Anti Aggro Priest
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Anti Aggro Priest(アンチアグロ・プリースト)はプリーストのミッドレンジデッキ。
レシピ例
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- 左:ベーシック
- 中:安価なバージョン。(《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》
を抜いてThougtstealを追加)
- 右:スペルにより対アグロを強化。(《デスロード/Deathlord》
、Cabal Shadow Priest?
を抜いてHoly Smite、Silenceを追加=《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
の火種)
デッキ概要
対アグロに特化したプリースト。プリーストの弱点であった序盤の展開力を《墓掘り人/Undertaker》 、《エサゾンビ/Zombie Chow》
、《闇の教団の使徒/Dark Cultist》
、《デスロード/Deathlord》
などで克服した。ハンターやウォーロックはもちろん、大型ミニオンを投入した一般的なプリーストコントロールとのミラーマッチにも強い。
また、初速の爆発力があるためプリーストの苦手とするハンドロックにもある程度は戦えるようになった。
弱点はミラクルローグ?。
長所
- 安価。レジェンダリーは《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》
のみ。
- 対処の難しいハンターやウォーロックのアグロに互角以上の戦いができる。
- 展開が早い。展開の遅いコントロール相手にはボードで優勢が取れ、有利に展開できる。
- コントロールなのでカードゲームの楽しさを満喫できる。
短所
- 《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
などの取り扱いが難しい。
- ランク5から上位になると弱点デッキとよく当たる。
弱点
戦略
序盤から高性能な小型ミニオンを並べ、ボードの優位を得る。中盤は2:1、3:1カード(後述)でアドバンテージを稼ぐ。後半は敵の切り札を奪うカードで強力なミニオンを味方につけ、一気にけりをつける。序盤に大きく体力を減らされても、ヒーローパワーや《ホーリーノヴァ/Holy Nova》 、《聖なる炎/Holy Fire》
で回復できるのでボードアドバンテージを重視すればいい。
展開
【序盤】高性能な小型ミニオンに《真言・盾/Power Word Shield》 を付けることで小型ミニオンを除去しつつ生き残らせる。高性能な小型ミニオンをヒーローパワーで回復させることで再利用=ハンドアドバンテージを稼ぐ。
【中盤】アドバンテージを高める。《ノースシャイアの聖職者/Northshire Cleric》 でハンドアドバンテージを、ボード制圧力の強い《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
や強力な挑発(Taunt)で小型ミニオンを潰していきボードアドバンテージを。敵の猛攻が厳しければ《ホーリーノヴァ/Holy Nova》
や、最後の手段の《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
+《回復の輪/Circle of Healing》
の全体4点ダメージでボードを洗って終盤まで凌ぐ。
【終盤】《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》 や《精神支配/Mind Control》
で敵の切り札を奪って圧倒的優位を得る。
なぜ《デスロード/Deathlord》が?
《デスロード/Deathlord》 は破壊されると敵のデッキから敵の場に1枚ミニオンを召喚してしまうという強烈なディスアドバンテージを持っている。そのため、大型のミニオンがたくさん入ったランプドルイドやハンドロック、相手にプレイするには非常に危険なミニオンである。また、除去の豊富なコントロールとも相性が悪い。
しかし、これが対アグロとなると最終兵器に変わる。相手は小型ミニオンばかりなのでデメリットは気にならない。そして、自身は2/8挑発(Taunt)と小型ミニオンとの殴り合いに滅法強い。プリーストなら彼のタフネスを回復してずっと使うことができるので、アグロ側からするとこれほど邪魔なミニオンはいないということになる。
高性能な小型ミニオン
- 《墓掘り人/Undertaker》
:断末魔(Deathrattle)は10体。中盤には出したターンにイエティ(4/5)になることも。
- 《エサゾンビ/Zombie Chow》
:序盤には頼もしく、後半には5点のダメージ源に。
- 《闇の教団の使徒/Dark Cultist》
:3マナ最強ミニオン。3/2と殴りあっても一方的に勝てる。
- 《デスロード/Deathlord》
:対アグロ最強ミニオン。
アドバンテージの取り方(2:1カード)
カード1枚で2体のミニオンを倒す働きをするカードのことを2:1カードと言うことがある。また、ミニオンを出しながら敵のミニオンを倒すカードも2:1である。2:1カードは状況を選ぶがとても強力だ。このデッキには2:1カードが多く含まれているので、それを解説する。
- 《影の狂気/Shadow Madness》
は敵を2体減らすことのできるスペル。(2:1)
- Cabal Shadow Priest?
は、敵を減らし、味方を増やし、さらに4/5のミニオンを召喚する。(3:1)
- 《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
は味方だけが生き残るように調節しながら敵を減らす。(n:1)
- 《ホーリーノヴァ/Holy Nova》
は数体の敵を減らし、味方を回復する。(n:1)
- 《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
はボード全体を洗い流し自分は生き残る。(n:n)
- 《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》
:自身も強力なミニオンでありながら、能力は《精神支配/Mind Control》
。(3:1/敵が全滅していれば1:1)
- 《精神支配/Mind Control》
:好きな対戦相手のミニオンを1体奪う。究極の2:1カード。(2:1)
中核カード
- 《墓掘り人/Undertaker》
:イエティサイズ(4/5)にまで膨れ上がることも稀ではない危険なミニオン。大きく育ったら回復して何度もミニオンを潰してもらおう。2:1どころか3:1以上の交換を望める驚異的なポテンシャルを秘めた1マナミニオン。
- 《ノースシャイアの聖職者/Northshire Cleric》
:大量のドローが期待できるハンドアドバンテージの塊。
- 《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
:扱いが難しいが、上手く使えば2:1どころではなく圧倒的なアドバンテージを得られる。まず《真言・盾/Power Word Shield》
でタフネスを強化しながら全体を焼くのが基本的な動き。できなければヒーローパワーで回復してあげよう。《影の狂気/Shadow Madness》
や《精神支配/Mind Control》
の誤爆に注意。
- 《影の狂気/Shadow Madness》
:そのまま使っても強いが、敵が《ヘドロゲッパー/Sludge Belcher》
を出してきたら大チャンス。まずベルチャーを味方のミニオンで殴り、手頃な体力になるまで減らす。その後で《影の狂気/Shadow Madness》
をベルチャーに使用し、敵のミニオンと相打ちにさせる。すると、こちらにスライムが残る。このスライムはずっとあなたの味方になる。つまり3:1だ。
- Cabal Shadow Priest?
