自作デッキ投稿/カラザンなし低予算シークレットメイジ
低予算シークレットメイジは、少ない魔素で作成できるメイジのアグロデッキである。
レシピ
# 2x (1) カバールの下っ端
# 2x (1) マナ・ワーム
# 2x (2) フロストボルト
# 2x (2) 酸性沼ウーズ
# 2x (2) 魔法使いの弟子
# 2x (2) 魔法学者
# 2x (3) キリン・トアのメイジ
# 2x (3) 呪文相殺
# 2x (3) 鏡の住民
# 2x (3) 魔力なる知性
# 2x (4) ウォーター・エレメンタル
# 2x (4) センジン・シールドマスタ
# 2x (4) ファイアーボール
# 2x (6) カバールのクリスタルの運び屋
# 2x (7) 炎の大地のポータル
デッキ概要
メイジ固有の秘策カードと強いシナジーがあるミニオンを投入し、ボードをコントロールしていくデッキです。
メイジの秘策カードは強い効果を持ちますが、それ故に警戒されやすく恩恵はあまり受けられません。
しかしその場合テンポを崩したり、様子を伺うなど本来理想とする動きではない行動を取らざる得ません。
警戒している間にこちらはミニオンを展開し、終始盤面を取りながら勝利を目指していきましょう。
相性
秘策カードは相手のカードが重ければ重いほど恩恵があるため強弱がよりはっきりと出やすいです。
つまり中盤までカード1枚しか展開しないミッドレンジには相性が良いと思われます。
逆に秘策の恩恵が薄いアグロや通すと建て直しが厳しいAoEを駆使するコントロールには苦戦を強いられるでしょう。
戦略
基本的にはミニオンをマナカーブ通りに出していき除去カードなどで盤面を取りましょう。
4マナ以下で使えるカードが大半なので手札が事故らなければ中盤まで展開には困らないと思います。
中盤から秘策とミニオンを展開していくことで盤面を磐石に出来れば勝利は目前です。
《キリン・トアのメイジ/Kirin Tor Mage 》や《カバールの下っ端/Kabal Lackey
》で秘策をただ出し出来れば圧倒的なテンポを得ることが出来ます。
アグロ
秘策があまり効果的でないためミニオンの展開を優先し、盤面を不利にならないようにしたい。
対テンポ、ミッドレンジ
秘策を効果的に使うならばより序盤の盤面取りが必要になる。
相性的には有利なためテンポよく展開出来ればそこまで苦戦はしないだろう。
対コントロール
盤面は取りやすいものの、体力が低いミニオンが多いためAoEには脆い点には注意。
秘策を貼るタイミングには気をつけたい。
OTK
秘策によりコンボを妨害出来る可能性があるものの実際に有効なことは稀だろう。
盤面を取り続けてなるべくコンボカードを吐かせたい。
全カード解説
《カバールの下っ端/Kabal Lackey 》
秘策カードをただで出させてくれるミニオンその1。1ターン目からいきなり貼れば序盤に展開するミニオンへの保険や盤面取りに大きく貢献する。
後手1ターン目の《マナ・ワーム/Mana Wyrm 》→コイン→《カバールの下っ端/Kabal Lackey
》→秘策セットによるぶん周りはやみつきに。
ただしメイジの秘策は中~後半戦に力を発揮するため恩恵が薄いと思うなれば無理に張らなくても良い。
→アップグレード候補《おしゃべりな本/Babbling Book 》
《マナ・ワーム/Mana Wyrm 》
メイジの優秀な1マナミニオン。秘策も呪文扱いなのできちんと攻撃力が上がる。
このデッキには低コストの呪文が入っていないためテンポメイジほど膨れ上がらないが相手に除去を向かせる避雷針的な役割を持てれば十分か。
《フロストボルト/Frostbolt 》
メイジを使うならばこのカードを入れなければメイジを使う意味がないと言われるくらいには強い。
それが基本カードならば使わない選択肢はないだろう。
《酸性沼ウーズ/Acidic Swamp Ooze 》
トーナメントレベルの基本カード。ウォリアー、ハンター、シャーマン、ローグなど武器を使うヒーローへの対策となる。
→アップグレード候補《メディヴの従者/Medivh's Valet 》
《魔法使いの弟子/Sorcerer's Apprentice 》
呪文コストを下げてくれるメイジ代表ミニオン。秘策も呪文扱いなので恩恵はある。
《マナ・ワーム/Mana Wyrm 》同様テンポメイジほど効果は生かせないが強い効果持ちなのは間違いない。
《魔法学者/Arcanologist 》
秘策をサーチしながらもスタッツは2/3と優秀な新たなメイジの優良コモンミニオン。
欲しい秘策が引けるとは限らないが、それを踏まえてもメリットの塊しかない。
サーチした秘策は次のターン《キリン・トアのメイジ/Kirin Tor Mage 》で一緒に出すがこのデッキの鉄板行動。
《キリン・トアのメイジ/Kirin Tor Mage 》
秘策カードをただで出させてくれるミニオンその2。デッキのキーカード。
3マナというのは相手も動き出す頃なので秘策によるアドバンテージも稼ぎやすくなり、ただ出しの秘策なら尚更有効である。
警戒して低コストで発動したとしても相手はテンポを崩し、こちらはそこまで痛手ではないため有利な盤面を維持しやすい。
スタッツはコスト相応だが体力3なので除去に対しては不安だが効果が強いので贅沢は言ってはいけない。
《鏡の住民/Mirror Entity 》
秘策その1。相手の展開したミニオンのコピーをこちらの場に出す。
強力なミニオンを奪えずとも相手の展開を遅らせることが出来れば問題なく、最悪相打ちに持っていけばほとんど五分状態で維持出来る。
《呪文相殺/Counterspell 》
