クエストウォリアー
クエストウォリアーは、ウォリアーのコントロールデッキである。
レシピ
デッキ概要
大魔境ウンゴロで登場した《ファイアプルームの中心で/Fire Plume's Heart》の達成を目的とした、ウォリアーのコントロールデッキ。
挑発を7体プレイするという条件がシンプルなので、挑発ミニオンを多めに採用するということ以外は比較的自由度は高い。
いずれにせよ後半に強力なヒーローパワーを得るわけだが、それ以降能動的に装甲を得ることは難しく、
ヒーローパワーの対象もランダムなため、場合に寄ってはジリ貧になることもある。
そこをどう見据えるかでデッキタイプが変わる。
- 《狂瀾怒濤/Battle Rage》等のドローソースを増やし、ダイアホーンの長を引き込めるようにした上で、カードの切り方に効率の良さを求めたデッキ。
- 《デスウィング/Deathwing》のような強力なフィニッシャーを別に添えるタイプ
- 《頽廃させしものン=ゾス/N'Zoth, the Corruptor》を採用し、《ダイアホーンの幼生/Direhorn Hatchling》によるバリューを更に得ようとするタイプ。
現状スタンダードなのは上記のようなドローソースを増やしたタイプである。
また、挑発がミニオンが中心のため相手は戦闘を避けられず、除去の対象は基本的に削れたミニオンとなる。
その特徴を最大限活かした、細かいダメージの出るカード達が採用される。
ウォリアーのコントロールデッキでありながら、《シールドブロック/Shield Block》や《シールドスラム/Shield Slam》が余り採用されないのは、この辺が原因と思われる。
相性
アグロに強く、翡翠ドルイドには不利。
クエストローグに対しては不利だったが、《地底の大洞窟/The Caverns Below》達成後は不明。
戦略
基本的には、クエストの達成を目的として挑発ミニオンを積極的に並べていく。相手の展開を受け止めながら戦い、最後はサルファラスによるヒーローパワーでの制圧を目指す。
アグロ相手には、クエスト達成を目指さず、盤面を取ることに集中する場合もある。
基本マリガン
確実にキープ
- 《ファイアプルームの中心で/Fire Plume's Heart》
(アグロ相手では場合によって戻されることもあるが、マリガンの段階で相手のデッキをアグロと決めつけるのは、ウンゴロ環境では厳しい)
ほぼキープ - 《烈火の戦斧/Fiery War Axe》
- 《鎧職人/Armorsmith》
アグロ相手
- 《死憎悔いのグール/Ravaging Ghoul》
- 《タール・クリーパー/Tar Creeper》
- 《ストーンヒルの守護者/Stonehill Defender》
- 《魚のエサ/Sleep with the Fishes》
コントロール相手
を狙っていく
各カード解説
- 《ファイアプルームの中心で/Fire Plume's Heart》
挑発ミニオンを7体出すことで、3/4/2の武器(サルファラス)が手に入り、更に武器の雄叫びでヒーローパワーが《炎の王ラグナロス/Ragnaros the Firelord》になる。《筆頭家老エグゼクタス/Majordomo Executus》とは違い、ヒーローの体力もそのまま。
とはいえ、これ以降自力で装甲を得る手段が限られるため、使い所には気をつけていきたい。
このデッキはこのカード以外の攻め手に欠ける上、対象もランダムなため、終盤は余裕が相手の盤面を空にし、積極的にヒーローの体力を削りに行きたい。
挑発ミニオン
- 《ストーンヒルの守護者/Stonehill Defender》
デッキ内のミニオンが挑発ばかりにならないのはこのカードのおかげ。
次のマナカーブ通りのミニオンを調達するもよし、《始祖ドレイク/Primordial Drake》等の大型を取るもよし。
とりあえずの壁を増やすためもしくは、クエスト達成を急ぐプランの時は、軽めのミニオンが選択肢になることも覚えておこう。
- 《タール・クリーパー/Tar Creeper》
相手ターン限定ながら3コストの《センジン・シールドマスタ/Sen'jin Shieldmasta》。
アグロに対してとても強力で、このカードのために攻めが止まったり、複数手使われたりすることは間違いない。
従来のデッキの《シールドブロック/Shield Block》はこのカードが担っているといっても良いかもしれない。
- 《ブラッドフーフの勇士/Bloodhoof Brave》
挑発持ちの高体力でありながら激怒も合わせ持つ、いやらしいミニオン。唯一の4コスト。
AOEに巻き込んでセルフ激怒も選択肢として有り。
