【メタルマックスゼノ】評価・レビュー
このページでは、メタルマックスゼノ評価・レビューをまとめています。実際にプレイした感想に基づいて評価をまとめているので、購入の際には参考にしてください。
メタルマックスゼノの評価・レビュー †
良かった点 †
- 独特の世界観
世紀末、絶滅、荒野など終末を匂わせるワードが其処此処に満たされているものの、ゲームのムードは実にカラリとしていて、なにか独特の大らかな空気に包まれている。なぜならゲーム開始時がもっとも絶望的な状況で、ゲームを進めるごとに事態はすべて人類にとって良い方向に進んでいくからだ。決して“暗いゲーム”ではないということは付言しておこう。
また、ネットでは性に関する直接的な言葉をゲームキャラクターがしゃべるシーンがピックアップされてすこし話題になっているが、たしかに実際にプレイしていてその会話には若干の違和感を感じたものの、ネットでは拡大解釈されているため、そこまでゲーム全体の雰囲気を損なうものでもないと思う。
- 戦闘と戦車のカスタマイズのおもしろさ
本作は最近のゲームではもはや希少種になりつつある「ターン制」を採用している。ひとことでターン制といっても、こちらが攻撃を選択すると同時に敵も攻撃を繰り出すのでバトルのテンポが非常に速い。また、戦闘終了後は「撃破指数」といって“どれだけ敵を破壊することができたか”ということをパーセンテージで表示してくれる機能もある。撃破指数などを参考にしながら、基地に戻って戦車をカスタマイズすることは反射神経こそ使わないものの、脳が活性化するような気がして楽しい。
悪かった点 †
- フィールド移動のスピードが遅い
とにかく個人的に気になったことは、フィールド移動時に「戦車の移動スピードが遅い」と感じることだ。戦闘時のスピードやロードの際のテンポなどは比較的速いため、ゲームスピードに対するストレスをなくそうとする努力は感じられる。しかし、いかんせん移動スピードが遅いのは際立っている。フィールド各地に豊富にワープ地点を設けることでスピードの遅さを補完しているのだろうが、それでも移動がストレスになるのはしんどかった。
- ビジュアル関係が物足りない
ビジュアルに力を入れているゲームではないということは購入前からわかっていたものの、会話シーンで一枚絵が動くことなく文字だけを追う作業になったり、会話がスキップできないなどの要素は改善して欲しかった。キャラクターの絵は魅力的であるだけに、3Dキャラクターとのビジュアルの落差が激しいのもプレイの気をそいでしまう。
コメント