初心者が最短でレジェンドになる方法 その3
この記事は、ハースストーンひとくち新聞に2016年1月19日に掲載された攻略情報です。
今回はカンニングペーパー
FROM: ねーね
おはようございます。ねーねです。
「初心者のままレジェンドになる方法」について、
前回は、
1. 初心者がどうやって上級者と同じプレイをするか?
2. たくさんゲームをプレイするよりももっと効率良く強くなるにはどうすればいいか?
ということをお話ししました。
今回は、
「カードゲーム初心者の私が、勝率を上げるために、実際のプレイ中にどんなことに気をつけていたか」
をお話しします。
初心者が弱い行動を取る理由
初心者がなぜミスプレイをしたり、大逆転をされてしまうか?
その原因は、相手の行動が読めないことにあります。
まず、私を含め初心者は、全てのカードを覚えていないと思います。そのため、相手が次のターン何をしてくるのか分かりません。それが致命的なミスプレイとなって負けるといったことも珍しくないでしょう。
しかし上級者は相手の使うカードをある程度予測しています。
完璧に分かりはしないものの、ある程度絞り込んで、「コレかコレが来る可能性があるな」と警戒できます。
だから相手の狙いを外せるし、強い行動をされてもそれにカウンターできます。
相手が次のターンに何をしてくるかが分かる上級者と、それが分からない初心者で「同じ場面で、同じ選択を取る」ことが難しい理由はここにあります。このままでは同じデッキを使っても勝率は上がりません。
しかし、上級者でなくても相手の使うカードを見抜く方法があります。
それは「カンニング」をすることです。
「カンニング」で知識差が埋まる
私は前回「私はkuroebiさんの動画を見ながら、自分ならこうプレイする、ということを常に考えていた」とお話ししました。
しかし見始めた当初は私の考えとkuroebiさんの行動が一致することはほとんどありませんでした。当然ですね、私とkuroebiさんとでは知識量に雲泥の差があるのですから・・・。
しかし動画を見続けているうちにある事に気付きました。
何度も何度も目にするカードがあるのです。
つまりそれは、
・どんな相手でも絶対に使ってくる様な「必須カード」
・一発で状況を逆転させる様な「要注意カード」
といったものでした。
このようなカードが、いくつか存在していたのです。
その事実に気づいた時、私はニヤリと悪い笑みを浮かべました。
つまりこれで、全てのカードを覚える必要はなくなったのです。
なぜなら、その「よく使われるカード」だけを覚えればいいからです。
そこで私は↓の様なエクセル表を全ヒーロー分作製しました。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Lvoz1Wlc0xaI0Hv_BDY1viE79oyt-v28AMLo0-3tkM4/edit?usp=sharing
対戦が始まったら、そのヒーローのページを開きます。
パラディンが出てきたら、パラディンのページを開いて、これを見ながら戦います。
つまり、これを見れば、
・相手が何をよく使ってくるのか
・何のカードに気をつけなければならないのか
・次のターン相手は何をしてくる可能性があるのか
という、ことがわかるのです。
私はこのエクセルを印刷して手に持っておき、常に見ながら、対戦相手が次に何をしてくる可能性が高いかを考えながら対戦していました。
言うならば上級者との知識差を埋めるために「カンニングペーパー」を作ったということです。
私のカンニングペーパー
実際に私が作製・使用したエクセルデータを下記URLにアップしておきました。
もし使いたいという人がいるならばご自由に使用して下さい。
(2017-05-20追記:このデータをご自分で編集したい場合は、Googleスプレッドのメニューから「ファイル」→「コピーの作成」で自分のドライブにコピーして行って下さい。もし良いのが出来たらぜひコメントなどでシェアしてほしいです^^)
Google ドライブ
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Lvoz1Wlc0xaI0Hv_BDY1viE79oyt-v28AMLo0-3tkM4/edit?usp=sharing
