畜生プリースト
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プリーストの持つウザさを追求した特に目新しくもないファンデッキです。
息切れに強い相手や畜生コンボ以外であれば、割と戦えます。
レシピ
目次
デッキ概要
プリーストは概して決定力に欠けています。(怪しいコンボ系を除いて)
どこでオールインをするべきか、どこで様子見をすべきか、悩まされることは多いです。
それならとりあえず脅威を対処し尽くして、相手のミニオンを奪い尽くせばいい。
そういうねっとりとしたコンセプトのデッキです。
プレイングの基本
序盤は相手の出方を見て動きます。ゆっくりな展開ならこちらからミニオンは出さず、顔ヒロパ、Thoughtstealなどで問題ないです。
相手がアグロでやばさを感じた場合は、出し惜しみせず展開しましょう。
後はとにかく最大のアドバンテージを取れる方法で盤面を取っていきます。可能であればねっとり全処理です。
その上で念頭に置くべきトリックとしてはざっと以下の通り。
・断末魔(Deathrattle) 持ちやスペルトリガー持ちに対するShadow Madness
・Shrinkmeister + Cabal Shadow Priest (パワー3~4の奪取)
・Shrinkmeister + Shadow Madness (パワー4~5の一時的奪取)
・Shadow Madness でスペルダメージ持ちを奪取してのHoly Nova 、Lightbomb
・突撃(Charge) 持ち(あるいは付与された)ミニオンに対してのコントロール奪取後の速攻
マナさえあれば割とやりたい放題できるので、とにかくタフネス5以上を盤面に維持し安定化させるのが大事です。
安定化すれば、あとは最小限の動きで温存できるものは可能な限り温存し、ヒロパをふんだんに駆使してジリジリ戦います。
その際には相手ヒーローが持つ代表的な除去、火力が上手く機能しないように気を遣いましょう。
デッキリストを見て分かるとおりDivine Spiritが入っているのがポイントです。
Taunt持ちのSen'jin Shieldmasta、Sludge Belcher、Sunwalkerに使って時間稼ぎ&相手のリソース(特に対策を入れてない武器)を浪費させる役割です。
そそり立つタフネス10の壁となったミニオンは、当然Execute等の優秀な確定除去やSilenceの的になります。
この辺は相手の除去の枚数をちゃんと数え、より価値の低いミニオンを使って誘う動きをしたりといった所が、駆け引きのポイントになってくるでしょう。
余裕があれば一枚差しのPower Word Shieldと併用して相手の心を折りにいくのも良いですが、基本リスクは分散させましょう。
デッキからドローするカードがPower Word Shieldしか無いのもポイントです。
Deathlordで相手のミニオンが一体飛び出ると考えると、相手が一切ドローソースを持たなかったとしてトントンです。
相手がミル系でなく、どちらかのデッキ切れまで長引いた場合、ほぼ間違いなく相手がファティーグ(Fatigue) に突入していることでしょう。
ドローできない分、良い交換ができないとジリ貧になりますが、そこはThoughtstealと個々のカードパワーと根性で乗り切ります。
マリガン基準
当然ですが6マナ以上は基本的にマリガンします。(ウォーロックやウォリアー相手にはLightbombキープもありかもしれません)
Shadow Word Pain、Shrinkmeister、Shadow Madness、Sen'jin Shieldmasta、Deathlord辺りを優先的にキープします。
特にShadow Word Painは2枚でもキープしてよいでしょう。他は2枚はさすがに要らないと思います。
ただし、ドルイドに対してはShadow Word Painは初手に不要な可能性が高いです。
アグロが多そうなヒーローや、横に展開してくるのが目に見えているヒーロー相手の場合、Holy Novaは優先的にキープ。
序盤の展開が遅いヒーロー相手の場合、3ターン目何もしないのは嫌なのでThoughtstealはキープ。
メイジやシャーマン、パラディン相手にはMind Control Techが刺さりやすいので優先的にキープしても良いかもしれません。
入りそうで入らなかったカード
Recombobulator
Shadow MadnessとのコンボやCabal Shadow Priest等に使用して回復+パワーアップが期待できる、良いミニオンだと思います。
Shrinkmeister Cabal Shadow Priestの四枚体制と除去のガン積み、そしてデッキコンセプトの重要な部分であるDivine Spirit二枚を崩したくないので入らなかった形です。
Mind Vision
Thoughtsteal同様、相手を不快にできますが、しょうもないカードを1マナ払って引かされる可能性がそれなりにあるので入らなかった形です。
Velen's Chosen
強力なバフですが、ありがちなので入らなかった形です。
Divine Spiritであれば「面倒だけど突破するか」と思ってもらえる可能性があるのに対し、これはどうせスペダメ+などを生かす前にサイレンスや確定除去を貰います。
そうなった時の精神的ダメージはDivine Spiritより1マナ分大きいです。(実際こちらより2アクションとりやすいことが役に立つ場面もあります)
Youthful Brewmaster
Shadow MadnessとのコンボやCabal Shadow PriestやShrinkmeisterの再利用、Taunt持ちの回復、奪ったミニオンのBattlecry再利用。
うまぶれる要素が盛り沢山ですがRecombobulator同様コンセプト的に枠が無いのと、Tauntの横に一体展開したい場合でのテンポロスなどを考慮して入らなかった形です。
Big Game Hunter
フィニッシャー級をタダで叩き潰して4/2が出ます。しかし、Shadow Word Deathがあるプリーストでは採用されることは少ないです。
だからこそ入れてやれとも思いますが、結局そういう風潮に流されて入らなかった形です。
Vol'jin
デッキコンセプトからするとやや攻撃的過ぎるのと素出しができないことが気になります。というか持っていないので入らなかった形です。
Holy Fire
こういう後手後手で対処するデッキの場合、下手なTaunt持ちミニオンよりよっぽど頼りになります。中速相手に特に刺さります。
ただ、何となく枠が無いので入らなかった形です。
スクリーンショット
VS(多分)トークンドルイド
ハーベストゴーレム1体目をShadow Madnessで奪われ(Sen'jin Shieldmastaと合わせてAzure Drakeと相打ち)、2体目をCabal Shadow Priestに奪われコンシードした相手との再戦!
最後に
ファンデッキということでかなりネタっぽく書きましたが、ドローソースがほぼ無いのとDivine Spiritが怪しい程度なので回してみると想像以上に強いです。
コンボ系や息切れ知らずのデッキが総じて辛いですが、意外と何とかなったりします。
ブン回られるとあれですが、メック系や割と無難に組まれたパラディンには結構勝てる印象です。
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