠陥があるタイタンの創造を無に帰すことが解決策という結論に至った。サーゲラスはマルダムを打ち砕き、収容されていた悪魔を解放した。ほとんどの悪魔たちは邪悪な存在となったサーゲラスに従った。サーゲラスの頭には角が生え、怒りの炎を噴き出し、背中には一対+ の羽。タイタンの勇者の見る影もなくなってしまった。
そして焦熱の軍団が誕生した。
アグラマーはサーゲラスの裏切りと焦熱の軍団に気付き、パンテオンに報告した。駆けつけたタイタンたちと焦熱の軍団はニヒラム(Nihilam)という惑星の近くで睨み合っていた。タイタンたちは「アゼロスというヴォイドロードに対抗しうる強力なタイタンがいる」と説得を試みたが効果は無かった。アグラマーもサーゲラスを説得しようと昔2人で戦った栄光の話を聞かせた。しかしサーゲラスは自分なりのやり方で事を決した。アグラマーを殺したのである。パンテオンはこのサーゲラスの無慈悲な行動に憤慨しサーゲラスに全面攻撃を行ったが、堕ちたサーゲラスのフェルの力により敗北した。
サーゲラスの正義のために焦熱の軍団は多くの惑星を破壊し、多くの命を奪うことになるだろう。
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サーゲラスのbefore after

追放されし者たち─ドラナイとエレダー

アルガスエレダー、後のドラナイの故郷であった。エレダーはアーキモンド(Archimonde)、キルジェイデン(Kil'jaeden)、そしてお馴染みヴェレンにより治められる、知的で高貴な種族だった。焦熱の軍団になるまでは。
ニヒラムの戦いでサーゲラスは焦熱の軍団の問題に気付いた。悪魔たちは戦略的な戦いをすることができず、その力を最大限に活かしきれていなかったのである。サーゲラスは知的で悪魔を指揮できる者を探していた。そしてアルガスで求めていた条件を満たす種族を発見した。サーゲラスはアーキモンド、キルジェイデン、ヴェレンに宇宙の種族の統一とエレダーをより高次の種族にするという名目で焦熱の軍団に入ることを持ち掛けた。アーキモンドとキルジェイデンは焦熱の軍団に入り、エレダーたちも悪魔となった。しかしヴェレンだけはサーゲラスの陰謀を見抜いていた。ヴェレンは神聖なナールの導きに従い、少数のエレダーを連れ宇宙船でアルガスを脱出した。そしてドラナイ(追放されし者)と名乗った。
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この宇宙船で迷うことなく彷徨ってました。

アゼロスの成り立ち

時間を少し戻してニヒラムの戦いの前。サーゲラスの裏切りなど知らないタイタンたちは惑星を形作り、秩序をもたらしていた。そしていつかその住民によりアゼロスと名付けられるであろう惑星を発見した。アゼロスにはタイタンに敵対的なエレメンタルたちがいた。そのエレメンタルは旧神を崇め、エレメンタルロードの4体炎の王ラグナロス風の王アラキア潮流の狩手ネプチュロン、大地の母シェラゼン(Therazane)が率いていた。タイタンはエレメンタルと旧神を倒し、エレメンタルロード達を精霊界へ、旧神達を地下の奥深くへ封印した。エレメンタルがいなくなり平穏になったアゼロスにタイタンたちはドワーフ(このときは土や石や鉱物でできていた)、ノーム(メカのような姿)、巨人の祖先を創造した。そして一つの大きな大陸、カリムドール(Kalimdor 現在の西の大陸カリムドールとは別)を創り、自然豊かに、生命が栄えるように久遠の聖泉(Well of Eternity)を大陸の中心に創った。

トリビア

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暴れ回るエレメンタルロード

世界の守護者の誕生

アゼロスには原始的なドラゴン(現在はプロトドラゴンと呼ばれている)が生息していた。彼らは群れを率いるリーダーを中心とした社会的な生活を送っていた。しかし始祖竜ガラクロンド(Galakrond)が共食いによって異様な力を付け、群れの均衡は崩れる事になる。ガラクロンドに食われたプロトドラゴンはアンデッドドラゴンとなり、ガラクロンドの手下になった。ガラクロンドの支配から抜け出すべく、プロトドラゴンの群れは連合軍を結成する。そして幾度かの対決の後、ティールという名のウォッチャー(タイタンが生み出した世界の監視者)の援護を受けた5体のプロトドラゴンはガラクロンドの喉に大岩をねじ込み、窒息死させて勝利を得る。ティールはガラクロンドとの戦いの中で片手を失ったが、タイタンが銀の手を与えて修理した。この伝説は後年にも伝わり、シルバーハンド(銀の手)騎士団の由来となった。
ティールはアゼロスを守る覚悟を決めたこの5体に永遠の命と世界を守る力を与え、世界の守護者(ドラゴン・アスペクト)に任命した。
それぞれ《アレクストラーザ/Alexstrasza》には全ての生命を守る力を、《イセラ/Ysera》にはエメラルドドリームを守る力を、《マリゴス/Malygos》には呪文や魔法の莫大な知識と力を、《ノズドルム/Nozdormu》には未来過去を監視するための力を、ネルサリオン(後の《デスウィング/Deathwing》)には大地と地底を守る力を与えた。またアレクストラーザにドラゴンクイーン(Dragonqueen)として全てのドラゴンを束ねる役割を与えた。
第二のガラクロンドが現れないよう、共食いによってドラゴンが力を得ると言う知識はアスペクト達によって闇の中に葬られている。
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ガラクロンドとの決闘

原始世界の戦争

久遠の聖泉は生命の進化のサイクルを加速し、すぐに知性を持った種族が現れた。原始のアゼロスで最初に栄えた種族はトロルだった。トロルは多くの部族を形成し、特に勢力が強いものが、ザンダラリ(Zandalari)、ドラッカリ、アマニ、グルバシ(1/52/32/7のあれ)で、帝国を築いていた。トロルたちは部族に関わらず、ロア(Loa)と呼ばれる野神を崇拝した。ロアは最も勢力の強いザンデラリは神聖な山脈ザンダラ(Zandalar)に帝国を建てた。
ある日、ザンダラで休眠中のキティックス(Kith'ix)というクラクシがトロルにより発見された。トロルたちはキティックスをロアだと思い、再生の儀式を行った。それにより目覚めたキティックスはその場にいたトロルを殺し、旧神の封印以来地中で休眠していたクラクシと共に地下にアキリ帝国(aqiri empire )を築き、旧神の復活のためトロルの文明を滅ぼそうとした。アキリはトロルの土地を襲い始めた。
本来排他的で同じ部族でしか仲間意識を持たないはずのトロルはこれに対し、ザンデラリ、ドラッカリ、アマニ、グルバシでズルの帝国(Empire of Zul)という連合を組み、アキリに対抗した。トロルの司祭たちは野神の加護を得ることに成功した。これによりトロルはアキリの侵攻を食い止め、アキリに全面戦争を仕掛ける事にした。ザンデラリの指揮によりトロルは戦略的に動いた。ドラッカリは改造されたトルヴィアのオブシディアン・デストロイヤー/Obsidian Destroyerに守られた北部のアキリの植民地に攻め込んだ。アーンキラジ要塞の軍勢とグルバシの戦いでグルバシは激しい攻撃をした。アマニはリーダーキティックスと戦っていた。キティックスを討ち取ったアマニはその後もトロルの中で一目置かれることになった。戦争の後勝利したトロルは多数の国や村を作り上げ、支配地域は大陸全土に及んだ。敗北したアキリは、北部のネルビアン、南西部のキラジ、南部のマンティッドを含む多数の国や群れに分裂した。
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ザンデラリの首都。

