不死者ライム(レア)
近日登場:不死者ライム
ライムは死ぬつもりでした ー でも彼のヴァルキリ-の友達には別の考えがあったようです。スラブの伝説から着想を得たこのレアスキンについて、詳しく知りたければ続きを読みましょう。
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モデル変更
- 氷でできた青いドラゴンの杖
- 不死者のしなびた肉体
- 黄金の狼で飾られたスパイク付きヘルメット
- 帯、バッグ、ブーツなどが同じテイストの衣装
ストーリー
魂の隠れ場所
最期の時が近づくと、ライムはコール連峰の最も高い頂きに登り、グランガー族に対して最後のののしり言葉を吐き散らし、別れのしるしに雪獣や洞窟のトロールの頭を軽くたたいた。頂にうずくまると、忘却の夢の中で死ぬために、薄い空気の作用で眠くなるのをじっと待った。
長く彼に付き従ってきたヴァルキリーがそばにやってきた。ライムは彼女に別れを告げ、そして彼女を解放した。
「死なないで」と彼女は言った。
「放っておいてくれ」と呟いて、彼は目を閉じた。
ヴァルキリーは抗議し、説得を試み、それから彼の体を揺すった。だが彼の呼吸の間隔は次第に長くなり、もう何も話そうとしなかった。ヴァルキリーはひざまずき、口づけして彼の魂を吸い込んだ。
彼女はコール連峰から飛びたち、日夜息を詰めたまま冷たい大海を渡って、温かい地へ向かった。そしてセルキー族の暮らす島に来ると、浜辺の滑らかな砂の上に温めていた計画を描いてみせた。セルキーたちは百滴のヴァルキリーの涙と引き換えに計画に同意した。死のうとしている古い友人のことを考えてヴァルキリーが流した黄金の涙は、水陸両生の種族の差し出した手の上に滴り落ちた。
セルキー族の一人が卵を産み、まだ温かいそれを彼女に渡した。卵の殻を突き刺して小さな穴が開けられ、そこにヴァルキリーはライムの魂を吹き込んだ。卵はそれから封をされ、セルキーたちは急降下してきた海鳥を捕まえて卵を丸飲みさせた。そして暴れる鳥を今度はワニに飲み込ませ、ワニが羽で喉を詰まらせている間に、今度はこれをサンゴや貝殻で飾られた魔法の箱に閉じ込めた。セルキーたちは鍵のかかった箱を海に運び、難破船の下に埋めて見張りを始めた。
戻ってきたヴァルキリーは、ライムがまだ息をしているのを見て歓喜した。そしてやってきたことを告げると、死ぬという考えが気に入っていた彼は、悪態をついて彼女を非難した。だが彼の悪態に慣れっこになっていたヴァルキリーは、全く気に留めなかった。
ライムは今でも氷でできたドラゴンの杖を持って世界をさまよっていると言われている。たとえ体は死によって変容しても、彼を本当に殺すには、セルキーの守護者を打ち負かし、難破船の下を掘り、魔法の箱を開け、逃げ出したワニを捕まえ、高く飛び上がって海鳥に追いつき、その中から卵を取り出すしかないのだ。
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