【第3回】アグロゼシカを破壊する
ちょもすと申します。第三回目です。今回は皆さんをむちゃくちゃにしながら、あまたのレジェンドクラスを生み出している“あの巨乳”について書いてみようと思います。
アグロゼシカの強み
今の環境にはアグロゼシカとテンポゼシカという二つのデッキが存在しますが、中でも皆さんが怒っているのはアグロゼシカでしょう。圧倒的な速度、圧倒的な安さ、そして何より圧倒的な強さ。デジタルカードゲームにおいて流行る三要素を兼ね備えた神のデッキです。
その強さを支えているのはなんと言ってもテンションスキルの紅蓮の火球でしょう。序盤は盤面の制圧、終盤は直接火力という二つの使い道を持つことで、安定したゲーム展開を作りやすくなっています。
何より火力としての性能が素晴らしく、もはやメラゾーマやメラミと合わせて直接火力だけでも相手リーダーHPを0にしうる点がとかく強力です。メラミ×2=6、メラゾーマ×2=10、紅蓮の火球×3=9で全て合わせて25点なのは出来過ぎています。開発チームにゼシカが好きすぎる人間がいるのは確定的です。
アグロゼシカを破壊する
そんなアグロゼシカを倒すにはどうしたらいいんだろう、というのが今回のテーマです。
アグロゼシカと戦ううえでは、いくつかのポイントを踏まえて戦う必要があります。
守る
まず第一に必要なのは当たり前ですが守ることです。アグロゼシカの序盤はとにかく強力です。必死で耐えましょう。
序盤の強力さの裏返しとして、アグロゼシカにはカードを補充するカードはほとんどなく、終盤にいけばいくほどアグロゼシカ側が息切れしやすくなっています。
とにかく試合のターン数を伸ばすことで有利になることは覚えておきたいところで、序盤に若干不利な交換を強いられたとしても、それが試合の総ターン数を伸ばすことになるなら喜んでやるべきです。とにかく時間を稼ぎましょう。
そのために必要になるのはアグロゼシカが大量に展開してくる1コストに対して有利なカードと、延命するためのリーダーを回復するカードです。
1コストに対して有利なカードの例
ドロヌーバはステルスを持った2/3のため、ゼシカ側が1ターン目に展開するほとんどのカードを一方的に破壊することができ強力です。同様の理由でイエローシックルも〇。
2/3を置くだけでいいならナスビナーラでもいいのではないかと思われるかと思いますが、注意したいのはただの2/3だと相手の紅蓮の火球にあっさり破壊される点です。紅蓮の火球のみならず、銃刀法違反が著しいテリーの稲妻の加護にも破壊されるため、ドロヌーバ以外の2/3はあまりおすすめできません。現環境ではドロヌーバと2コスト1/4が正義です。
メラゴーストはモーモンやいたずらもぐらこそ取れないもののおばけキャンドルを1ターン目に咎めることのできるカードで、残ってしまったはぐれメタル対策にもなることから入れない理由はありません。アグロゼシカに勝ちたいなら積極的に採用したいカードです。
延命するためにリーダーを回復するカードの例
よくよく考えて気づいたのですが、対アグロゼシカ戦において3点回復するというのは、紅蓮の火球を溜めて発動するまでにかかる3ターンを無駄にできることと一緒です。カードを出すだけで相手の3ターンを無駄にできるなら回復しない理由はありません。対アグロゼシカだけ見るのなら、回復できるカードは可能な限り搭載したいところです。
守らない
お前は何を言っているんだと思われるかもしれませんが、対アグロゼシカにおいて中盤以降は守らないことも重要になります。
というのも、往々にして“守りきる”よりも“差し合いを制する”方が楽になることがあるからです。
何故そういうことが起きるのかと言えば、先述したゼシカ側の詰め性能の高さと、ゼシカ側の守備力の低さに起因します。
ゼシカの詰め性能の高さ
紅蓮の火球!メラゾーマ!メラミ!バアルゼブブ!……アグロゼシカ戦だけHPが10000になる課金アイテムを販売してくれたら喜んで買うんですけどね。
ゼシカの守備力の低さ
アグロゼシカはRPGで言えば攻撃力に全振りしたような極端なデッキであるため、守ろうと思うとかなり無理のある動きをする必要性があります。
はぐれメタルにメラゾーマを撃ったり、おばけキャンドルでウォールを作ったり、明確に弱い動きをしなければ自身を守ることができません。
これは逆に言えば、はぐれメタルにメラゾーマを撃たざるを得ない状況を作れば良いということです。
そしてその状況がどういう状況かといえば、ゼシカのHPが少ない状況です。攻撃は最大の防御とはよく言ったもので、ゼシカのHPを詰めることで逆に守れるようになる状況がままあります。ざっくりとした目安としては、攻撃力5以上の攻撃はできる限りゼシカのHPを削るために使いたいところです。
特にトルネコなどはあらくれ呼びがあるので、それがやりやすくなっています。一気にゼシカのHPを削れるカードをチラつかせながらHPを詰めることで、ゼシカ側が「あのユニットを倒さないとやべえ」と思わせるのが有効な戦術であることは覚えておきましょう。それに伴って、一気にHPを削れるカードをデッキに入れておくと有効です。
一気にHPを削れるカードの例
亡者のひとだまを対策する
もはやアグロゼシカ対策でもなんでもありませんが、それほどまでにこの亡者のひとだまというカードは強力です。何度でも言いますがこのカードは意味不明です。普通倒せません。
デッキの構築段階でかなり意識しておかないと平気でこのカードに10点15点を削られてゲームオーバーに陥るので、このカードを更地から対処できるカードや、後出しで有利な交換を狙えるカードは入れておきましょう。
更地から亡者のひとだまを倒せる例
・はぐれメタル+トルネコの攻撃力の道具カードorちからの指輪
・いかずちの杖
後出しで有利な交換を狙えるカードの例
……先攻でゼグロアシカが特急で動いてデッキの一番上のカードも完璧、みたいなパターンだと捌ききれないことがあるのも事実ですが、今回書いたことを意識すると、少しだけアグロゼシカ戦が楽になるかもしれません。
それではまた次回お会いしましょう。
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