肉の呪い

タイタンによりウルドゥアー(Ulduar)に封印されていた旧神ヨグ=サロンはタイタンの創造した種族を堕落させやすくするため呪いをかけた。それが肉の呪い(Curse of Flesh)である。
肉の呪いは鉱物でできた体を血肉に変え、タイタンの命令に従うロボットのような種族に自由意思を持たせた。そして呪いは次の世代まで続いた。
肉の呪いはタイタンの創造した地底を形作る石の種族アースン(Earthen)はドワーフに、アースンを創るときの失敗作ストーントログはトログに、屈強な鉄の種族アイアンヴライクルはヴライクルにまた後のヒューマンに、ミミロンが創った機械種族メカノームはノームに、後のパンダリアを形作るモグは怒りや欲望を感じるように、石のケンタウルスのようなトルヴィアは猫科のケンタウルスのような種族に変化させた。巨人だけはあまり効果が及ばず、今まで通り命令を全うしている。
皮肉なことに後の時代に旧神を討伐したのは呪いにより自由意思を持った種族であった。
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肉の呪いが戻ったトルヴィアと肉の呪いにかかったトルヴィア

ヒューマンの誕生

鉄でできた体を持ち、自らを創ったタイタンを崇めているアイアンヴライクル。しかしヨグ=サロンの肉の呪いにより血肉の体になった。ヴライクルたちはタイタンに見捨てられたと誤解していた。やがて肉の呪いにかかった子供が生まれ始めた。それに対しヴライクルの王イミロンは肉の呪いにかかった子供を殺すよう命令した。しかしごく一部のヴライクルは命令に背き生まれた子供を遠く離れた地に送った。それがヒューマンの祖先である。
ヒューマンには多くの部族があり、それぞれ原始的な生活を送っていた。
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ヒューマンの祖先アイアンヴライクル

百王の時代とパンダレン革命

本来モグは後のパンダリアの地形を形作るタイタンに従順な石の種族だった。しかし肉の呪いにより死や病に脅かされるようになった。自由意思を持ったことで欲望、怒り、恐怖、プライドが生まれた。モグたちは統率がとれなくなり、やがて力を持ったモグ同士で戦いが起こるようになった。そして、「百王の時代」は始まった。
その時代、将軍の子として生まれたレイ シェン(Lei Shen)は幼い頃から力やハングリー精神を養い、成長してからその戦略眼を発揮した。レイシェンはタイタンキーパーを捜した。何年もの捜索の末タイタンキーパーにして「嵐の主」ラー(Ra)を見つけ出した。そしてレイシェンはラーから嵐の力を奪った。
雷帝。そう呼ばれたレイシェンの力に敵う者は居なかった。その軍は全てを踏みにじり、奪い取った。敵を一つ一つ潰し、味方に引き込めるものは配下にした。レイシェンはモグを統一し強大な帝国を作った。帝国はパンダリアの他の種族を支配し、奴隷にした。
その後何世代にも及ぶモグの繁栄と支配が続いた。しかしそれは突然崩れる事となる。そのときのモグの皇帝は他のモグより独裁的で奴隷が自分の気分を害する事をすればその子供をモンスターの餌にするという罰を行っていた。パンダレンのカン(Kang)もその被害者の一人だった。カンの息子はこの罰により死んでしまった。息子を失ったことで強い悲しみとモグへの怒りを感じた。そしてカンは気付いた。多くの奴隷を持っていることはモグの強みであり弱みである、と。実際モグの帝国は奴隷労働に依存し過ぎていた。
カンはモグへの反乱を計画していた。それには大きな力が必要である。しかし奴隷が武器を持つことは厳しく取り締まられ、不可能に近かった。そのためカンは「己」を武器にした。ダンスと言ってモグをごまかし、隠れて鍛練していた。その技を体得したカンは他の奴隷にも教えた。これがパンダレンに今日まで伝わるモンクの始まりである。
パンダレンの間にモンクが広まり始めた頃、モンクはパンダリア北部の山クン・ライ(Kun-Lai Summit)の頂上に小さなモンクの修道院を建てた。そのときレイシェンの時代に投獄されていた白虎の野神ズシェン(Xuen)を発見した。ズシェンはモンクに多くの教えを説いた。そして革命の準備が整った。
パンダリア革命の第一歩はモグが生き物を創るときに利用していたアーティファクトナクラシャのエンジン(Engine of Nalak'sha)をモグから奪い取った。その勝利はモンクの士気を高めるとともに、猿のようなホーゼン、賢い魚人のジンユー、グルーム(Grummle)、トーレンと同じ祖先を持つユンゴル(Yaungol)などのパンダレン以外の種族が反乱に加わった。
帝国は連絡網の大部分を担っていたグルームが居なくなり、帝国は混乱していた。ユンゴルは帝国に攻撃を仕掛け、大きな損害を与えた。ホーゼンはモグの要塞に忍び込み、要塞を無力化した。水の霊と話し、未来予知ができるジンユーはいつどこで攻撃し、退却するかを的確に指示した。
そして反乱軍はモグ帝国に全面戦争を仕掛けた。奴隷が居なくなったことによる混乱と反乱軍の攻撃により弱まったモグは反乱軍に敗北した。モグの皇帝は殺害され、他のモグは降伏し、逃亡する者もいた。
その後自由を得た種族たちの繁栄の時代が始まった。パンダレンは国を作った。しかしモグとは違い、正義、知恵、慈悲に基づいて治められた。パンダレンはパンダリア同士はもちろん、異種族間での平和にも尽力した。
パンダリアは平和であった。
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怪物連れる、嵐と稲妻
奴はレイシェン、雷帝レイシェン...─探話士チョー

星の子たち─ナイトエルフと久遠の聖泉

大陸の大部分を征服したトロル。多くの部族が存在し、その中にはダークトロルと呼ばれる部族がいた。ダークトロルは昼光を嫌い夜行性の部族で、その習慣は肌の色を青から灰色に変えた。他の部族の争いには無関心で交流もほとんどの無かった。アマニやグルバシとは違い自然とのつながりを求めた。
ダークトロールは[[ドライアド>種族#Cenarius' Children]]やフェアリードラゴン/Faerie Dragonと出会いながら大陸を移動し、ついに大陸中央部の久遠の聖泉に辿り着いた。ダークトロルたちは泉のほとりに村を作った。泉の力は何世代にも渡ってトロルたちを変化させた。背は高くなり、肌は灰色から紫へ。知的で高度な種族、即ち [[ナイトエルフ>種族#Night elf]] となった。彼らはトロルの伝統を捨て、月の女神エルーンを崇拝し始めた。ナイトエルフたちは昼間はエルーンが泉の底に眠っていると信じている。エルーンとの交信や泉の周りの奇妙な人工物を調べるうちにカリムドールという大陸の名などの知識を得た。そして自らたちを「星の子」の意、カルドレイ(kaldorei)と名乗った。
好奇心旺盛なナイトエルフたちは泉について調査を始めた。社会が成長するにつれ、大陸を探検するようになった。セナリウスらハイジャル山(Mount Hyjal)の野神に出会い、自然について教わった。セナリウスは好奇心旺盛なナイトエルフを気に入り、彼らが自然と調和し自然の世話人になることを願った。
ナイトエルフの女王アズシャラ(Azshara)と忠誠を誓った貴族ハイボーン(Highborne)は泉を研究していた。そして泉の力を操る魔法を発見し、さらなる研究と調査を行った。
ナイトエルフたちの国は文化的にも領土的にも拡大の一途を辿った。それはトロルの2大帝国アマニとグルバシを超える規模となった。魔法を操るナイトエルフはトロルの帝国を脅かした。未知の力に勝つことはできず、たった数年のうちにアマニとグルバシの領土もバラバラになった。
一方アズシャラ女王とハイボーンの魔法は大きな創造あるいは破壊を起こすことができた。セナリウスとナイトエルフの知恵者はその力の乱用は災害を巻き起こすだけだと警告した。実際に女王とハイボーンによる魔法の乱用は捻れし冥界の悪魔に感知されていた。
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wowでのセナリウス。

