自作デッキ投稿/アグロ断末魔ハンター

TOP > 自作デッキ投稿

レシピ

デッキ概要

　非常に夢のある性能をしていながらいまいちメジャーになれなかった《死んだふり/Feign Death》を中心に据えたデッキです。結果としてZooに近いタイプのデッキになった気がします。また、ワイルドらしく様々な拡張のカードを使うことも意識しています。

　このデッキの主要なプレイングは、断末魔ミニオンを置き、断末魔シナジーカードでアドバンテージやダメージを稼ぐことです。
また、断末魔、《死んだふり/Feign Death》、バフを組み合わせて相手が一手で返せない盤面を作る事も重要です。

戦略

• 序盤
  　《ネルビアンの卵/Nerubian Egg》、《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》(どちらもいないのであれば《やさしいおばあちゃん/Kindly Grandmother》)をプレイし、4､5ターン目に断末魔ミニオン＋《死んだふり/Feign Death》につなげる事を狙います。
  　また、断末魔ミニオンが複数存在し、相手盤面が空いているのであれば5マナを待たずに《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》を素出ししてもよいでしょう、高確率で相手は対処できないはずです。
  
  
  
• 中盤
  　序盤で出したミニオンの生き残りと相談して適切なシナジーカードをプレイしましょう、断末魔ミニオンの本体が残っているのであれば《死んだふり/Feign Death》や《バロン・リーヴェンデア/Baron Rivendare》、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》、トークンミニオンが多ければ《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》＋《死んだふり/Feign Death》、《カルトの教祖/Cult Master》、《海の巨人/Sea Giant》などがねらい目です。
  　早急に除去したいミニオンがいるのであれば《串刺しのゴーモック/Gormok the Impaler》、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》などが役立つでしょう。
  　中盤のコンボが上手くいけばこの辺りで相手は爆発しているでしょう。
  
  
  
  
• 終盤
  　中盤までに相手を倒す算段が付かないのであれば、《カルトの教祖/Cult Master》で大量ドローを狙いましょう、このデッキであれば前もってミニオンを残しておくことは難しくないはずです。
  　終盤まで勝負がもつれ込んだ場合は、基本的に《荒野の呼び声/Call of the Wild》を頼りにすることになります。
  　《ドクター・ブーム/Dr. Boom》、《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》などの複数召喚持ちの大型ミニオンを召喚し、《荒野の呼び声/Call of the Wild》に繋ぎましょう、またブームボットがいる状態で《死んだふり/Feign Death》を行うことでダメージを出せることも覚えておきましょう、7マナ《ドクター・ブーム/Dr. Boom》、8マナ《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》＋《死んだふり/Feign Death》のコンボは非常に強力です。
  
  
  
  

個別カード解説

• 2マナ
  
  • 　《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》・《やさしいおばあちゃん/Kindly Grandmother》・《ネルビアンの卵/Nerubian Egg》
    　デッキの大黒柱にして潤滑油である２マナ断末魔持ちの皆さん
    　基本的には同じように扱っていいが、それぞれ微妙な違いがある。
    　《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》はトークンに獣属性がなく、２体召喚の断末魔が盤面を圧迫しがちであることから終盤では腐りやすい、《カルトの教祖/Cult Master》、《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》との相性は最高であるためなるべく序盤に出し、これらのカードにつなげたい。
    　《やさしいおばあちゃん/Kindly Grandmother》は比較的《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》に似た運用をするが、出てくるトークンの攻撃力が高めであり、獣でもある、これらの点から終盤でも《ツンドラサイ/Tundra Rhino》の補助を受けることで疑似除去やバースト要因として活躍できる、この２種類が手札に同時にあるときはまず《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》から出そう。
    　《ネルビアンの卵/Nerubian Egg》は出てくるトークンが非常にタフであり、また本体が見逃されることも多い。《死んだふり/Feign Death》と組み合わせて２回・３回と孵化させるのもよし、本家ZOOよろしく《ダイアウルフ・リーダー/Dire Wolf Alpha》で相打ちを取って孵化させるのも強力である。体力の高さを生かすのであれば、相手が撃ってくる恐れのある全除を把握し、それを上回る体力になるように《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》でバフをかけてあげよう。

• 《ダイアウルフ・リーダー/Dire Wolf Alpha》
  　トークンミニオンにバフをかけ、格上と相打ちさせることが仕事。大量にあらわれたネズミや幽霊蜘蛛で特攻を繰り返して相手の大型を倒そう。

• 《死んだふり/Feign Death》
  　本デッキの最重要カード・コンセプトカードであり、シナジーの塊である。
  　《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》・《ネルビアンの卵/Nerubian Egg》などと組み合わせればマナレシオをはるかに超えた展開カードとして、《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》と組み合わせれば全体強化として、ブームボットと組み合わせればダメージスペルとして八面六臂の働きをする、当然これらのミニオンが複数いればアドバンテージはさらに加速する。展開とバフを同時に行う場合はカードのプレイ順に気を付けよう。

• 《腐肉食いのハイエナ/Scavenging Hyena》
  　このデッキのフィニッシャーの一つ、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》、獣の断末魔持ちと組み合わせることで膨れ上がったスタッツで相手の顔面に突撃していく。

• 3マナ
  
  • 《ネズミ軍団/Rat Pack》
    　ほぼ3マナ版《呪われた蜘蛛/Haunted Creeper》として使われるが、非常に使い勝手が良い。出てくるトークンが1/1獣２体のため、《カルトの教祖/Cult Master》、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》の両者とシナジーがあり、それらより早く出すことができる。また、バフに成功することでネズミの召喚量が増えるのも嬉しい、《ダイアウルフ・リーダー/Dire Wolf Alpha》を横において特攻させるだけでも《海の巨人/Sea Giant》の降臨が近づく。