:敵の《刈入れゴーレム/Harvest Golem》
や《苦痛の侍祭/Acolyte of Pain》
などを奪って味方に。劣勢を優勢に、優勢を圧倒的優勢に変える3:1カード。ただのイエティ(4/5)として出しても強い。
- 《シルヴァナス・ウィンドランナー/Sylvanas Windrunner》
:沈黙(Silence)の的であるシルバナスは、出したターンに《密言・死/Shadow Word Death》
をかけて、敵を奪うのが基本。ただ、5/5ミニオンとして使いたい時もある(《ヘドロゲッパー/Sludge Belcher》
を潰したい時など)が、その場合は能力を封じられるのを覚悟して使う。相手がプリーストなら、これを《精神支配/Mind Control》
で奪うのが最高にパワフルな行動だ。自分がやられないようにしよう。
- 《精神支配/Mind Control》
:相手の中核ミニオンを頂戴する。超大型ミニオンならなんでもいいが、プリースト同士のミラーマッチでは《イセラ/Ysera》
を奪うのが基本(《密言・死/Shadow Word Death》
で死なない)。また、敵が《大物ハンター/Big Game Hunter》
を持っていても《イセラ/Ysera》
なら安全だ。Warlock相手なら《ドゥームガード/Doomguard》
、ハンターなら《サバンナ・ハイメイン/Savannah Highmane》
など。相手のデッキの中身を予測できることが大事。
シナジー
《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
- 《回復の輪/Circle of Healing》
:基本コンボ。4マナ全体4ダメージ。味方にも被害があるので注意。
- 《エサゾンビ/Zombie Chow》
:5点ダメージ。中盤のプレイでは手札から出してすぐ《回復の輪/Circle of Healing》
のコンボで潰すのが基本の動きになる。その際、《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
も死んでしまうと、本来の効果に戻ってしまうので相手を回復してしまう。注意。
- ヒーローパワー:2点ダメージ。
《ノースシャイアの聖職者/Northshire Cleric》
- 《回復の輪/Circle of Healing》
:敵味方の傷ついたミニオンの数だけカードを引く。大量ドローできるように調整してから行う。
- +《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
:全員に1ダメージなので、爆発後に《回復の輪/Circle of Healing》
を使えば大量ドローが期待できる。(その後また爆発するので注意)
- +《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
- 《ホーリーノヴァ/Holy Nova》
:傷ついた仲間の分だけドロー。ノヴァを打つ直前に《ノースシャイアの聖職者/Northshire Cleric》
を出す。
《野蛮な火霊術師/Wild Pyromancer?》
- 《真言・盾/Power Word Shield》
:基本の動き。パイロマンサーを延命しながら全体に1点。
- 《回復の輪/Circle of Healing》
:ややもったいないが、傷ついた敵がいない状態での最初の爆発に使える。
- 《ホーリーノヴァ/Holy Nova》
:敵全体に3点ダメージ。(自軍にも1点ダメージ)
- その他のスペル:全て起爆剤になるので注意。特に《影の狂気/Shadow Madness》
などは誤爆しやすい。
- ☆各種断末魔(Deathrattle):全部で10枚。手元に《墓掘り人/Undertaker》
が1枚来て残りをマリガンした時、2ターン目までに3マナ以下のデスラトルミニオンを1枚引ける確率は先攻ならば83%、後攻ならば91%。2枚引ける確率は先攻ならば43%、後攻ならば62%となる。
マリガン基準
理想的な初手
- 《墓掘り人/Undertaker》
+2マナ以下の断末魔(Deathrattle)。
- 《エサゾンビ/Zombie Chow》
- 1マナミニオン+《真言・盾/Power Word Shield》
その他キープするカード
- コスト2以下のミニオンをキープ。
- コスト2以下のミニオンがいればアグロ相手には《デスロード/Deathlord》
もキープ。
- コスト2以下のミニオンがいれば《真言・盾/Power Word Shield》
もキープ。
- 例外的に、《回復の輪/Circle of Healing》
と《オウケナイのソウルプリースト/Auchenai Soulpriest》
のコンボが完成している場合、効果がありそうなマッチアップであればそれをキープする。
- コスト2以下のミニオンがいればアグロ相手には《デスロード/Deathlord》
- それ以外は全て交換。
デッキ相性
- 有利(6:4):アグロハンター、ウォーロックズー、アグロメイジ、コントロールプリースト、ミルローグ
- 五分(5:5):コントロールウォリアー、ミッドレンジシャーマン
- 不利(4:6):ランプドルイド、フリーズメイジ、ハンドロック
- 苦手(3:7):ミラクルローグ?
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「尽きぬ力は素晴らしい。尽きぬ理解はまして得がたい」
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