最後の皇帝

パンダレンの国の皇帝シャオハオ(Shaohao)の時代。ある日シャオハオはある偉大なジンユーの水話士に不吉な預言を聞いた。魔術師の国が泉から悪魔を呼び出し、緑の隕石が降り注ぎ、世界の分断が起こる、つまり古代戦争についての預言であった。
それを聞いたシャオハオは翡翠の神蛇ユロン(Yu'lon)がいる山に登り、教えを求めた。ユロンは魂を浄化し大地と一体になれ、と言った。シャオハオはその答えに戸惑ったが、その山にそれ以上の答えはなかった。
山を下り、友でホーゼンのモンキーキング(The Monkey King)に相談した。モンキーキングは竹でできた奇妙な疑念の仮面(Mask of Doubt)を着けるように言った。シャオハオが仮面を着けるとシャオハオの中の疑念の感情が実体化した。それが疑念のシャー(Sha of Doubt)である。シャーは負の感情が実体化した悪霊で、タイタンがアゼロスを創っていた時代にアマンツル(Aman'Thul)によって殺された[[ヤシャラージュ>放たれし激昂ヤシャラージュ/Y'Shaarj, Rage Unbound ]]の残留思念とも言うべきもの。シャオハオは自らの疑念から生まれたシャーを倒した。そしてシャオハオはユロンの言葉の意味を悟り、すべき事を知った。魂の浄化、つまり自分の負の感情、疑念、絶望(Despair)、憤怒(Anger)、恐怖(Fear)、憎悪(Hatred)、暴力(Violence)のシャーを倒し、封印する旅が始まった。翡翠の神蛇ユロン、白虎ズシェン、赤の鶴チ=ジ、黒の牡牛ニウザの寺院を訪れ、モンキーキングの助けも借り自分の中から負の感情を追い出した。
負の感情を追い出したシャオハオ。皇帝として国を守り続けた。その目には一切の疑惑も絶望も無かった。ある日、空が緑の炎に燃えているのを見た。戦火はそこまで迫っていたのだ。シャオハオパンダリアと一体となり、魔法の霧で覆い、守った。その後平和になったパンダリアに皇帝は必要無くなったため、シャオハオが最後の皇帝となった。シャオハオはパンダリアを、そしてパンダレンを「誇り」に思っていた。
霧が晴れるまでの数千年間皇帝の意思はパンダリアを護り続けた。
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モンキーキングとシャオハオ

抵抗─古代戦争前編

アズシャラ女王らの魔法の余波を感じとったサーゲラス。それによりサーゲラスはアゼロスを見つけてしまった。しかし遠くにあるアゼロスに行くためにポータルをアゼロス側から開く必要があった。そのためサーゲラスはハイボーンのサヴィアス(Xavius)と交信した。アズシャラやハイボーンたちはサヴィアスは神の声を聞いたと信じ、やがてサーゲラスを崇めるようになった。そしてサーゲラスら焦熱の軍団がアゼロスに来られるよう久遠の聖泉の力を利用し泉をポータルに変えてしまった。
サーゲラスはまずアゼロスにハウンドマスターハッカル(Hakkar the Houndmaster)と恐ろしい悪魔の犬フェルハウンド(こんなやつ)を送り込んだ。フェルハウンドはハイボーン以外の魔法使いをその触手で襲い、マナを吸い肉を貪った。それ見てアズシャラらはサーゲラスと焦熱の軍団の力を再確認した。
その後焦熱の軍団の主要部隊が送られた。戦闘好きで無謀だが愚かではなく指揮に忠実な悪魔の兵士フェルガードや狡猾で両手武器を使うエレダーラスガードによる虐殺と破壊、一対の羽を持つドゥームガードと羽と胴体にもう一つの顔を持つテロガードによる空からの戦いの監視と焦熱の悪鬼の召喚で戦況はさらに悪化した。ゆっくりと、でも確実にエルフの国を侵略していった。
それに対して勇敢で熟練のエルフの将軍カルサロス(Lord Kur'talos Ravencrest)はハイボーンでないナイトエルフを抵抗軍カルドレイ・レジスタンス(Kaldorei Resistance)に集めた。その中には3人の若いナイトエルフがいた。ドルイドの素質を持つマルフュリオン・ストームレイジ、その弟で無謀な魔法使いイリダン・ストームレイジ、エルーンのプリーステスティランダ・ウィスパーウィンドである。3人は三角関係だったが、ティランダの心は外側から力を求めるイリダンより己を鍛練し力を得るマルフュリオンに傾いていた。ティランダとマルフュリオンの間に芽生える恋にイリダンは憤慨していた。
マルフュリオンたちは他種族の協力が必要だと訴えたがカルサロスは認めなかった。しかし他種族の協力が必要なことはすぐに浮き彫りとなった
ポータルからより強力な指揮官と部隊、分析と戦術の天才アーキモンドとそれに指揮された残忍で野蛮なマノロスたちピットロードが送り込まれた。
マルフュリオンはエメラルドドリームからポータルに干渉しようとした。その途中魔法によりエメラルドドリームの中のものを見ることができるサヴィアスと戦い、殺した。
アズシャラは抵抗を終わらせるためカルサロスを暗殺させた。カルサロスの後継者デスデル(Desdel Stareye)カルサロスに代わりレジスタンスのリーダーを務めた。デスデルはまったくの無能であったが、他種族に協力を求めることを許可した。主に大地と山のトーレンがレジスタンスに参加した。その後にはファーボルクやドワーフの祖先も参加している。デスデルは戦術面でも役立たずで、少しの仕事をした後、マイエヴの弟ジャロード・シャドウソング(Jarod Shadowsong)が引き継いだ。
泉の力に依存したイリダンは魔法中毒に苦しんでいたがティランダにより自分自身を抑制できていた。一方セナリウスの援助によりサヴィアスとの戦いから回復マルフュリオン。ドラゴンに協力を求めた。その結果レッドドラゴンのコリアストラズ(Korialstrasz)の助けを得た。その途中ハッカーに遭遇したが、倒し捻れし冥界に帰すことができた。
ジャロードがトーレンたちと悪魔に抵抗していた時、野神が森から現れ、戦いに加勢した。熊の神ウルソック(Ursoc) とウルソル(Ursol)、鳥の神アヴィアナなどが悪魔に殺されてしまった。その喪失に激怒したセナリウスは無謀ともいえるほど悪魔と戦った。セナリウスは殺されかけたが、その父[マローン>マローン/Malorne]]によって助けられた。マローンは悪魔を皆殺しにする仕事を行い、そしてアーキモンドと戦った。強大な力を持つアーキモンドにマローンでも敵わず殺されてしまった。
高貴な白いムースエチェロ(Eche'ro)が悪魔との戦いで重症を負った時トーレンのリーダーハーン(Huln highmountain)が助けた。この出来事によりセナリウスはトーレンを祝福し、エチェロの角(Horns of Eche'ro)を与えた。
殺されたサヴィアスはサーゲラスに有用性を認められサテュロス(satyr)というヤギのような悪魔に変身させて蘇らせられた。
ドラゴンが到着し、レジスタンスに加わった。ドラゴンの戦力は規格外で自体は好転すると思われた。しかしネルサリオンがドラゴンアスペクトの力を注入されていたドラゴンソウルを自分と旧神のために解き放った。ネルサリオンは今や旧神の配下となっていたのだ。ネルサリオンは大地の守護者故に大地と密接に結び付き大地を重く感じ、大地が傷付くたび耐えがたい痛みを味わうようになった。そして永遠の命を得たためこの苦痛は終わらないことに気付いた。そんな精神がひどく弱った状態のネルサリオンが地下に封印された旧神に無意識に接近してしまえば精神を蝕まれるのは当然ともいうべき結果である。
マルフュリオンはこの戦いを終わらせるため魔法の源であり悪魔を呼ぶポータルである久遠の聖泉を破壊することを提案した。ティランダはセナリウスとその仲間に泉を襲ってもらうよう頼んだ。
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セナリウスとマノロス