• 《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》
  　重要なカードの一つ、断末魔で全体強化ができる貴重なカード、基本的に素出しはためらわれる性能なので、断末魔ミニオンが複数いるときのみにするか、５マナで《死んだふり/Feign Death》との同時出しを狙うことが望ましい。
  
  

• 4マナ
  
  • 《カルトの教祖/Cult Master》
    　貴重なドローソース、弾になるミニオンにも事欠かないため、よほどどうしようもない盤面か、そもそも相手がミニオンを出さないデッキでない限りは２ドローはできるはずである、早期に相手を倒せないようであればこのカードで手札の補充をするべきである。
    
    

• 《バーンズ/Barnes》
  　断末魔、常在効果持ちが多いためコピーは高確率でただの1/1以上の働きをする。また、複数召喚であることもこのデッキでは有利に働く事が多い。

• 《バロン・リーヴェンデア/Baron Rivendare》
  　1/7と言うスタッツは基本的に盤面に貢献できないが、このデッキでは《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》や《ダイアウルフ・リーダー/Dire Wolf Alpha》のお陰でパワフルな働きをすることが多い、そうでなくてもこのデッキではシナジーの塊である。《死んだふり/Feign Death》を用いて同時出ししたミニオンの効果を即座に２回発動させることができるのも利点。

• 《串刺しのゴーモック/Gormok the Impaler》
  　上記のカードたちから解るようにこのデッキではミニオンが横に並ぶことが多く、ゴーモックの雄たけびを発動するチャンスは十分にある、挑発やそれに守られたミニオンの除去、顔面への４ダメなど存分に力を発揮できる。
  
  

• 5マナ
  
  • 《ツンドラサイ/Tundra Rhino》
    　フィニシャーの一つ、断末魔で獣を出すミニオンの存在などで存分に力を発揮できるだろう、大体は優先的に除去されるが、相手に全除を強いる盤面を構築できればヘルスの高さを生かして生き残ることも多い、１ターン生かせばゲームが終わることも少なくないのでぜひ狙いたい。

• 《フフラン王女/Princess Huhuran》
  　相手を選ばなければ雄たけびの対象にはまず困らない、しかし可能であれば《ネルビアンの卵/Nerubian Egg》・《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》・《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》などの強力な断末魔持ちに打ちたい。また、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》が盤面にいるなら《荒野の呼び声/Call of the Wild》・《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》に次ぐエースアタッカーになれる。
  
  

• 6マナ～
  
  • 《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》
    　断末魔と獣をコンセプトにしたデッキで強力な断末魔を持つ本体トークン共に獣の優良ミニオン、弱いわけがない。《ツンドラサイ/Tundra Rhino》・《バーンズ/Barnes》・《フフラン王女/Princess Huhuran》・《バロン・リーヴェンデア/Baron Rivendare》・《死んだふり/Feign Death》とはもちろん、多体召喚でもあるので《荒野の呼び声/Call of the Wild》・《ン＝ゾスの落とし子/Spawn of N'Zoth》・《カルトの教祖/Cult Master》ともシナジーする、どう出しても強いが、これらの要素を生かすようなプレイングを心がけたい。

• 《ドクター・ブーム/Dr. Boom》
  　どうあがいても入ってしまうカード１号、素でOPであることはもちろん、トークンが断末魔持ちの多体召喚であることから多くのカードとシナジーする。断末魔自体も貴重かつ強力な相手盤面への直接ダメージであり、入らない理由を探すほうが難しい。

• 《荒野の呼び声/Call of the Wild》
  　どうあがいても入ってしまうカード２号、素でOPであることはもちろん、全体強化かつ獣の多体召喚であることから多くのカードとシナジーする。長期戦でただたたきつけるだけでも悶絶ものであるが、このデッキではミニオンが盤面に残りやすい作りになっているのでなおさら凶悪である、存分に力を発揮してもらおう。

• 《海の巨人/Sea Giant》
  　盤面が埋まりやすいデッキなので当然マナが軽くなる。殆どの全除に耐えるタフネスと無視できないパワーを持つ、基本的にこちらの盤面にミニオンが並んでいる状態で出てくるため相手に横並びしたミニオンと巨人の両方を処理するという無理難題を押し付けられる。特に対シクパラでは兵役招集の返しに着地することも少なくない、当然成功すれば大幅に有利な試合展開となる。

入れ替え候補のカード

• 《猟犬を放て！/Unleash the Hounds》
  　《カルトの教祖/Cult Master》・《ダイアウルフ・リーダー/Dire Wolf Alpha》がいるので、相性はいい。《ネズミ軍団/Rat Pack》が入れ替え候補になりうるか。
  
  
• 《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》
  　獣でないこと以外は強い、断末魔の即時発動が難しいこと、獣シナジーなどから不採用としたが、仮に入れ替えるとすれば《フフラン王女/Princess Huhuran》あたりだろうか。
  
  
• 《ヘドロゲッパー/Sludge Belcher》
  　基本的に攻めることを重視したデッキであること、獣でないことなどを理由に不採用とした、もう少し重い構築にするのであればぜひ。

コメント

お気軽にコメントしてくれると嬉しいです。（名無しでOK）
「ことばは宙に舞い、思いは地に残る」―― ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」