- 《ダイアホーンの幼生/Direhorn Hatchling》
断末魔でデッキに入るダイアホーンの長は5/6/9と、とても強力で、デッキの枚数が増えるのも魅力的。
1枚しか入らないことも多いが、長期戦向けのこのデッキにマッチしたカード。
- 《横丁の鎧職人/Alley Armorsmith》
5/7/2という非常に硬いスタッツで、装甲も獲得できる。アグロやメイジに対してとても強力で、なるべく戦闘以外の手段で除去しようとしてくるので、
《ブラッドフーフの勇士/Bloodhoof Brave》や《ダイアホーンの幼生/Direhorn Hatchling》に除去を使わせるという感覚も身につけておきたい。
- 《キュレーター/The Curator》
《始祖ドレイク/Primordial Drake》や前述のダイアホーンの長といった、ゲーム後半のキーカードを引き込んでくれるミニオン。自身も挑発であるため、合わせてクエスト達成をスムーズにしてくれる。
- 《始祖ドレイク/Primordial Drake》
8/4/8の挑発でありながら全体2点AOE。アグロに対して強いのは勿論、後述の《止めの一撃/Execute》や《魚のエサ/Sleep with the Fishes》との相性も良い。
その他のミニオン
- 《鎧職人/Armorsmith》
除去に手間のかかる挑発ミニオンと非常にマッチした性能で、メイジに対する切り札である。同コスト帯のミニオンでは一度に突破するのは難しく、アグロに対しても心強いカード。
適当なところで有利トレードに使ってしまってもよい。
- 《死憎悔いのグール/Ravaging Ghoul》
《ン=ゾスの一等航海士/N'Zoth's First Mate》+《海賊パッチーズ/Patches the Pirate》のような小型ミニオンの除去だけでなく、ダメージの微調整や、聖なる盾を剥がしたり、《ブラッドフーフの勇士/Bloodhoof Brave》や《苦痛の侍祭/Acolyte of Pain》、《鎧職人/Armorsmith》を巻き込んで効果を能動的に活用したり、《止めの一撃/Execute》や《魚のエサ/Sleep with the Fishes》、《狂瀾怒濤/Battle Rage》のトリガーにもなる。
このデッキのいぶし銀。
- 《苦痛の侍祭/Acolyte of Pain》
言わずと知れたコントロールデッキのドローソース。スタッツは低いので、挑発で削れたミニオンとのトレードや、前述の《死憎悔いのグール/Ravaging Ghoul》や《旋風剣/Whirlwind》のようなカードの盤面に巻き込んであげると良い。
武器、呪文
- 《烈火の戦斧/Fiery War Axe》
序盤の盤面を取るのに非常に力強い斧。挑発と装甲でガチガチになる前に、《狂瀾怒濤/Battle Rage》の対象になるために、このカードで少しダメージを受けておくと良い。
武器破壊が増えていることは、ケア仕切れない部分とは言え覚えておこう。
- 《旋風剣/Whirlwind》
前述の《死憎悔いのグール/Ravaging Ghoul》と同じような使い方になる。1コストなのが最大のメリットなので、他のカードと組み合わせて上手く盤面を作っていこう。
- 《叩きつけ/Slam》
このデッキでは能動的にダメージを出せるカード。アグロ相手に間に合わないようならダメージで倒してしまって構わないが、なるべくならドローも狙っていきたいところ。
大型ミニオンに対する《止めの一撃/Execute》等の貴重なトリガーとなるため、使い所はよく考えよう。
- 《止めの一撃/Execute》
条件付きとはいえ、たった2コストで問答無用で確定除去してしまう。高体力低攻撃力のミニオンがこのデッキでは、発動できる機会は多い。
- 《狂瀾怒濤/Battle Rage》
あちらから攻めるにしてもこちらから攻めるにしてもにらみ合いな盤面になりがちなこのデッキでは、2枚以上のドローを簡単に見込める。優秀なドローソース。
- 《魚のエサ/Sleep with the Fishes》
こちらの挑発ミニオンに対して2体以上のミニオンで有利トレードを仕掛けられたりした時にとても力強い条件付きAOE
味方も巻き込んでしまうので、上手いこと盤面を調整していきたい。《始祖ドレイク/Primordial Drake》との組み合わせによるボードクリア性能は高い。
- 《乱闘/Brawl》
言わずと知れたウォリアー最恐のカード。大型にしろ小型ミニオンにしろ、数で勝負された時に使うのがよい。
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