イリダンの裏切り─古代戦争後編

泉が破壊されると魔法が使えなくなると知ったイリダン。マルフュリオンの計画を阻止するためハイボーンに加わり警告した。しかしイリダンにはイリダンなりの「計画」があった。
その間ティランダはサヴィアスに捕らえられていた。マルフュリオンとナイトエルフの若い射手はサテュロスと戦い、殺したが、ティランダを取り戻すことはできなかった。
ネルサリオンはドラゴンソウルの強大な力により体が引き裂かれたため、巨大なプレートを作らせ体に固定した。そしてデスウィングと名乗り始めた。マルフュリオンはデスウィングからドラゴンソウルを盗み出したが、ポータルをされに強力にし、サーゲラスが通れるようにするためアズシャラ軍のイリダン率いる兵士に奪われてしまった。
マルフュリオンたちはポータルを破壊するため泉のあるエルフの首都に突入した。その途中イリダンと会った。マルフュリオンはイリダンの裏切りに憤慨したが、すぐにイリダンの「計画」を知り協力した。また、さらわれたティランダを助けた。マルフュリオンとティランダは「計画」のためピットロードの王マノロスの注意を引いた。一方イリダンはハイボーンの宮殿に忍び込み、5人の奇妙なナイトエルフと出会った。実は未来から来た冒険者(プレイヤー)で冒険者たちはアズシャラ女王を倒そうとしたが、傷一つ与えられなかった。
ついに「計画」が実行されようとしていた。マルフュリオン、イリダン、ティランダ、冒険者らは悪魔やアズシャラの護衛を倒した。マノロスは冒険者たちを倒そうとしたがイリダンが魔法を使用し、「重要な」数十秒間を持ちこたえた。呪文の詠唱が終わった。ポータルは逆転し、アゼロスの悪魔が1体残らず捻れし冥界に戻っていった。これがイリダンの「計画」である。ドラゴンソウルはノズドルムにより誰にも見つからず悪用されない場所に隠された。ドラゴンソウルはその後ある英雄に力を授け世界を救うまで眠りつづけるだろう。
大きな力に泉は悲鳴を上げていた。
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デスウィング

分断

地は鳴り、空は曇る。崩壊する栄華と惨劇を見守ったエルフの首都。ドラゴンソウルの大きな力により不安定になった泉はその大きなエネルギーで爆発を起こした。大地は裂け、大きな穴となった。そしてその傷を海が埋めた。その結果大陸の大半は消え去った。残ったのは東の大
陸東方諸王国(Eastern Kingdoms)、西の大陸カリムドール(最初の大陸とは別)、北の大陸ノースレンド、東の大陸パンダリアといくつかの島だけだった。そして泉があった場所にはメイルシュトロームと呼ばれる巨大な渦ができた。
アズシャラとハイボーンの中でもエリートたちはアズシャラの魔法により近くだけかろうじて崩壊を免れたが、疲労とともに呪文は意味を成さなくなった。とうとうアズシャラの周りも崩壊した。そして旧神ン=ゾスのささやきに屈し契約した。そして水生種族ナーガへと姿を変えた。メイルシュトロームの下にアズシャラは海底都市ナージャターを作った。
トロルはその爆発で大陸がバラバラになり、混乱していた。そしてトロルの大国グルバシも貧困や飢餓に苦しんでいた。グルバシはロアの神秘的な力に救いを求めた。そして蛇のロア、ハッカルが応じた。ハッカルはグルバシの繁栄を約束した。そしてその代わりに血を要求した。
タイタンが想像した石の種族アースンは自分たちが創られたタイタンの遺跡の地下に自らを封印した。
メイルシュトロームはアゼロスの中心で今日も「カリムドール」の悲劇を物語っている。
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メイルシュトローム

イリダンの贈り物─第二の聖泉

あの災害のあと生き残った少数のナイトエルフはエルーンの加護により生き残ったマルフュリオン、ティランダ、セナリウスに導かれ、残った陸地を目指した。世界を見ていくうちにあの勝利には大きな代償が伴った事を知った。アズシャラたちの他にもハイボーンが生き延びていた。ナイトエルフはハイボーンを信用していなかったが、魔法が無いため悪に染まることは無いだろうと合流した。
エルフたちが上陸したとき神聖な山ハイジャルが水没していないことに気付いた。ハイジャル山を登ったエルフたちは戦慄した。魔法に汚染された湖を見つけたのである。
マルフュリオンたちがハイジャル山に登るより少し前、ハイジャル山に到達していたイリダン。山頂にある湖に汲んできた泉の水を注いだ。そして第二の久遠の聖泉が生まれた。イリダンはそれに歓喜しこれが次の世代への贈り物となると確信した。そのためマルフュリオンがイリダンに問い詰めたとき衝撃を受けた。マルフュリオンは魔法は危険で本質的に悪であり、その乱用は災いしか呼ばないとイリダン言った。しかしイリダンは魔法を捨てる事を拒んだ。
イリダンを野放しにするのは危険だと知ったマルフュリオンは、イリダンを投獄した。そして若きウォーデン(warden)マイエヴと数名のプリーステスに見張らせた。
マルフュリオンは新たな泉を破壊するとまた災害が起こると考えた。そのため泉を残したが、魔法を一切使わないと誓った。そして失われてしまった自然を復興させるため、セナリウスからドルイドの術を学んだ。
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マイエヴと投獄されたイリダン

天の冠─ナイトエルフとドラゴンの契約

長年にわたりナイトエルフは国の復興に努めていた。あるとき、ハイジャル山にアレクトラーザ、イセラ、ノズドルムが来た。そのときにマルフュリオンはドラゴンたちに新しい泉について相談した。ドラゴンたちは驚き、その泉がある限り焦熱の軍団がまた攻めてくる可能性があると言った。そのためナイトエルフとドラゴンは泉を安全に保つ契約を結んだ。
アレクトラーザはドングリを泉に置いた。ドングリは泉の力によりどんどん成長し、天に届くような木となった。その世界樹はナイトエルフと自然の絆の象徴となった。ナイトエルフは世界樹に彼らの言葉で「天の冠」という意味のノルドラシル(Nordrassil)と名付けた。
ノズドルムは世界樹がある限り、エルフたちを病気や老化から守った。
イセラは世界樹とエメラルドドリームを結び付けた。それにより泉の魔法の力が抑制された。またナイトエルフのドルイドが世界樹を通しエメラルドドリームに出入りできるようになった。契約の一環としてドルイドたちは何世紀も眠らなけれはならなかった。多くの時間が奪われることを嘆いたが、それより契約を優先した。
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世界樹ノルドラシル

太陽の国─ハイエルフの追放

ドルイドに治められ、緑豊かな森アシェンベールにあるナイトエルフたちの新しい国は栄え、発展し続けていた。ファーボルクやクイルボアといった泉の爆発以降数が減少していた種族も姿を現すようになった。ナイトエルフはこれまでにない平和な時代を謳歌していた。
しかし元ハイボーンは魔法中毒に苦しみ、泉の力を求めるようになっていた。彼らのリーダー、ダスラマー(Dath'Remar)は魔法の使用を認めないドルイドたちは臆病者だと批判した。マルフュリオンたちドルイドはその主張を却下し、魔法の使用した者は死刑に処する、と警告した。それに対しダスラマーたちは自らの主張を通すためアシェンベールに魔法を放った。
慈悲深いドルイドたちは同胞を処刑できず、ダスラマーたち元ハイボーンを追放した。元ハイボーンも頭の固いドルイドと離れることが出来て清々していた。彼らは船に乗り、広い海を航海した。荒れ狂うメイルシュトロームを越え、東の大陸にたどり着いた。そしてそこに魔法都市を建国した。太陽を受け入れ、夜行性の習慣、月の女神エルーンへの信仰などナイトエルフの文化を捨てた。すると肌の紫は消え、背は低く、そしてなにより病や死に怯える必要のない不死の体が失われてしまった。そして彼らはハイエルフと名乗り始めた。
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ハイエルフのメイジ

