ディアブロ/Diablo

• 仕事12はクッキーのトークンを使うことでカウントを稼ぎやすくなる。6体同時に倒すと3カウント進む。アナコンドラの「獣の治療」でクッキーのトークンに体力バフをすることで1戦でクリアも可能。

ディアブロを選択した場合、レイドボスとして4ターン毎に自分の陣営+「恐怖の帝王」で他のプレイヤー全員と対戦する。
他プレイヤーが勝利した場合は宝物が得られ、ディアブロは恐怖の帝王を倒せなかったプレイヤー数の2倍、宝物を手に入れられる。
実装当初は宝物の性能が微妙かつ恐怖の帝王も倒されやすく、お世辞にも強いとは言えなかった。
恐怖の帝王の基本サイズが3/3→5/5に変更され、宝物の効果が強化されてからは序盤から全員の体力を削る事ができる速攻型のヒーローとして活躍し、勝率もトップであった。

• Diablo世界は天使達が治める天界と、悪魔たちが治める地獄からなっており、お互いに終わりの見えない戦いを続けていた。
• そんな戦いに疲れ果てた大天使イナリウスが志を同じくする悪魔リリスと手を組み、天使・悪魔を問わず争いを嫌う者たちを集めて作られたのが「サンクチュアリ」と呼ばれる争いのない世界であった。サンクチュアリで天使と悪魔の子として生まれたのが「人間」である。サンクチュアリは天界からイナリウスが持ち出した秘宝「ワールドストーン」で守られており、天界や地獄から干渉されないように隠されていた。
• 第一世代の人間はネファリムと呼ばれ生みの親よりも強い力を持っていた。ネファリムが自分の力を超える事を恐れたイナリウスは彼らを根絶しようとしたが、リリスはネファリムを天界や地獄への対抗勢力として残そうと考えており、二人は激しくいがみ合うようになった。
• イナリウスとリリスの交渉は決裂し、イナリウスは一人立ち去った。その様子を見たリリスは「イナリウスがネファリム達を殺しに行った。」と狂乱し、全ての悪魔と天使を皆殺しにしてしまった。イナリウスはリリスを追放し、サンクチュアリに残るのはネファリム達とイナリウスのみとなった。
• 一人生きていく事が寂しくなったイナリウスはネファリム達を滅ぼす事を止めた。その代わりにワールドストーンの力で世代を重ねるごとにネファリム達の力が弱体化するようにした。
• 恐怖の帝王ディアブロは兄弟である憎悪の帝王メフィスト・破壊の帝王バールと共に三大悪と呼ばれている。地獄には他に四小悪と呼ばれる苦悶の女神アンダリエル・苦悩の帝王デュリエル・罪悪の帝王アズモダン・欺瞞の帝王ベリアルがおり、この7大魔王が時に手を組み、時に争いながら地獄を統治していた。
• 前述のイナリウスとリリスの対立からサンクチュアリが地獄の7大魔王に発見されてしまい、地獄の軍勢からの侵略を受けた。これを迎え撃つために天界の軍勢も出陣し、サンクチュアリで大規模な戦争が始まった。この戦争を「罪業の戦い」と呼ぶ。(小説三部作『Diablo ～Sin War～』にて語られている。)
• 「罪業の戦い」の停戦協定をサンクチュアリを手に入れようとしたメフィストが勝手に結んでしまったため、アズモダンとベリアルが三大悪への不信感を募らせるようになった。そして地獄全土を巻き込む反乱を起こした。最終的には自分の軍勢にまで裏切られた三大悪は実体を失い、魂をサンクチュアリに追放された。