※本データは私が2015年11月に作製したものです。最新のデータとは異なっている可能性があります。また今の私から見ても「何でこのカードを載せてるのか」「逆に何でこのカードを載せてないのか」といった様な粗さが散見されますが、そこは各々で適宜修正して使用して頂ければと思います。
アグロデッキを使う際のワンポイントアドバイス
ここで私が経験から学んだことを、みなさんにシェアしたいと思います。
まず、アグロ系のデッキを使っていて注意しなければいけない事は、自分の手札の枚数と相手のライフを常に意識しておく事です。
相手のライフがまだ25点もあるのに自分の手札が残り1枚とかではもう勝ち目が無いです。
「自分の手札が少ない=相手のライフも少ない」
いかにそういう状態に持っていくかが、アグロデッキを使う上でのポイントと考えております。
逆に「相手の手札が少ないのに自分の体力が多い」という状況はかなり良いので、自分から焦って無理なプレイをする必要は無いということがわかります。
注意すること、注意しすぎないこと
さて、今までお話ししたことを含めて、私が実際にどの様に対戦していたかをお話しします。
私は前述したとおり、エクセル表を作って次に相手が何をしてくるか考えながらやってました。
特にAoE(*1)を使われると一発で形勢逆転されかねないので、最も相手のAoEを警戒してました。
先ほど私は「相手の手札が少ないのに自分の体力が多いい」という状況はかなり良いので、自分から焦って無理なプレイをする必要は無い、と申し上げたと思います。
例えば相手がウォーリアーで、相手の手札が一枚、ボードコントロールはこちらが圧倒的に有利な状況があったとします。この時は形勢はこちらが明らかに有利ですので無理にミニオンを並べる必要は全くないです。
相手の手札が《乱闘/Brawl》だったら最悪です、形勢が一気にひっくり返りかねません。この場合は、どっしりゆっくり構えて対戦することで、勝率が良くなります。
しかし逆に「もうこちらが盤面もとれず圧倒的に不利」となってしまった場合はどうでしょうか。
これはAoEなんて警戒してる場合なんかではないです。AoEなんか警戒せず全力で相手を倒す可能性が1%でも高まる行動を取る必要があります。
その結果、相手がAoEを持ってなければひょっとしたら勝てるかもしれません。相手がAoEを持っていて案の定負けてしまった場合でも、何もせずに負けるより百倍良いです。
「相手が何をしてくるか」を常に考えることは重要ですが、時と場合によっては「自分にとって最も都合の良いプレイ」をしなければならない状況があるということです。
「警戒したら勝てなくなる場面」で警戒してしまう──つまり、もう盤面が取れないことが分かっている場面で警戒してしまうと、勝てる試合も逃すことになってしまいます。
盤面が取れないなら、1ターン長生きすることより、1%でも勝つ確率を残すプレイをする。
それが勝率を上げるコツなのかな、と感じました。
*1 AoE
:全体攻撃のこと。Area of Effectの略。
次回は応用篇
今回私がお話した「初心者のままレジェンドになる方法」内容をまとめると、
1. 全てのカードを覚える必要はない。要注意カードを覚え、相手の行動を予測・警戒する
2. 自分の手札の枚数と相手のライフを常に意識しておく
3. 状況によっては予測・警戒を捨て、自分に都合の良いプレイをする
となります。
次回は応用篇と題して、
・ランクマッチに望む際の注意点
・相手の手札の推理のしかた
・勝率に関する私の考え
をお話ししたいと思います。
それでは。
──ねーね
Twitter:@ne_ne_root17
(お知らせ) 編集者募集中
この記事はハースストーンひとくち新聞に過去に掲載された記事のバックナンバーです。
当wikiではバックナンバー記事の公開をお手伝いしてくださる方を募集しています。もし手伝ってくださる方がいらっしゃいましたら私のTwitterアカウント@IM_iDragon へリツイートもしくはダイレクトメールを下さい。
よろしくお願いしますm(_ _)m
コメント