長き夢と番兵

ナイトエルフのドルイドたちは「眠り」に就き、エメラルドドリームからアゼロスを見守る時が近づいていることを悟った。彼らは家族や愛する人がいるアゼロスを後にした。
ナイトエルフの男性は全員ドルイドだったため、残されたのは女性だけだった。エルーンのハイ・プリーステスだったティランダはナイトエルフの実質的なリーダーとなった。残された女たちだけでカリムドールと森を守るため高度な訓練を受けた戦士を集めた。アシェンベールの森を守る彼女たちはセンチネル(Sentinels)と呼ばれるようになった。
セナリウスや木立の番人として知られるその息子はナイトエルフを見守り、必要があればセンチネルに協力し森を平和に保っていた。
ドルイドが眠っている間、ティランダは1人でナイトエルフを導き、森を守ることに不安を感じていた。再び焦熱の軍団が攻めてくるのではないか、その時自分は森を守れるのか、そんな不安を募らせていた。
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センチネル

魔法都市ケルサラス

ダスラマー率いるハイエルフは長い航海の末東の大陸にたどり着いた。彼らは未知の大陸を旅した。しかしその体は不死ではなくなっていた。何人ものハイエルフが病気で、飢えで、厳しい寒さで命を落とした。その厳しい旅の途中、カリムドールにはいなかった種族と遭遇した。森で狩りをする原始的なヒューマンである。しかし真の脅威は原始的な種族ではなくアマニ帝国の先住民フォレスト・トロルだった。ハイエルフはトロルを野蛮な種族だとみなし、トロルもハイエルフを侵略者だとして戦いを始めた。
長く過酷な旅の末にカリムドールを思い起こさせる土地を見つけた。大陸の北の森林にケルサラスを建国した。そしてダスラマーは隠し持っていた久遠の聖泉の水をそこにあった湖に注いだ。するとたちまち湖は魔法の力を持つようになった。そして太陽の泉と名付けられた。ケルサラスをナイトエルフよりも進んだ国にすると誓った。
しかしケルサラスが建国されたところもアマニの領地で、すぐにトロルはハイエルフを攻撃し始めた。新しい土地を諦めたくないハイエルフは魔法を使い、10倍もの数のトロルを打ち負かした。
魔法の使用がまた焦熱の軍団に感知されるのを恐れ、ケルサラスに障壁を作った。焦熱の軍団を恐れることもなく、頭の固いドルイドに咎められることもないハイエルフたちは思う存分魔法を研究し、技を磨きその好奇心を満たした。
一方アマニ帝国はエルフに負け大きな損害を負ったものの、完全に無くなった訳ではなかった。アマニは確実に力を取り戻していった。トロルの軍隊はアズシャラの時代から続くエルフへの憎しみを解放するときを待っていた。
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ダスラマーと太陽の泉

新たな世界

壊れた王冠

ヨグ=サロンの血液から出来た鉱石、サロナイトがアゼロスに現れ始めた。それを止めるためファンドラル・スタッグヘルムノルドラシルの枝を植えた。その五つの樹は大樹(Great Tree)と呼ばれるようになった。大樹はノルドラシルのようにエメラルドドリームに結び付いていた。大樹のうちノースレンドのグリズリーヒルに植えられたものに「雪の王冠」という意味のアンドラシルと名付けた。ファンドラルは秩序を保つためのドルイドの組織、セナリオン・サークル(Cenarion Circle)に無断で植えたため、マルフュリオンたちの怒りを買った。しかしセナリオン・サークルもファンドラルの大樹がサロナイトの抑制に成功していると認めた。
その後ノースレンドで本来は平和的な種族ドライアドの一種フォレストニンフ(Forest nymph)とトーレンと共通の祖先を持つトーンカ(taunka)が戦争をしていた。それもこれまでに無いほど卑劣で残虐なやり方で。セナリオン・サークルはドルイドを派遣し、その調査に当たらせた。調査の結果はドルイドを戦慄させた。アンドラシルの根がヨグ=サロンが封印されている監獄に近づき、ヨグ=サロンに堕落させられ、その結果周囲の生き物を蝕み、狂気に陥れていたのだ。旧神の力を取り払うことはとても難しかったため、ドルイドはアンドラシルを破壊するしか無かった。その後アンドラシルはこう呼ばれた。ヴェルドラシル(Vordrassil)あるいは壊れた王冠、と。
その裏でヨグ=サロンは暗躍していた。ヴェルドラシルを利用し、エメラルドドリームに干渉していた。それが、エメラルドナイトメア(Emerald Nightmare)の始まりだった。
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ヴェルドラシル

ナイトエルフの友

白く美しい毛と特徴的な牙を持った虎フロストサーベル(Frostsaber)の女王シャイ=ロタム(Shy-Rotam)を霧の巨人(Frostmaul giants)からティランダが救った。そのことがきっかけでフロストサーベルはナイトエルフと同盟を結んだ。その他の種類のサーベルキャット(saber cat)もナイトエルフと同盟を結んでいる。彼らは幼少の頃から共に過ごし、移動や戦のときに背中に乗せ共に大地を駆ける。
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ティランダとサーベルキャットのアシュアラ

ノームの誕生

タイタンウォッチャーのミミロンが創り出した種族、メカノームがいた。メカノームはウォッチャーの命令通りに動く、意思の無いロボットだった。しかしヨグ=サロンが肉の呪いをかけたことにより、血肉の体と自由意思を持つノームとなった。ウォッチャーの命令を忘れたノームはもといたタイタンの遺跡ウルダマンから抜け出し、外の世界を彷徨った。その後雪山ダンモロフに住むようになった。
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ダンモロフ

トロル・ウォー

あるときヒューマンの部族の一つ、アラシ族は力を付けている先住民トロルが脅威となっていると気付いた。このままではトロルに太刀打ち出来ないため、ヒューマンが1つの旗の下集まり結束することが必要だと考えた。それから数年間の間にアラシ族はヒューマンの部族を統一し、ヒューマンの国家アラザー(Arathor)とその都市ストローム(Strom)を作り、ソラディンはその王となった。
ソラディンは北でエルフがトロルに攻撃を受けていると聞いたが、見知らぬ種族の為に民を危険に晒すことはしなかった。しかしトロルの脅威を実感するときが来る。ハイエルフの使者が来てトロルの攻撃は強大であること、もしエルフが負ければ次はヒューマンに攻撃するであろうことを伝えた。そして絶望的な状況なので支援が欲しい、支援できるのならばヒューマンに魔法を教えると約束すると言った。ソラディンは魔法を信じていなかったが、後で必要になると思い、支援に合意した。
その後すぐにケルサラスからメイジが派遣され、100人だけに魔法を教えた。そのときヒューマンは魔法への親和性が非常に高いと判明した。その後訓練を積み、ハイエルフはトロルと戦うことができる程の魔法をヒューマンが扱えるようになっていると確信した。
そしてケルサラスとアラザーの連合軍とアマニの軍はアルタラック山(Alterac Mountains)のふもとで衝突した。トロルの激しい攻撃とロアの加護による再生能力に魔法の使用が必要と判断したハイエルフたちはヒューマンたちと共にトロルの軍勢を魔法の炎で焼き払った。トロル軍が魔法で壊滅状態になり、退却したときアラザーの兵士が最後の一人まで倒した。
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トロルを焼き払うメイジたち