• 兄弟のメフィスト・バールと共に地獄での権力争いに敗れ、実体を失い人間の世界であるサンクチュアリに追放されたディアブロだったが、魂のままで彼らの象徴である恐怖、破壊、憎悪を人々の心に振りまいていった。これにより次々と戦争や混乱が起こり、いくつもの国が滅んだ。
• サンクチュアリの監視役である大天使ティラエルも黙ってこれを見ていたわけではなく、優れた人間の魔術師たちを集め秘密結社「ホラドリム」を結成した。
• ホラドリムと三大悪との闘いは30年以上にも渡ったが、ついにその魂を「ソウルストーン」という秘石に封じる事が出来た。
• ディアブロの魂を封じたソウルストーンはカンデュラス地方の洞窟の奥地へと安置された。その洞窟の上には修道院が建設され、その地下には殉教者のための地下墓地が作られた。
• 封印からおよそ300年の月日が流れ、ホラドリムは衰退し、ディアブロの封印も弱まっていった。古びた修道院があった場所にはレオリック王が治めるカンデュラス王国の首都トリストラムが建設されていた。
• ディアブロはまずレオリック王に使える大司教ラザルスの精神を支配した。そして現世での肉体を手に入れるために、レオリック王の精神にも働きかける。
• しかしレオリック王は善と悪の心が衝突し、発狂し、暴君となり果てた。隣国に侵略を行い、自身に意見する者をことごとく処刑、果ては王妃までもが断頭台に送られた。その過程で肉体も衰弱していった。
• ディアブロは奪う肉体をアルブレヒト王子へと切り替え、大司教ラザルスに王子を修道院地下に誘拐させた。そこでアルブレヒト王子の頭部にソウルストーンが埋め込まれ、ディアブロは王子の肉体を手に入れ完全復活を果たした。
• 復活したディアブロの魔力によって修道院地下は迷宮へと姿を変え、アルブレヒト王子の恐怖心から産まれた怪物達が実体化していった。狂気の中にいるレオリック王は王子を連れ去ったのはトリストラムの住人だと決めつけ、町の人々まで次々と処刑していった。レオリック王は唯一正気を保っていた騎士団長ラックダナンによって討たれた。
• 王が討たれても悲劇は終わらなかった。大司教ラザルスによって王子が修道院地下に囚われていると聞いたトリストラムの人々が、修道院地下へと多数向かったのであった。修道院地下に溢れかえる魔物達によって多くの人々は殺され、ディアブロの力を取り戻すための供物となった。
• トリストラム王国の噂は近隣へも伝わっており、この惨状の原因を探るべく多くの勇者が集まっていた。この勇者の一人が初代Diabloの主人公である。(ウォーリア・ローグ・ソーサラーのクラスがあり、拡張ディスクHellfireでモンク・バード・バーバリアンが追加された。)
• 地下迷宮は4階層からなり、ダンジョン(1～4階)・カタコンベ(5～8階)・ケイブ(9～12階)・ヘル(13～16階)が存在する。主人公はこの地下迷宮を賢者デッカード・ケイン(アイテム鑑定)、鍛冶屋グリズウォルド(装備品販売・修理)、薬屋ペピン(回復・回復アイテム販売)、魔女エイドリア(魔法アイテム販売)、義足の少年ワート(掘り出し物販売)といったNPCの助けを借りながら攻略していく事になる。
• マップはランダムで生成されるが、道中には固定のボスも何体か存在する。2階のブッチャー(迷宮に来た町の人々を虐殺した魔物。戦闘力は高いが、扉を開ける知性が無いため鉄格子の向こうから魔法や弓で攻撃する事で無傷で倒せる。)、3階のスケルトンキング(レオリック王のアンデット化した姿。扉を開けてくるため、ブッチャーのようなハメが通用しない。)、15階の大司教ラザルス、最下層である16階のディアブロ等である。
• 迷宮を進んでいった主人公は大司教ラザルス、そしてディアブロを打ち倒す事に成功する。ディアブロの肉体からソウルストーンを剥ぎ取ると、アルブレヒト王子の姿へと戻り、息を吹き返した。主人公はソウルストーンを自分の額へと埋め込み、王子と揃って地上へと帰還した。
  • 主人公がソウルストーンを自分へ埋め込んだ理由については諸説ある。デッカード・ケインから方法を聞いていた(過去にタル=ラシャという魔導士がこの方法を使っており、破壊の帝王バールを100年以上封印する事に成功している。)、すでにディアブロに精神を支配されていた等である。