秘策その2。相手の呪文を無効化にする。
メイジの秘策は直接盤面に影響しないことが多いため有利な状況下で使用することが大切です。
《魔力なる知性/Arcane Intellect 》
貴重なドローカード。秘策を含めて手札の消耗が激しいので使う機会が意外と多い。
使えるカードが他になくなったら補充しましょう。
《ウォーター・エレメンタル/Water Elemental 》
武器持ちヒーローにとっては恐怖のミニオン。体力が高く凍結効果がいやらしい。
《センジン・シールドマスタ/Sen'jin Shieldmasta 》
ベーシックの中では優秀な挑発持ち。体力が低いミニオンが多いためそれを守る意味合いが強い。
自由枠ではあるため低コストの呪文が欲しいならば入れ替える余地はある。
その場合は《ミラーイメージ/Mirror Image 》や魔力の矢/Arcane Missiles
がオススメ。
《ファイアーボール/Fireball 》
6点ダメージというシンプルながら優秀な呪文。
なるべく温存し、厄介なミニオンやフィニッシュのために残しておきたい。
《カバールのクリスタルの運び屋/Kabal Crystal Runner 》
秘策を使うほど出すためのマナが減るミニオン。秘策を貼れないことはほぼないため実質4マナ以下として考えて差し支えない。
3ターン目に秘策を貼れれば4ターン目に出せるのは勿論だが、5ターン目に別の秘策があれば張ることで2マナになるため一緒に出すことが出来る。
《炎の大地のポータル/Firelands Portal 》
このデッキの切り札。このデッキは長期戦になると不利になるのでこのカードを撃つ頃にはフェイスを詰めたいところ。
基本マリガン
- 《カバールの下っ端/Kabal Lackey
》 《マナ・ワーム/Mana Wyrm
》 《フロストボルト/Frostbolt
》 《酸性沼ウーズ/Acidic Swamp Ooze
》 《魔法使いの弟子/Sorcerer's Apprentice
》《魔法学者/Arcanologist
》
序盤から展開したいため低コストミニオン、除去スペルの確保はしたい。枚数が多いのでどれかは手札にくるはず。
《カバールの下っ端/Kabal Lackey》と秘策のセットは他に低コストミニオンがいればアリだが優先的にキープするほどではない。
- 《キリン・トアのメイジ/Kirin Tor Mage
》
《魔法学者/Arcanologist》があれば両方キープ。
本格デッキへの改良候補
- 《始原の秘紋/Primordial Glyph
》
2マナ減らした上で好きなスペルを選べるとんでもないカード。
運要素は強いものの相手デッキや状況に応じたカードを引っ張ってこれる。
早いターンから使って《フロストボルト/Frostbolt》を選んで便利な0マナ除去としてもいいし、温存してピンチでAoEを選んでマナコスト通り払って使えば良い。
どんなメイジデッキにとってほぼ必須カードなので別のパターンを試したい場合でも重要度は高い。
- 《スペルベンダー/Spellbender
》
単体除去や強力なバフに対する秘策。発動条件が限定的なので意表はつきやすい。
この低予算デッキに入れるなら使用する秘策のバランスを考えると《呪文相殺/Counterspell》1枚と交換がベター。
《鏡の住民/Mirror Entity》と交換して対スペルに特化するのも楽しそうだが、盤面取りに対してやや手薄になりやすい。
2枚投入するならば軽いミニオンを抜かしてミッドレンジ寄りに調整したほうがこの効果を生かしやすいだろう。
- 《アイスブロック/Ice Block
》
ヒーローへのバーストを防ぐことが出来る秘策。終盤まで役に立たないが貼れば他の秘策同様牽制にはなる。
《スペルベンダー/Spellbender》と思わせれば儲けもの。
《メディヴの従者/Medivh's Valet》の効果発動にも貢献してくれる。
意外にもアグロデッキとの相性が良く、1ターン耐えられれば使用出来るマナは回復し1ドローによりダメージスペルを引いてリーサルも狙えることも。
ただしこの秘策自体と《キリン・トアのメイジ/Kirin Tor Mage》とはそこまで相性が良いとは言えないため独自の構築をしたほうがいいかもしれない。
- 《イセリアルの魔術師/Ethereal Arcanist
》
秘策を貼った状態で居座れば半永久的に強化される中型ミニオン。
秘策がある状態で出せば最低でも4マナの《カバールのクリスタルの運び屋/Kabal Crystal Runner》と同等にはなれる。
発動条件が緩い《呪文相殺/Counterspell》や《鏡の住民/Mirror Entity
》ではなく、ほぼ残り続ける《アイスブロック/Ice Block
》や強力な単体除去対策にもなる《スペルベンダー/Spellbender
》と組ませたほうがいいだろう。
噛み合せが悪いとマナ効率の悪いミニオンにしかならないため扱いが難しいが、長く場に残せれば強力なフィニッシャーになる。
- 《希望の終焉ヨグ=サロン/Yogg-Saron, Hope's End
》
呪文を多く使うデッキには採用されやすい逆転用カード。秘策も呪文なので出したい頃にはそれなりに回数も稼いでいる。
シークレットメイジ自体長期戦には向かないため、終盤このカード一枚で逆転出来る可能性が生まれるだけでも採用候補になりえる。
基本的にヨグ様を出したい10ターン以降盤面はほとんど不利になっているため10マナ溜まってしまったらとりあえず出すのもいいかもしれない。
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