ティリスファルのガーディアン

最初、ハイエルフに選ばれた100人のメイジは強い意思と高貴な精神が持つ者だけ選ばれた。彼らは魔法に責任と注意を持ち、魔法の乱用や自分のためだけに使用することも無かった。しかしその次の世代のメイジたちは違った。100人のメイジが知識を授けたのは善人にだけ、という訳ではなく、魔法を私利私欲を満たすために使う者もいた。
ストロームは魔法に厳しく、自由に魔法の研究を行うことはできずに不満を募らせていった。そんなとき北の土地にダラランが作られた。若いメイジたちはストロームを後にし魔法に寛容なダラランへと移っていった。魔法を使えない一般市民も魔法に寛容で、いつしかダラランは大きな魔法都市へと発展していった。
しかし魔法の乱用は焦熱の軍団の悪魔に感知されていた。ダラランに現れた悪魔は奇妙な事件を起こし市民に大きな混乱を与えた。しかしダラランのリーダーマグクラッツは悪魔の存在を市民に隠蔽した。強力なメイジは悪魔を捕らえようとしたが、それに以上に悪魔は強大であった。
それから数ヶ月後、ダラランの市民はマグクラッツが何か恐ろしいものを隠蔽しているのでは、と疑い始めた。やがて反乱が始まった。かつては魔法に寛容であった市民も魔法への疑念が露になっていた。これに対しストロームが動くことを恐れたマグクラッツは魔法のスペシャリスト、ハイエルフに相談した。
ハイエルフはすぐに強力なメイジを派遣しダラランを調査させた。今現れる悪魔は少ないもののこのまま魔法を使い続ければその数も悪魔の格も大きくなる、と彼らは判断した。ハイエルフを治めていたシルバームーン評議会(Council of Silvermoon)とマグクラッツらは秘密の協定を結んだ。そのときハイエルフは古代戦争の悲劇をヒューマンに教えた。またその秘密の会合の第一回がローデロンの森林、ティリスファルグレース(Tirisfal Glades)で行われたことからティリスファルのガーディアンと名付け、この評議会をティリスファル評議会と呼んだ。ティリスファル評議会悪魔を追い払う強力な一つの存在を定めることだった。その存在、ガーディアンはヒューマンとエルフの全ての魔法の知識と力を授けられる。ガーディアンが年老いるか悪魔との戦いに疲れたときに、その仕事を次のガーディアンに引き継いぐ、次のガーディアンはティリスファル評議会が指名する、などのルールが設けられた。ガーディアンは世界のどこにいても悪魔と戦える程の莫大な力を持っていた。
ティリスファル評議会は最初のガーディアンをアロディ(Alodイ)に決定した。アロディはヒューマンとエルフのハーフである男性だった。ダララン最強級のメイジで特に氷や霜の魔法に長けていた。ガーディアンになりさらに強大な魔法を手に入れ悪魔からアゼロスを守り続けた。
その後も魔法は発展し続けたが、ガーディアンの活躍により何世代もの間悪魔の被害は小さなものだった。
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初代ガーディアン、アロダイ

ドワーフの目覚め

地下を形作る種族アースンはタイタンに創られた種族の一つであった。タイタンの命令に従うだけで自我を持たず、体は石で出来ていた。地表に住む他の種族に興味を持たず、タイタンの命令通り地下を形作り続けた。
アースが生まれてから数万年の時が流れ、地表で色々とあって泉が爆発した。大地が裂ける痛みは大地に関わりの深いアースンにも及んだ。多くのものを失ったアースンは自分たちが創られた最初に創られた場所、タイタンの古代都市ウルダマン、ウルダム、ウルドゥアーに自らを封印した。
そして8000年後、アースンはその長い眠りから目覚めた。封印されていた間に大きな変化がアースンにあった。肉の呪いにより自由意思を持つようになり、頑丈な鉱石の体は血肉の体に変わったのだ。また岩や大地を掘る力は弱まった。ドワーフと呼ばれるもの。タイタンの想像物に比べれば、それは非常にか弱い生き物だった。
ドワーフたちはウルダマンの石の部屋から外の世界へ逃げ出した。そして巨大な山を発見した。
その土地をタイタンのカズゴロス(Khaz'goroth)から取って、カズモダンと名付けた。地下の安全性を知っていた彼らはカズモダンの地下に住むようになった。
鉱物できた体だった頃の名残からか、宝石や鉱物を採掘することに長けていた。そのせいで地上との関わりは無かった。
また、鍛治で発展したカズモダンの王国はアイアンフォージと呼ばれた。
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トロルの内戦 

泉の爆発の劇的な変化により、グルバシ帝国は各地で貧困や飢餓に苦しんでいた。昔から、伝統的にトロルの信仰対象だったロアは、貧しい国への救済とも見られるようになった。グルバシは神秘的な力に救いを求めた。血のロア、ハッカル(Hakkar)がその声に応じた。ハッカルは化身を通じてグルバシと交信した。ハッカルはグルバシに再度の繁栄を約束した。血の代償の代わりに。
ハッカーの崇拝者はハッカー(Hakkari)と呼ばれた。ハッカル率いるグルバシははノールやマーロックの部族を侵攻し、邪魔ならば他のトロル部族をも滅ぼした。そして捕虜や戦死者の血をハッカルに捧げた。
そうしてグルバシは領地を広げ、南海の島々を我が物にしていた。トロルの指導者を担うザンデラリ族のトロルは同種族の征服と伝統的なロアの崇拝に満足していた。
しかし、すぐに、ザンデラリの喜びは不安へと変わった。古代の伝承や記録で発見された恐るべき真実を知った。ハッカル・ソウルフレイヤー。崇拝者に殺人的な怒りを植付け、負の感情を強めた。負の感情は虐殺、破壊、混沌を招き、それはハッカルの血を満たす。そうしてハッカルはその存在をより強大にしていった。
ザンデラリは破滅の道を進んでいる同種族の仲間を止めなければなかった。
ザンデラリはグルバシの土地、ストラングルソーンに到着し、戦いの準備をしていた。一方、ハッカルの欲望は留まることを知らなかった。アゼロスの生者をマーロック一匹まで殺し尽くそうとしていた。ハッカーたちもその欲に気付き始めていた。それによりグルバシで暴動が起こりはじめた。
ハッカルに熱狂的な集団アタライ(Atal'ai)はハッカルの本体をこの世界に召喚しようとしていた。その狂気的な計画に他のハッカーさえ戦慄した。その計画に反対したハッカーらはザンデラリ軍に加わった。連合軍はハッカルの召喚が行われているグルバシの首都ズルグラッド(Zul'Gurub)に攻め込んだ。激化する戦争の中、両軍多くの命が奪われた。激しい戦いの末、連合軍はアタライとハッカルの化身を打ち破り、勝利した。
アタルイは周囲のジャングルに逃げたがほとんどが連合軍に殺された。ハッカルの召喚は中断され、アゼロスにハッカルが降臨することはなかった。しかし、ハッカルはまだ存在していた。アタルイの一部の集団は悲しみの沼(Swamp of Sorrows)に逃げた。そこにハッカルを祀るアタラハッカルの寺院(Temple of Atal'Hakkar)を建てた。そして、成し遂げられなかったハッカルの召喚を再開した。アタルイの脅威が無くなると、狂信者と戦ったにも関わらず、ハッカーたちは迫害され、公衆の目の前で処刑されて。最も幸運なハッカーでもすべての財産を奪われ、永久に追放された。追放されたハッカーはザンデラリに強い憎しみを持った。悲しみの沼のアタルイに合流した。アタルイらは一度裏切られたものの、その怒りは本物だと確信し、信用に値すると認めた。それでもハッカルはずっと忠実なアタルイを特別扱いした。アタルイとハッカーらは全勢力をかけてハッカーに尽くした。
ドラゴンアスペクトの一人、イセラ/Yseraはその企みに気付いた。そして沼でその力を解き放った。寺院を土台から破壊し、沼に沈めた。その遺跡はグリーンドラゴンが守っている。
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ハッカル・ソウルフレイヤー