• カンデュラス王国の首都トリストラムで復活したディアブロだったが、レオリック王の長子にして隣国への遠征の指揮官をしていたエイダンによって討ち取られた。(初代Diablo主人公のウォーリアに相当する。)ディアブロの魂を封じたソウルストーンはエイダンが自分の額へと埋め込んだ。
• エイダンはディアブロを倒した英雄として人々から賞賛を受けたが、しばらくして人との接触を避けるようになり、家から出る事も無くなった。宿屋の主人オグデンが彼の心を晴らすために祝宴を開くも、彼はその最中に姿を消してしまった。
• 翌日、賢者デッカード・ケインがエイダンの元を訪れたが、エイダンは黒く染められた外套を身にまとい旅支度をしていた。エイダンは古代語で何かをつぶやいた後、「ここを去る時が来た。」と言った。ケインはその声の恐ろしさに凍り付いたが、エイダンが元の調子に戻ったのを見て安心しその場を離れた。それがケインがエイダンを見た最後の姿だった。
  • マーセナリーズに登場するディアブロのポートレートの一つがこの「黒衣の放浪者」である。
• 翌朝エイダンはトリストラムを立ち去ったが、それからすぐに地獄の悪魔たちがトリストラムを襲った。デッカード・ケイン以外の人物は皆殺しにされ、ケインも捕らえられて檻の中に閉じ込められた。(実際には魔女エイドリアも生存しており、DiabloⅢで登場する。)
  • Act1のQuest3で崩壊したトリストラムに訪れる事が出来る。初代Diabloで登場したNPCの死体やアンデットと化した姿を見る事ができる。
• かつてはエイダンと呼ばれた黒衣の放浪者は東に向かい、マリウスという男のもとに訪れた。マリウスはトリストラムの崩壊を目撃し、その悪夢から逃れるためにアヘン漬けになっていた。
• マリウスの前で黒衣の放浪者はディアブロとしての力を開放し、多くの怪物を召喚した。建物は炎に包まれ、人々は息絶えた。一人生き残ったマリウスは黒衣の放浪者に従い、東へと向かう事になる。なぜそうしたのかはマリウス自身にもわからない。
• ディアブロは封印された兄弟メフィストとバールを開放するために、カンデュラス王国から東へと向かった。道中にある砦はローグたちが守りを固めていたが、勇者エイデンの肉体を操るディアブロの敵ではなかった。ディアブロは追手を断つために、苦悶の女神アンダリエルを地獄から召喚した。アンダリエルはローグ達を殺し、堕落させて自らの配下とした。
  • アンダリエルがディアブロに協力した理由は、強大な力を手にして復活したディアブロが地獄の支配者として返り咲くと考えたからである。アンダリエルは以前ディアブロ達3大悪を地獄から追放した負い目があるため、少しでも心証をよくしようとしたのである。
• 砦を追われたローグ達が作っていたキャンプに噂を聞き付けた勇者が現れた。これがDiabloⅡの主人公である。(アマゾン・バーバリアン・ソーサレス・パラディン・ネクロマンサーのクラスがある。拡張パックでドルイド・アサシンが追加された。)
• 崩壊したトリストラムからデッカード・ケインを救出し、アンダリエルを倒した主人公だったが、すでにディアブロは砂漠の町ラットゴーレインへと移動していた。
• ディアブロがラットゴーレインを訪れた理由は、封印された兄弟である憎悪の帝王メフィスト・破壊の帝王バールを開放する事であった。バールの魂はソウルストーンに封印されたが、その封印は不完全であった。それを補うためにソウルストーンは魔導士タル=ラシャの肉体に埋め込まれ、彼の精神によって100年以上も封印されていた。
• タル=ラシャの封印されていた墓は別次元に隔離されていたが、ディアブロは難なくたどり着く。封印を解こうとしたディアブロだが、そこに現れた大天使ティラエルと戦闘になる。
• この戦いを見ているしかなかったマリウスだが、タル＝ラシャに懇願されてソウルストーンを引き抜いてしまう。(実際は封印されているバールの演技であった。)
• 「愚か者！お前はたった今、この世の破滅を確実な物にしたのだ。これが何を引き起こすかお前には想像も付かないだろう。東の地クラストにある光の寺院へ行け。地獄への扉を見つけ、勇気を出しその門を潜るのだ。マリウスよ。そのソウルストーンをHellforgeへ持って行き、破壊せねばならない。さあ走れ！その石を持って走るのだ！」ティラエルにそう言われたマリウスは逃げ出すしかなかった。かくしてバールはタル＝ラシャの肉体を乗っ取って復活を遂げた。
• ディアブロはその後古代魔術の都「クラスト」に封印されたメフィストも開放し、ついに3大悪が揃った。しかし主人公の活躍によってメフィストは倒され、ソウルストーンも地獄の炉で完全に砕かれたため2度と復活できなくなった。ディアブロも混沌の聖域まで追いつめられ、ついに勇者によって倒された。ディアブロのソウルストーンも地獄の炉で砕かれた。
• 逃げ出したマリウスであったが、彼は地獄の門を潜る勇気を出す事はできなかった。そして彼はディアブロのソウルストーンの欠片の最後の一つを持っていたのであった。そんな彼の前に大天使ティラエルが現れ、ソウルストーンを渡せば全てを許すと告げた。マリウスは喜んでソウルストーンを渡したが、その正体はバールが変装した姿であった・・・