【第4回】亡者のひとだまを偲ぶ
ちょもすと申します。間が空いてしまいましたが第4回目です。
一部カードのバランス調整
「一体いつこの巨乳は弱体化されるのか」という声を聴き続けて久しい今日この頃ですが、どうやら一部カードに調整が入る模様です。
何はともあれ内訳を見てみることにしましょう。
マジックフライ
変更前 |
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コスト1 攻撃力1/体力1 効果:死亡時 自分のデッキから特技カードを1枚引く |
変更後 |
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コスト2 攻撃力1/体力1 効果:死亡時 自分のデッキから特技カードを1枚引く |
ゼシカの特徴は特技を使って相手の顔面にパンチするスタイルなので、特技カードをサラっと持ってくるこのカードは実に自然なカードでした。
ですが、あまりに自然すぎましたね。1/1で死んでも手札が減らないその性質は、序盤のはぐれメタルから2/2や3/2のユニットを守るのに最適です。
デッキの特技カードをメラミとメラゾーマに絞れば終盤にとどめの一撃の予告ホームランもでき、いつ引いても嬉しい1コストというよくわからないカードでした。
これが2コストになると、終盤の詰め性能の高さは残りつつも、序盤の壁としての機能は著しく下がることになります。
メラゴーストで倒されると1コスト分損した状態で1/1が残ってしまいますし、ジャガーメイジで破壊されたら目も当てられません。
何よりテンションを溜めながら戦いづらくなるので、ゼシカの序盤戦は少し安定度が下がりそうです。
ドラゴンクエストライバルズははぐれメタルに環境を支配されているので、雑に対抗できる1/1/1が強いんですよ。いや本当に。これからはゼシカもいくらかはぐれメタルに苦しむことになりそうです。
亡者のひとだま
変更前 |
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コスト4 攻撃力5/体力4 効果:このユニットは効果の対象にならない |
変更後 |
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コスト4 攻撃力4/体力4 効果:このユニットは効果の対象にならない |
一体何者が死んだらこんな強力なひとだまが産まれるんでしょうか。伝説の勇者クラスが死んでもここまでのひとだまは中々できないと思うのですが、そんな話も過去の話になりそうです。
このカードの強さについて僕から今一度説明する必要はないでしょう。効果の対象に選べないというのは、“更地で出せばだいたい倒せない”のと一緒です。
倒せないカードが5/4という4コストの最高スペックを持っていたんですから、強いに決まっています。意味不明のカードです。
5/4から4/4になることで一番大きく変わるポイントは、HP5のユニットが再評価されることです。
プリーストナイトやバリクナジャといった4/3/5のカードはひとだまの前に出すと「お前は何をしに来たんだ」という感じになりがちでしたが、ひとだまが4/4になることで一発で退場することがなくなります。
3コストのガチャコッコも追い風ですね。体力5を過信しすぎるとメラゾーマが飛んできますが、それにしたってHP5の生存率は大きく上がりそうです。りゅうき兵なんかはメタルボディも貫通できますし、大変魅力的なカードになりました。
また、単純に攻撃力5と4の差は大きいと僕は思っていて、攻撃力5は相手リーダーの体力を0にするのに5回で済みますが、攻撃力4は体力を0にするのに7回必要です。アグロデッキにおいてこの差は結構大きく出るとみているのですが、果たしてどうなるでしょうか。
“倒しづらさ”的な部分はまだまだ十分に残っているので、産廃カードとまではいかない良い調整な気がしています。
レッドアーチャー
変更前 |
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コスト5 攻撃力4/体力6 効果:召喚時 味方リーダーのHPが20以上の場合 このユニットは攻撃力+3とねらい撃ちを得る |
変更後 |
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コスト5 攻撃力3/体力6 効果:召喚時 味方リーダーのHPが20以上の場合 このユニットは攻撃力+2とねらい撃ちを得る |
5ターン目って、普通にやってたらHP20あるんですよね。
レッドアーチャーを警戒して相手のHPを20以下にできるかといえばそんなことはなく、先行5ターン目の無慈悲な7/6ねらいうちが勝負を決めるシーンは、もはやドラゴンクエストライバルズお馴染みのものになっていました。
単純にスタッツが大きく下がったことでゲームを決めきる力が弱くなりました。ねらいうちでにおうだちやウォールを無視して7点削れるのはただただ強力すぎたので、ただただ弱くなったという感じですね。
能力での上昇値だけでなく、素のスタッツが下がっているのにも注目したいところです。このカードの真の強さは封印との相性の良さにあり、
5ターン目に7/6を出す⇒相手のアンルシアビームをくらう⇒封印で4/6に戻す⇒相手のアンルシアを倒して4/1が残る
という動きがあまりにも強力でした。本来攻撃力5以上のアンチカードとして存在しているアンルシアなのに、アンルシアを出す側が損をすることもあるという極めてインチキな状態でした。
素のスタッツが下がることで、封印と組み合わせてもアンルシアが一方的にやられることはなくなりますから、これからはレッドアーチャーを見かけたら元気にアンルシアビームを放っても良いということになります。
一つ別軸の懸念があるとすれば、現在の環境の中盤戦の主力ユニットである亡者のひとだまと共に弱体化を受けているので、中盤戦で勝負を決定づけられることが少なくなり、環境が結構遅くなるのではないか、ということです。
具体的にはピサロです。あのイケメンだけ妖剣士オーレンという強力無比な中盤戦のカードを持っている状態になるので、ピサロ様が下々を蹂躙する未来が見えなくもありません。
あとがき
実際どうなるかは蓋を開けるまでわかりませんが、中盤戦は攻めるよりも守るほうが強くなった、というのが僕の印象です。
思ったよりもアグレッシブなデッキは苦戦すると思っています。勝ちたい人はピサロを使いましょう。きっと間違いありません。
それではまた。
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