七つの王国

トロルの脅威が無くなったことにより、王ソラディンの死亡した後も次の世代によりアラザーの勢力はさらに拡大した。ヒューマンの探険家たちは大陸を地図に記し、有力者は国を作った。ダラランに続き、新しい都市がいくつかできた。そこはストロームの管理下にあり、あくまでアラザー帝国の都市だった。
ダラランは魔法の尖塔と神秘的な建物、それ以上に神秘的な魔法とその使い手で溢れている。都市はティリスファル騎士団(Order of Tirisfal)に守られている。メイジでない一般市民も魔法に寛容で、彼らは誰にも咎められず魔法の研究に没頭している。ダラランのリーダー、マグクラッツ(Magocrats)は世界中の様々な魔法の道具やアーティファクト、知識を管理、調査する団体キリン・トアを創設した。ダラランはメイジが集まる魔法都市となっていった。
山地にアルテラックを、南西の半島にギルニーアスを作った。その両国は強力な軍を持ち、ストロームの強力な支持者となった。また、その国はドワーフの都市アイアンフォージに近く、ドワーフと交流があった。ヒューマンとドワーフは鍛治の知識を共有した。
ギルニーアスの探険家たちは西に大きな島を発見した。ドルイド魔法を操る先住民ドラスト(drust)に苦しめられながらも侵略し、そこに都市を作りクルティラス(Kul'Tiras)と名付けた。クルティラスは漁業と交易によって発展した。
首都ストロームで、貴族がノースレンドのより肥沃な土地に移ることを熱望していた。民にソラディンの子孫であるストロームの王は必死にストロームを捨てることをやめるよう説得しようとした。しかし、貴族と同様にストロームを離れることを望んでいた市民に猛烈な反感を買った。王はストロームを捨て、より肥沃な土地へ移ることを選択した。ノースレンドに都市をつくり、ローデロンと名付けた。また、ローデロンはその大陸の名前にもなった。
ストロームに残されたアラシの血統の子孫はカズモダンの山々を超え、南の大陸アゼロス(惑星ではなく大陸)に移り住んだ。アゼロスの北部の豊かな土地にストームウィンドを作った。そこは急速に発展し、すぐに経済が安定した。
ストロームから大部分の貴族や市民、アラシの子孫が出て行った後も、少数の戦士が残った。もうそこは帝国の中心ではなく、新しい都市ストロムガード(Stromgarde)となった。
ストロームは帝国の中心ではくなり、都市は独立、アラザーは分裂していった。それぞれの国はそれぞれ発展し、ヒューマンは繁栄していった。しかし全ヒューマンの統一というソラディンの夢は消え去った。
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ダララン、アルテラック、ストロムガード、クルティラス、ギルニーアス、ストームウィンド、ローデロン

セントールの始まり

タイタンがアゼロスに来たとき、アゼロスにいたエレメンタルは精霊界という別世界に飛ばされアゼロスから追い出された。地のエレメンタルロードシェラゼンの娘、シェラドラス(Theradras)は捕らえられ、地の底で長い間眠っていた。
それから長いときが経ち、トーレンが偶然シェラドラスの声を聞いた。トーレンはその声を彼らが信仰する地母神の声だと誤解した。そしてシェラドラスを目覚めさせてしまった。長い眠りで力が弱まっていたシェラドラスは自分を回復させるため、周りの土地の生命のエネルギーを使い果たした。肥沃な草原は荒廃した砂漠へ変わった。
大規模な生命の喪失は、アゼロス全体やエメラルドドリームに影響を及ぼした。セナリウスの息子ザーター(Zaetar)はエメラルドドリームから調査した。ザーターはシェラドラスの隠れ家を発見した。しかしザーターはシェラドラスを捕らえず、シェラドラスと恋に落ちた。ザーターはシェラドラスと一緒に土地に生命をもたらし、元の豊かな土地に戻すことができると確信していた。その禁じられた恋からセントールという下半身が馬のような種族が生まれた。セントールは父親のザーターを嫌い惨殺してしまった。シェラドラスはセントールに厳しく懲らしめた。セントールは母親を悲しませたことを知り、許しを請うた。シェラドラスは隠れ家にザーターの精神を植え付けた。セントールはザーターに敬意を払った。その後セントールによりマロドン(Maraudon)と名付けられ、彼らの聖地となった。
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セントール

移ろう砂の戦い

トロルの帝国との戦争に敗北した昆虫種族キラジは地下に追いやられていた。その存在は地上の種族の記憶から消え去り、その脅威を警戒するものはいなかった。タイタンが旧神クトゥーンを封印した監獄、アーンキラジ(Ahn'Qiraj)でキラジは何世紀もの間休眠していた。アーンキラジは広大で荒れ果てたシリサス砂漠にあったため、誰も近づくことはなかった。
それから何万年もの後、ナイトエルフのリーダー、大ドルイドのファンドラルはシリサス砂漠を緑豊かな土地に変える計画を始めた。そして、砂漠に息子ヴァルスタン(Valstann)とドルイドの一団を派遣した。一団は砂漠に要塞を発見した。要塞に入った彼らの存在がキラジを目覚めさせた。
上層階級のキラジは部隊を編成した。キラジより知能が低い昆虫種族シリシッドを奴隷にし、アーンキラジを監視するタイタンに創られたアヌビサスを改造し、兵器にした。
要塞から逃げ出したヴァルスタンたちは要塞の近くに基地を作り、シリシッドを警戒した。ファンドラルは多くのドルイド、エルーンのプリーステス、センチネル、木立の番人を砂漠に集めた。そして、アーンキラジに攻撃した。キラジとシリシッドの数は予想を大きく上回り、ナイトエルフ軍は非常に力を持っていたにも関わらず互角だった。両軍多くの犠牲を出しながら戦い続けた。ナイトエルフがアーンキラジ軍を押し戻したと思えば、無限とも思えるシリシッドに攻め込まれ優位を奪い返された。風に吹かれ移ろう砂の様に、戦況は変わり続けた。
ナイトエルフ軍は基地や拠点をいくつか作り、効率的に戦った。ナイトエルフの勝利は目前だと誰もが信じていた。そんな矢先、ファンドラルの目の前でヴァルスタインが捕らえられ、殺された。最愛の息子を目の前で亡くしたファンドラルは深い悲しみに包まれた。また、ナイトエルフ軍の指揮官の1人で屈強なウォリアーを失ったことは軍全体の士気の低下を招いた。混乱し、士気が下がったナイトエルフ軍をアーンキラジ軍は容易に押し戻した。ファンドラルはブロンズドラゴンフライトに助けを求めたが、助けは得られなかった。
優位を取り戻したアーンキラジ軍は東の砂漠タナリスまで広がった。愚かなことにアーンキラジ軍はブロンズドラゴンフライトの聖域、時の洞窟に攻撃してしまった。その出来事からドラゴンフライトはアーンキラジ軍を脅威とみなし、ブロンズ、レッド、グリーン、ブルーのドラゴンフライトがナイトエルフ軍に加勢した。
ナイトエルフ軍に加わったドラゴンには空を飛ぶシリシッドも太刀打ち出来なかった。この大きな力に勝つことが出来ないと悟ったキラジはアーンキラジの壁の中に逃げ込んだ。ドラゴンの助けを持ってしても壁の中のアーンキラジ軍を完全に倒すことは出来なかった。そこでドラゴンはキラジとシリシッドをアーンキラジの中に封印することを思いついた。そして、石と根で出来た巨大な障壁スカラベの壁()はキラジとシリシッドを閉じ込めた。
キラジとシリシッドの封印により戦争は終結した。しかし息子を失ったファンドラルの心の傷は癒えることはなかった。
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アーンキラジ内部、クトゥーンとシリシッド

サーゲラスの計略

7つの王国が生まれている間も、ガーディアンたちは悪魔に警戒し続けていた。何人ものガーディアンが存在していた。ルール通り、同じ時には1人のガーディアンしか存在しなかった。その時のガーディアンはエイグウィン(Aegwynn)という女性だった。彼女はアゼロスの悪魔の撲滅に全精力を傾けていた。エイグウィンは男性が主導権を握っているティリスファル評議会に疑問を抱いていた。頭の固い年老いた評議会の者たちが長い悪魔との戦いを終わらせる事は出来ないと考えていた。
ある日、エイグウィンは悪魔が氷に覆われた北部の大陸ノースレンドを襲撃した事を知った。エイグウィンは直ちにノースレンドへ赴いた。そこで悪魔を何体も討伐した。彼女はドラゴンフライトが悪魔に襲われた事を知った。他のドラゴンの助けも借りて、残りの悪魔と戦った。全ての悪魔を倒したその時、空からサーゲラスの化身が現れた。サーゲラスは言った。「ティリスファルは終わりに近づいている。焦熱の軍団に、アゼロスは降伏するだろう。」と。
エイグウィンはその力を使い、サーゲラスの化身と戦った。サーゲラスの化身は敗北した。しかし、全てはサーゲラスの計画通りだった。サーゲラスの精神はエイグウィンの魂に入り込んだ。エイグウィンはそれに気付くことは無かった。
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ガーディアン・エイグウィン

放浪する島

パンダリア南部の海岸クラサリングワイルドで一匹のウミガメが孵化した。そのウミガメはぐんぐん成長していき、すぐ成体並の大きさになった。ある日、パンダレンの男性リュ ラン(Liu Lang)と出会った。そのウミガメとリュ ランは意気投合し、すぐに友達になった。
リュ ランは海の向こうを探検するため、パンダリアを覆う魔法の霧を払う方法を探してパンダリアを旅を始めようとした。ハーフヒルにあるシェンジン(Shen-zin)の店でその旅に必要な物を調達した。シェンジンは応援の意味も込めて無料で傘をプレゼントした。それに喜んだリュ ランはウミガメにシェンジン シ(Shen-zin su)と名付けた。
旅に出たリュ ランは5年毎に帰郷した。家族や仲間に旅の話を聞かせた。残りの時間はシェンジン シと過ごした。シェンジン シはとても大きくなり、いくつかの村を支えられる程の島となっていた。
リュ ランはシェンジン シの背中で航海している途中、死んでしまった。その傘は巨大な樹となり、その精神は背中の土地と同化したと言われている。
巨大なウミガメは今もアゼロスの海を放浪している。
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リュ ランとシェンジン シ

オークと最初のシャーマン

宇宙に浮かぶ惑星の一つにドラエナーがあった。そこではグローンという巨大な種族(グルゥルとか)がおり、そこから進化していったオグロン、オーガ、オークなどの種族がいた。その中で最も小さくて弱いオークは結束することで生き残った。
元々アラコアが繁栄していたが、アラコアのアペックシス帝国の崩壊に伴ってグローンの子孫たちは惑星全体に広まっていった。
ブラックロックやウォーソング、フロストウルフなど数多くの氏族に分かれていった。
南西の渓谷にその一つ、シャドウムーンがあった。そこでシャドウムーンのオークたちはエレメンタルについて熱心に学び、やがてシャーマンになった。他の氏族にもそれを伝え、どの氏族にも広まった。シャーマンの氏族を越えた絆は氏族同士の争いを平和的に解決した。彼らは氏族を越えてコシュハルグ祭という隔年の集まりを始めた。元はシャーマンのみの集まりだったが、その後、全てのオークが参加する祭となった。

エイグウィンとカラザン

評議会は東方の王国の政治をコントロールできる権限を持っていた。エイグウィンはそれに対し疑念を抱いていた。彼女の中に入り込んでいたサーゲラスはその思考をゆっくりと歪め、ティリスファル評議会への不信感を増幅させていた。やがてエイグウィンは評議会と疎遠になり、顔を合わせなくなっていった。サーゲラスの影響もあって、エイグウィンは評議会への忠誠心を失った。そして彼女は評議会が、コントロールしやすい弱いガーディアンを新しく選び傀儡政治を行うと考えて、それを防ぐためにガーディアンとして残り続けることにした。評議会は完全には認めなかったものの、そのことを許した。
エイグウィンは評議会から逃れるため、カラザンの塔を建造した。カラザンはレイラインの上に建っている。レイラインは魔力が流れており、エイグウィンはそこから十分な力を得る事が出来た。ティリスファル評議会はエイグウィンとの接触を試みたが、エイグウィンは魔法によってカラザンを封印し、評議会の目が届かないように隠匿した。それから数百年の間、エイグウィンはガーディアンの座を守りながら隠居生活を送る事になった。

守護者メディヴの誕生

カラザンで隠居生活を送っていたエイグウィンは、時折外界に出てティリスファル評議会の様子を見ていた。その折、評議会が送った魔術師ニーラス・アランと出会う。ニーラスはアーティファクトを用いてエイグウィンの魔法に対抗し、評議会へ出頭させる任務を遂行しようとした。二人は激しく争ったが、やがてエイグウィンはニーラスが評議会のやり方を嫌っている事を知り、ニーラスはエイグウィンがガーディアンの座を頑なに譲らない事の理由を知る。二人は恋に落ちた。そして二人は相続人を設けて、ガーディアンの力を継承させる事を決めた。そして産まれた子はメディヴと名付けられ、ニーラスの元ですくすくと育った。表立った行動が出来ないエイグウィンは、ひっそりと最愛の息子の成長を見守った。
しかしメディヴには邪悪な力が入り込んでいた。エイグウィンに仕掛けられたサーゲラスの呪詛はメディヴへと憑依し、その心をゆっくりと蝕んでいった。メディヴが14歳を迎えた時、サーゲラスの呪詛により、その体から莫大な量の魔力放射が起こった。必死で助けを呼ぶメディヴの声を聞きつけ、ニーラスは魔術師達と共に彼の精神を鎮めるために尽力した。そして魔力放射が収まり目覚めたメディヴが見たのは、既に事切れた父親と魔術師達だった。
その後メディヴは昏睡状態に陥り、10年もの間眠り続ける事となった。

キルジェイデンと影の契約

その頃、狡猾なる悪魔キルジェイデンは2度目のアゼロス侵攻を計画していた。そして侵攻の成功には更なる力が必要だと分析した。
ちょうど適した惑星を見つけた。ドラエナーだ。そこでは様々な氏族のオークが繁栄しており、オークたちはシャーマニズムを学び、広大な草原で狩りをした。キルジェイデンはオークたちが「適切に」導けば焦熱の軍団に従順になると考えた。
サーゲラスがアズシャラにしたように、高位のオークシャーマンネルズールを支配下に置いた。ネルズールを利用して高貴なオークを野蛮で戦いに飢えた種族に変えた。最後に、オークたちを完全に戦いと破壊に執着した種族に変えるよう命令した。しかしネルズールは踏み止まった。彼らの祖霊が獣のような衝動の奴隷に成り果てる事を教えたのだ。
ネルズールの抵抗に失望したキルジェイデンは、別のオークを見つけた。ネルズールの弟子、グルダン/Gul'danだ。野心的なこのオークに強大な力を約束し、従順にさせた。グルダンはウォーロックの力の虜となり、他のオークにも広めた。
多くのオークがウォーロックの魔法を使用するようになるに連つれ、草原は枯れ、小川は濁っていった。やがて悪しき力は豊かなドラエナーを不毛な荒野へと変えた。

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